2020年3月19日-福岡県豊前市の 「 教圓寺鐘楼 」 など県内の3件の建物が、
国の登録有形文化財となることが決まった。
国の文化審議会が19日に答申した登録有形文化財 ( 建造物 ) は、
福岡県内から 「 教圓寺 」 ( 豊前市 ) の鐘楼と、
「 県い業会館 」 ( 大木町 ) の本館と旧宿直棟の計3件が選ばれた。
県内の登録有形文化財は171件になり、豊前市と大木町では初めて。
周防灘に面し、江戸時代に港町として繁栄した宇島の教圓寺は浄土真宗本願寺派の寺院。
小倉藩による宇島の築港と同時期の1821年に建てられた。
50年に正式な寺院に昇格し、鐘楼は63年に建築された。
高さ約13メートルの珍しい3層構造で、
かつては物見やぐらも兼ねたと伝えられている。