「余は満腹じゃ」と、お食事会場から離れたキング。後ろには順番待ちの列がまだ残っています。食べ終わったペンギンは飼育員さんに背を向けるので、よくわかります。海遊館だけかどうかはわかりませんが、食べちゃったら人間に用はないので、たいていはそうかも。
サカナは飲み物! つるつるごっくんとサカナを頭から丸呑みします。ペンギンも鳥の仲間なので、歯がありません。
飼育員さんの手にご注目を。何匹か握っておいて、端から連続でキングの口に入れていきます。メニューは、ホッケやオスのシシャモ。
「こっち来たらしばくでほんまー!」と、マイホームから威嚇しております。それが御挨拶なのかもしれません。自分の巣に近寄る者は片っ端から威嚇して追い払おうとします。この図では効果がいまひとつですが。
正面向きで首を正面前方に伸ばしてクチバシを突き出し顔をふくらませる。さらに顔を時計回り反時計回り(順不同)に回してみせる。わりとラブリーな威嚇ポーズとなります。モデルは上野のケープでした。
同じく上野のケープですが、おや?1羽はマゼラン?みたいな2本線になってます。2本のうち下側が標準仕様の線です。
胸に2本線のある『マゼラン柄』のケープ、たまに見かけます。年によって濃かったり薄かったり、歳をとるにつれて消えていったり、たいていは不安定なようです。
上野の白眉ケープ若鳥、お顔を正面から見るとこうなります。もちろん、白いのは目じゃありません。
眉模様はどの個体にも出るというわけではありませんが、亜成鳥の頃は少しずつ模様が変化していくので観察が楽しいです。
優雅に水中を滑る海遊館キング、水のマジックでうにょーーんと伸びたお笑い系になってます。
お知らせ: 少しの間更新をお休みいたします。
キングペンギン、水中での身体コントロール実演。すいーっと進みながら胴体を湾曲させて、ゆるいカーブを描きます。足は真っ直ぐ伸ばしています。なお、見えているのは足の裏です。
見事に丸い仲間のハラをつついてやろうと忍び寄る同僚キング、みたいな配置。じゃなくて、泳ぎ方です。
ペンギンは鳥ですから、ツルなどの飛ぶ鳥と同じように羽ばたいて水中を進みます。手こぎボートのオールとは動く方向が違います。写真のキングはちょうどフリッパーを振り下ろしたところ。
足は舵とブレーキの補助の働きをします。ただ今直進中ですから、足は真っ直ぐ伸ばしています。ハクチョウなど水に浮かんで泳ぐ鳥は、足で水をかいて進みますね。
キングペンギンはペンギン18種の中で最も美しいとされるペンギンだそうです。ですが、つーんとすまし顔をしているばかりではありません。こちらは海遊館、壁とアクリルガラスの継ぎ目を点検しつつ浮上中のキング。
「なんや、見とったんかいなー。」 こちらに気づいたみたいな姿がお笑い系。
海遊館のペンギンお食事タイム。バケツに駆け寄って順番を待つ仲間を横目にしつつ、静かに水に浮かぶキング。海遊館のペンギン展示は、大規模な改修工事の結果、ずいぶん見やすくなりました。