ペアで仲良くお休み中の王様。ジャマされたくない雰囲気MAXですね。アドベンチャーワールドのペンギン王国でした。
しばらくお休みいたします。次回は5月2日の予定です。
前回写真の、アタマ大きすぎじゃ?のキング、単独写真です。下の通常時期写真(ただし別者)と比べてみてください。
換羽キング、胸の旧羽が浮いていますが、頭部も同じことになっていて、膨らんでいるのです。
こちらは越前松島水族館のロク王様。彼だけが特に小顔なのではなくて、これが通常スタイルです。
同じくアドベンチャーワールド、こちらは換羽中のキング仲良し。
両者ともに換羽後半に入り、あちこちに旧羽が残っています。右個体の『おへそ』位置にあるワンポイントもカワイイですが、左個体の頭部、なんか大きすぎじゃないですか?
ペンギンは年に1度全身の羽が生え替わります。『羽』なので『換羽』。同じ水族館の住民でもアザラシの場合は『換毛』。
「あよっこらせ~っと~。」 相方の肩に『片腕』をのせてバランスをとりながら羽づくろいをする王様。
じっとしている相方はタマゴを温めているようでした。ペアでなかったら、こんなことされれば抱卵中といえども鋭いクチバシ攻撃を繰り出します。という前に、特に抱卵個体には近づけません。
石で区画されたマイホームスペースで仲良く過ごす王様夫妻、アドベンチャーワールドでした。
「ど~や?まだおるか?」 「おるな。」
巣穴から外を警戒している気味な、ケープの夫婦。同じフンボルト属でも、ケープペンギンはフンボルトよりも一般に神経質なように見えます。
登別マリンパークニクスでした。
仲良し夫婦者フンボルト、愛を熱烈確認中。
相互羽づくろいがタイヘンそうな形になることは、よくあります。ペンギンの首はよく伸び、かつ曲がります。同じく京都市動物園の旧プール。
まったり中の仲良し。
一致団結して邪魔者を追い払う夫婦者。いずれも京都市動物園の旧ペンギンプールでした。
フンボルトペンギン属はいったんペアになると、たいていはず~っと続きます。相方と死別して再婚はもちろんアリですが、離婚もありますし、浮気もあります。分かれたカノジョとヨリを戻すこともあります。
越前松島水族館、ミナミイワトビペンギンのペア2組。こんなふうにお互いを羽づくろいするのは仲良しの印。
手前の巣囲いに入っているのは、新婚夫婦になってくれるといいなと期待を集める白ちゃん(左)と黄色君。マリンピア松島から婿入りした黄色君は、積極的に求愛します。
越前生まれの白ちゃんはこれまで興味がないようでしたが、誘われて巣に入り、けっこう仲よさげなシーンも。
奥に見えるのは老夫婦。左が白ちゃんの母親アオちゃん。赤君とは再婚です。
「むちゅうでにげました。」
先輩若鳥にいきなり仲良くされて、逃げる若鳥君。
「やめてっ!」 きっぱりと拒絶して、
逃げます。わざわざ通りにくいところです。相手が自分よりも大きければ有効な作戦ですが・・・。
やれやれ、やっと諦めてくれたようです。こんなふうにして社会性を身につけていくのでしょう。頑張れ若鳥君(性別は不明)。
両側にいるオトナと比べてみてください。フンボルトペンギン属の亜成鳥には、胸の黒線がありません。顔は白っぽいですが、だんだん黒くなっていきます。
以上、越前松島水族館のぺんぎんらんどでした。
「すみっこへ探検に行ったら、あんちゃんが来ました。」
奧にいるのが若鳥。手前にやって来たのも若鳥ですが、同期の先うまれ。
「ちょ、ちょっと・・・。」
若鳥のいかにもメイワクそうな表情。イジメではなくて、先輩若鳥は親愛の情を示しているようなんですが。
「逃げることにしました。」
が、焦りでうまく逃げられません。フェンスの基礎に引っかかってしまいました。
越前松島のフンボルト亜成鳥、つづきます。
「プールから上がりたかったけど、うまくいかなかったので、」
「あきらめようとおもいましたが、」
「もういっぺんやったら、上がれました。」
越前松島のフンボルト亜成鳥、スイスイ泳げますが上陸はまだちょっとうまくありません。何回もやってコツをつかみます。
それにしても頭にちょこっと残った幼綿羽がキュートですこと。
「いってきま~す!」 ひとりでお出かけ。
プールまで行って、
泳ぎます。白いほっぺと後頭部にちょっびっと残った幼綿羽がかわいいフンボルト若鳥。
泳ぐ姿は一人前。
越前松島水族館のフンボルト亜成鳥シリーズ、まだ続きます。
「おうちのまえにいたら、」
「しらないひとに、なにかされそうになったので、」
「おっぱらいました。」
フンボルト若鳥、頭の後ろに幼綿羽を残したコドモながら、ちゃんと部外者を威嚇して追い払います。巣の中では親が見守りながら待機しています。
フンボルトの威嚇は、頬からアゴを膨らませて首を左右に回すという、私たちが見ればユーモラスな変顔でおこないます。
越前松島のフンボルト亜成鳥、つづきます。
「たいくつ。」
引き続き越前松島水族館。奧の巣穴に、この冬生まれたフンボルト亜成鳥がいます。前回登場した亜成鳥のちょっと後輩に当たります。
「お外に出るよ~。」 「気いつけてな~。」 巣穴には親がいます。もう一人歩きさせています。
「う~~~ん!」とノビをしました。『フンボルトペンギン若鳥のある日』、続きます。
お散歩の帰り道、1羽だけ地面を気にしているフンボルトペンギン若鳥。
オトナたちは全く無関心ですが。じつは若鳥君、後ろにいる飼育員さんの腕の影が動くのが、気になっているのです。
真剣な表情で、影の動きを追っています。「この白い道を通って、あちらのスロープまで」などと、飼育員さんは身振りを交えての案内中。若鳥君、ずっとこんなふうに歩いて行きました。
自分の影は気にしてませんでした。勝手に動く影はナニカチガウと感じたのでしょうかね。