名阪国道関インターのすぐ近く
多くの車が通る幹線道路が近くにあるとは思えない静かな山の中に石山観音公園があります。
数台分しかない小さな駐車場に車を置いて公園の入り口に行くとすぐに石仏が姿を現します。
石山観音公園は西国三十三ヵ所を模した歩道があり、四十体ほどの石仏が彫られています。
石仏の彫られた時代は、まちまちなのですが鎌倉時代のものとされるものからあり、古いものは三重県の文化財に指定されています。
一番最初に出会う県指定文化財の石仏が、この↑地蔵菩薩立像!
石山観音公園に行こうと思ったのは道路沿いの案内板を見つけたからで・・・
いつもの寄り道のように軽い気持ちだったのです…
なので、この石仏を見た瞬間、何の予備知識も無く来た私にとってはちょっと驚きだった。
時代を感じる彫りとその佇まいに、ちょっと感動して、こんなものが、ずら~っと遊歩道沿いに並んでいるのか!?と思ったのです。
まぁ、さすがにこんな石仏が何十体もあるわけではなく・・・
匹敵するものは数体のみ…
西国三十三ヵ所に模した歩道ができたのは最近のことなのでしょう。
石山観音公園のある山は花崗岩の岩山
剥き出しになった岩の所々に石仏が彫られているのです。
多くの石仏は一メートル未満の小さな座像で、時代もバラバラ・・・
その中で最大の石仏が阿弥陀如来立像で、時代も一番古く鎌倉時代のものとされています。
台座を含めると5メートルにもなる大きさ!
素晴らしい!
この公園を一周するのに30分ほど歩くのですが、最後に拝めるのが、この石仏!
時間のない人は逆回りをして、この阿弥陀様だけでも参られることをお勧めします!
駐車場に戻るとそこから少し下った場所にも石仏があるというので行ってみました。
案内板に従って行ってもよくわからない・・・
それもそのはずで、石仏があったのは川沿いの足の踏み場もない場所・・・
二体の綺麗なお地蔵さまが並んでおられました。
それにしても川に入らないと正面からお顔を拝見できません!
何のために、こんな場所に彫ったのか?
謎!
まぁ、石仏好きの方なら阿弥陀如来立像だけでも観に行く価値はありますよ!