


父 トウショウボーイ
母 シービークイン
生年月日 / 1980年4月7日
生産地 / 北海道浦河
生産者 / 千明牧場
性別 / 牡
毛色 / 黒鹿毛
調教師 / 松山康久 ( 美浦南 )
馬主 / ㈱丸沼温泉ホテル
競走成績 / 15戦8勝 2着3回 3着1回
受賞歴 / 1983年 優駿賞年度代表馬、最優秀4歳牡馬、
最優秀父内国産馬
1984年 / 優駿賞最優秀父内国産馬
1986年 / 顕彰馬に選出
ミスターシービーの主戦騎手だった吉永正人さんは、
「 気がつけば騎手の女房 」 の著者で作家の吉永みち子さんのご主人である。
当時、記者だったみち子さんが取材を通して寡黙で淡々と仕事をこなす吉永騎手に惹かれ、
それこそ、 「 気がつけば騎手の女房 」 というわけである。
まだ、作家になる前に 「 優駿 」 誌上の日本ダービー50周年企画で
募集されたエッセイコンテスト 「 優駿エッセイ賞 」 最優秀作は
只野文代の 「 私の競馬、二転、三転 」 が受賞した。
只野文代はペンネームであり、吉永正人の当時の妻の吉永みち子であった。
これは 『 気がつけば騎手の女房 』 のベースとなる作品であった。
ミスターシービーは、皐月賞・ダービー・菊花賞の三冠馬だったが、
計ったように勝つシンボリルドルフとは対象的に、
後方から豪快に伸びる爆発的な末脚で追い込んできたが、
寡黙な騎手の表情とは裏腹にシービーの豪快な走りにはいつも驚かされた。
それだけ個性的な馬でもあった。