哀愁の背中?
キングがこんな姿勢で立っていると、ウケます。
うなだれているように見えるのが、面白いのですね。
「やっぱりオレあかんかったわ。」なんて当てレコする人が、たいていいます。
もちろん、越前のゴバン君は反省しているワケではないと思います。王様はいつもペンギン的自信に満ちあふれていますから。
哀愁の背中?
キングがこんな姿勢で立っていると、ウケます。
うなだれているように見えるのが、面白いのですね。
「やっぱりオレあかんかったわ。」なんて当てレコする人が、たいていいます。
もちろん、越前のゴバン君は反省しているワケではないと思います。王様はいつもペンギン的自信に満ちあふれていますから。
金網を目視点検するキング。
真剣な顔つきが、プロの職人ふう・・・
などと思うのはペンギン病特有の症状かもしれませんが。
でも、ペンギンが何かを凝視していることって、よくありますよね。
いったいどういうつもりなのか、解き明かされる時は来るのでしょうか。
よっしゃ~、行こか~。
旭山名物冬のペンギン散歩。
扉前に集まって待っていたキングが、ぞろぞろとお出ましになります。
ちゃんと頭を下げて手すりをクリアしています。
頭と同時に段差にも気をつけなくてはなりません。かなり高等ワザ。
真ん中あたりのキング、段差の手前で立ち止まりました。すぐ後ろがぶつかる~!
エスカレーターの手前で立ち止まってタイミングを測ってしまう人と、似てます。
飼育場の出入りシーンでは、「ちゃんと頭下げてくぐるんやな」と感嘆の声が聞こえることがよくあります。
まだかいな~。
ワシ、並び一!
ワシは並び二や!
散歩開始を待ちかねて、扉の前に並び始めた旭山の王様方。
ちゃんと、開く側がわかっています。先頭は、ナントカしたら開かないかと探っているようです。
その上、よく見ようと顔を近づけているのが、なんとも人間っぽいですね。
ドラマの1シーンみたいなキングたち。
人間っぽいので、やっていることに何か人間の場合と同じ意味がありそうに見えます。
もちろん彼らは鳥類なので、そんなワケはないのですが。
わかっていてもそう見えてしまうのが、ペンギン特にキングの強引な魅力。
ペンギンな皆さんなら、どんな当てレコを入れますか?
「急げ急げ~。」
「わ~冷た~!」
「ミゾレはかなわんな。」
「おい、あんたどこ行くねん。」
(ヘンな方に進もうとしているのは、私のお気に入り越前のハッちゃんです。)
霙が降る中を駆けていくキングたち。
実際には、これくらいで「冷たい」なんてことはないはずですが。
彼らの後ろ姿が、うひゃ~!と言いながら走っているように見えます。
そうです。キングペンギンは人間っぽく、また人間くさい。人鳥の王です。
ペンギン中毒者だからそう見えるだけではありません。キングのいる海遊館の南極大陸水槽前では、「だんだん人間に見えてきた」という発言が聞かれることもしばしば。
これから数回、そんなキングの人間っぽい場面をどうぞ。
こちらもこの冬生まれのコドモ。
前回までの巣と背中合わせに並んだ擬木長屋の左端にある巣です。
遠いし内部が暗いのでよく見えませんが、かなり幼綿羽が抜けているようです。
胸から後ろに一直線になって残る幼綿羽がイケてます。
この冬生まれのヒナはこれで4羽確認できました。まだいるかもしれません。
さらに、この巣のお隣ではタマゴが見えました。期待しましょう。
先輩亜成鳥は9羽数えることができました。
南通路から見えるヒナその2。
前回の巣の右にある巣箱のヒナです。
こちらも箱入りで、ここまで出てくるのがやっと。
両親がしっかりガードしていました。
頭に高密度で残った幼綿羽がカツラのよう。背中の残り羽はカメの甲羅みたいです。
京都水族館、こちらは南通路から見えるヒナその1です。
体格は親と同等以上、幼綿羽は頭から背中にたてがみ状に残るのみ。立派に育ちました。
なのに、巣箱の前に出てくるのがやっとの、箱入りヒナです。
最初見たときは、箱の入り口に両親が並んで立ちふさがり、奥のヒナを隠していました。
そして、前を通る個体を片っ端から威嚇していました。ちょっとメイワク。
何ペンギンのヒナでしょう?
ケープです。
京都水族館のケープひな、1月3日生まれです。この日(2/3)の体重は1300グラム。
体重測定のためにヒナドロボーとなった飼育員さんが、ヒナを巣に戻すときガラス越しに見せてくださいました。
ヒナが向こう向いちゃったのが残念。
飼育員さんの腕、ペンギンのツツキ痕カミ痕だらけです。
せめて、クチバシの威力を和らげるような腕カバーでもあればいいのに。
このペンギンたち、どういうご関係で?
右のフンボルトとマゼランがコンビを組んで、左のケープに迫っているようです。
地域社会のルールを破るメイワク住民に抗議している・・・のであればいいですね。
フンボルトとマゼランがお隣どうし以上の仲良しになってしまうと、種の保存という観点からは、ちょっと困りものですから。
なお、後ろでお気楽そうにしているのは、ケープの亜成鳥です。
四角いアゴその2。
真ん中のペンギンをよくご覧ください。
アゴは横にも張り出しているようです。
どうやって張り出しアゴを作るのでしょう?
空気で膨らます?
筋力?
これもまたペンギンのナゾ。
それはともかく、この威嚇顔は少なくとも人間にとってはフザケ顔とかコマリ顔に見えちゃいますね。
左の1羽をペアが追い払っているところなんですが。
さてお立ち会い。
アゴの四角いペンギンだ。
前回の首を伸ばした写真と比べれば、一目瞭然。
同じように首を伸ばしても、アゴのあるときとないときがあります。
アゴが四角いのは、威嚇顔なんですね。
知らない人が見れば、遊んでいるように思われそうです。