倉敷で仕事だったので、少し早めに入って、今まで時間が無くて見学できていなかった鬼ノ城に行ってきました。
古代山城と呼ばれる城址は今まで見たことが無かったので興味津々!
史書に載っていないなど謎の多い鬼ノ城・・・
山城ということで、もちろん山の上にあるのですが、その場所は現在でも細い道路を登るしかありません。
以前、暗い時間に兎に角行ってみようと思い、駐車場までたどり着いたのですが、暗い時間に散策できそうな場所ではなく、あきらめて帰ることになりました。
今回はそのリベンジにもなります!
駐車場のすぐそばには鬼城山ビジターセンターという資料館があるのですが、さすがに見ている時間がなく、車を降りてすぐに、鬼ノ城に向かいました。
まずは展望スポットからの眺め↑
大陸風の造りということで、中世の山城とどのように違うのか興味のあるところですが、流石にここからでは、どのような城なのか?想像がつきません!
城壁と門のそばまでやってきました。
ほ~~!土塁は中世のものとは比べられないくらい立派に感じます。
まぁ、中世の土塁が復元されているのを見たことが無いので、はっきりとは言えませんけどね…
門をくぐって頂上と思われる場所に行ってみます。
休憩所があるのですが、建物の跡らしきものは見つかっていないようで、広場になっていました。
案内図を見ると城壁跡に沿ってぐるっと遊歩道があって回れるようです。
ここで、その広さを初めて知り、驚きました!
山城というと城壁は主となる建物を囲むように造られているだけだと思っていたのですが、ここの城壁は2.8㌔もあって相当な広さを守っているのです。
大阪城のような平城が堀と城壁で広大な広さを取り囲んでいるのとも違い、なんとなく万里の長城を想像・・・
この守り方が古代山城と中世の山城との大きな違いでしょうか?
兎に角、こんな城址ははじめて見ました。
城域の中央部分に礎石があるというので、行ってみます。
誰が見ても礎石とわかる並び・・・
倉庫跡ということですが、7世紀後半とされる時代に、この礎石は・・・立派過ぎる!
ほとんどが土塁の城壁も、一部は石垣になっているのですが、がんばって一番先にある屏風折れの石垣と呼ばれるところまで歩きました。
ここは、またすごい!
この写真↑で解ってもらえないかもしれませんが、誰がこんな所から攻めてくるのか?と突っ込みたくなるような断崖絶壁にあります!
見晴らしは高所恐怖症の人には勧められないくらい・・・
昭和初期の石碑が建っていました。
意外に古くから史跡として知られていたことがわかります。
↑北門跡
どの門もすぐ先が崖になっていて、通常、使用する門というより、櫓に近いもののように思えます。ちゃんと出入り口があるんですけどね…
山の上なのに城域には沼が多くあって、水に困らないように敢えてこの場所に造られたように思えます。、
もっと発掘すれば、まだまだいろいろと出てきそうだし、ちょっと古代山城というものに興味が強くなりました。