エンペラーファミリーの育児室にパンダ?!みたいな生き物。ヒナです。もこふわ幼綿羽が抜け落ちて亜成鳥へと変身中。3年ほど前のアドベンチャーワールドでした。
白浜皇帝様のご尊顔でございます。特にクチバシにご注目を。熱を逃がしにくい、極寒地仕様のコンパクトサイズです。
越前王様のご尊顔。すらりと伸びたクチバシには、黒顔に映えるオレンジピンクの大きな嘴片。身体に比して長いのは、フリッパー同様。キングの棲息地も結構寒いですが、海が凍るほどではありません。一段ゆるめの寒地仕様なんですね。
アドベンチャーワールド王様皇帝様のランチタイム。キングは左から3羽目です。
側頭部の黄色い模様を見ると、キングは濃い黄色の勾玉形で、閉じた形。エンペラーのほうは黄色グラデーションが胸の淡黄色とつながっています。
そして、フリパーの長さ。体格にずいぶん差があるのに、フリッパーのサイズはあまり違いません。エンペラーは極寒の南極大陸仕様で熱を逃がしにくくなっているのです。
水中ではどちらも身軽に泳ぎますが、身体が大きい分エンペラーのほうが長い間かつ深く潜ることができます。
アドベンチャーワールドの海獣館です。中央5羽が皇帝様、右端後ろ向きと左端半分見えているのが王様。体格の違いが歴然! 体重はだいたい皇帝様30キロ、王様15キロで、背丈よりも太さで大きな差が出ます。
皇帝様はコウテイペンギン、エンペラーペンギン(emperor penguin)。王様はオウサマペンギン、キングペンギン(king penguin)。日本語名とその元になった英語名の両方で呼ばれます。
旭山動物園のペンギン散歩、モモタ君にピッタリとくっついて歩く女子王がいました。春からの婚活を前に、早々とキープしておこうと?
冬の旭山動物園。キングのモモタ君、上陸段に立ちました。「さて、いくか。」
「ぬおおおーっ!」ツルツルに固まった雪の斜面、爪を立てクチバシをついてフリッパーでふんばり、全力で上がります。頑張れ!
ペンギンも鳥ですから、排泄は鳥フン。ためておく機能がないため、いつでもどこでも、です。しかもかなり勢いがあります。このキングペンギン現場は旭山動物園。
鳥フンの内訳は、液状なのが尿、そこに混じっている固形状なのが便です。
夏はフンボルトの換羽シーズンです。越前松島水族館のフンボルト、右は換羽中もさもさ、左は換羽後スッキリ。
同じ2羽の後ろ姿。換羽終盤になると残り羽が面白い形になっていて、楽しめます。年に1度のチャンスです。
越前松島水族館のキング、ハッちゃん、真後ろに首を回して背中の真ん中をクチバシでくちゅくちゅ。でもこれはまだまだ。
見事にワケわからなくなっている、同じく越前の若キング、ジュウサンの首。
キングペンギンがふつうに立っているとこんな感じ。モデルは越前のハッちゃん。
左右の2羽は、首を回してクチバシを脇の下に後ろからはさんでいます。真ん中は、首だけ伸ばして曲げて、クチバシをもっと下まで届かせています。背中をかがめれば、足まで届きます。
長崎ペンギン水族館のキング、グループでそろって羽繕いしてます。念入りに羽繕いしたあとは、お昼寝することが多いようです。
越前松島水族館の女王様ペンギン、これはデフォルトの抱卵姿勢ですが、
足の上のタマゴそのままで、首も背中も伸ばすことができます。肩のあたりがかゆかったようですね。
旭山のイワトビペンギン、手前は亜成鳥、奧が成鳥。
ヒナの綿羽が抜け落ちると亜成鳥の出来上がりですが、最初は黄色い『マユ』がありません。写真の亜成鳥は『マユ』がハッキリとしてきてます。次の換羽ごろから『カンザシ』状の飾り羽が伸びてきます。