一月の終わり
話題の映画『永遠の0』を観に行ってきました。
観るまでは、人気があることと、泣ける映画だということは知っているものの、原作も読んでいないし、すでに観た人の感想も読まないまま・・・
ただ私は邦画の戦争映画をほとんど観ているので、私なりの注目したいポイントが二つありました。
一つ目は特撮!
邦画の特撮、特に航空機の映像は円谷監督の時代から全く進歩していないので、そろそろCG,VFXを駆使したすごいものを観たい・・・今回はどうか?
二つ目は本当に泣けるのか?
太平洋戦争物は、日本は多くの犠牲を払い、ボロボロに負けてしまう結果があるので、日本人にとっては、どう描いても最後は悲しくて苦しい感想になってしまうのですが、どのようなストーリーで泣かせるのか?
で、観た感想!
まず、決して短くない映画なのに、私が久しぶりに眠くならずに最後まで観終えました。
特撮は今までの邦画の戦争映画と比べるとかなり良くなっていましたが、現在のハリウッド映画と比べるとまだまだ話になりません・・・お金のかけ方が違うって?・・・う~ん・・・そんなレベルではないように思います・・・
やっぱり、本物のゼロ戦を飛ばして撮影するところからやらないとだめなのかも・・・
そして、ストーリーはちょっとオタの入っている私にとっては、残念というか、突っ込みどころ満載!
一つハッキリしておきたいのは日米開戦時の搭乗員は全員が職業軍人です!
しかも一航戦に所属できたのは超の付くエリート!
そんな人が敵を目の前にして逃げ回りますか?
実際に当時、搭乗員が何を考えていたのか?を含めて完全にフィクションです。
ただ、泣きそう・・・にはなりました・・・
メチャクチャなストーリーなのになぜだろう?と考えてみました。
思うに、この映画はフィクションなので、苦い戦争の歴史とは別に(原作者・監督・脚本の狙い通り?)恋愛物として泣かされてしまったのではないのか?と・・・
この映画は、当時の戦争がどうだったのか?を描いているのではなくて、恋愛物の時代劇と受け取った方が良いのかもしれません・・・