「御機嫌いかがかしら?」
「よろしゅうございましてよ。あなたも?」
ジェンツーはよくお辞儀して挨拶を交わします。特に親しい間柄で行うのですが。越前松島のジェンツー三人娘のうち赤色嬢と黄色嬢は、特に親密なご関係。
こんなふうにまるでペアのようにしているので、青色嬢が一人寂しそうに見えることも。いじめられることはないので、だいじょうぶなんですが。
ですが、この2羽も、暇つぶしや遊びでやっているのか本気なのか、何やってんだかわかりません。
「御機嫌いかがかしら?」
「よろしゅうございましてよ。あなたも?」
ジェンツーはよくお辞儀して挨拶を交わします。特に親しい間柄で行うのですが。越前松島のジェンツー三人娘のうち赤色嬢と黄色嬢は、特に親密なご関係。
こんなふうにまるでペアのようにしているので、青色嬢が一人寂しそうに見えることも。いじめられることはないので、だいじょうぶなんですが。
ですが、この2羽も、暇つぶしや遊びでやっているのか本気なのか、何やってんだかわかりません。
「こん中、なんかあるん?」
「よぉわからんな。」
「あれ、どないして出たらええねん・・・。」
名古屋東山動植物園の旧ペンギンプールでホースを点検中のフンボルト亜成鳥でした。
うにょ~~んと首だけ伸ばした寝転びキング。何してんでしょうね。
海遊館のペンギンパレード、出場するキングの待機所には人工雪が敷き詰めてあります。ペンギンが雪で遊ぶ姿も見られます。
「んが~っ!」 登別のキング黄色君、何やってんでしょうね。こうするとお口の中が気持ちいいとか?
ペンギンも鳥ですから、歯はありません。ピンクのプレートのふちにちょっと見えている白いギザギザは、舌なのでございます。
舌にも口内の上あごにも、喉の奥に向かってびっしりとイガイガ突起があります。頭から飲み込まれたサカナはウロコが引っかかってバックできないトラップになっておるのです。恐るべし、ペンギン。
お知らせ
『ペンギン・プレイス』表紙の動画を更新しました。このページ右側のブックマーク『ペンギン・プレイス』リンクを開くと、ページ下の方にあります。
「むはは~! ついて来るがよい!」 トボガンで爆進する旭山王。2色のお尻がキュート。
一気に進みますが、ある程度行くと仲間を待つようにストップ。みんなが追いつくと、またバババ~ッと行きます。
まあ、これは見ていて寒いというより、豪快なので楽しいですね。
でもこれは? 別の冬の光景。ヒナちゃんとお父さんですが。お父さん寒そう。
お父さんは換羽をしないまま夏を越し、子育てに励み、すでに冬も終わりに近づいております。つまり、2年間同じ羽で過ごしたのです。
すり切れたりして、これは寒そうです。ペンギンの寒さ対策は皮下脂肪と高性能羽毛。着古した羽毛では防寒が不十分では?
この右青王、上の写真で豪快トボガンを披露していた2羽のうちどちらかだと思います。なお、このあと彼はちゃんと換羽しましたので、ご安心を。
「いきますわよっ!」 水中に身を沈めるジェンツー。水面のシャーベット氷、下から見るとさらに寒そう?
「お~ほっほっほっ! 気持ちよろしくてよ~!」 氷水プールにご満悦のジェンツーでした。
波の見える部分が普通の水面、白っぽいのはかなり凍ってきた部分。
どうです、想像するだけで寒い・・・・・ので、やめておきましょう。
旭山のジェンツー若鳥、トボガンで進んできましたが、一休み。気温はマイナス4度くらいでした。
もちろんご本尊には絶好調のコンディションでして、見ている人間が寒そうなペンギン。
さてこちらでは、「水加減もよさそうやし一泳ぎしたろか」なジェンツー。
水面にはシャーベットと化した雪がたっぷり浮かんでおります。気温が下がればプールに氷が張るだろうと、飼育員さん力作のサービス。
長崎ペン水のペアキングは、クチバシを触れあわせて仲良し中。
擬岩の上に立っている亜成鳥ふうキングの首にもご注目を。
旭山の仲良しキング。長い首をからませるようにしています。
海遊館のパレード待機場。自由時間に仲良くしている2羽。
ペンギンにも相性があって、ペアはもちろん仲良しですが、一緒にいて仲間として過ごせる相手、気にならない相手から、ケンカになってしまう相手も。
オトナの恋を楽しむ?フンボルト2羽ナズナちゃんとガマ君の手前にいるのは、遊びにまぜてもらってるつもりの御子様、カラシナちゃん。
一番左にいるナズナちゃんは、ガマ君の元妻です。ガマ君の現妻はワサビちゃんで、このときお家でタマゴを温めているところでした。ガマ君・・・。
カラシナちゃんはワサビちゃんの子供ですが、お父さんはすでに亡くなっています。
ペンギン関係もいろいろとあります。京都市動物園旧ペンギンプールでした。
一方こちら越前松島水族館のフンボルトプールでは、我が家の前で水入らず仲良し中のペアが何組も見られます。
飼育場の陸場が土盛りなので、彼らは野生本能の赴くまま穴掘り放題! FRPの巣屋根の下には深い穴が開いています。
雨が流れ込まないか?という心配はご無用。陸場全体に大きな屋根がかかっていますから、ほとんど砂漠状態。人工サボテンも配して、念の入った野生生息地再現型展示になっています。
相互羽づくろい中の仲良し夫婦者ケープ。京都水族館です。
ケープを含むフンボルト属のペンギンはわりと気が荒くて、ケンカで流血することも。でも、こんなシーンではクチバシにも愛情たっぷり。
同じく京水の別のペアは、奥さんの頭を枕にしてお休み中。癒やされます。
「わっ!」 「わ~~っ。」
「な、なんやねんいきなり~。」 「うふふ、ビックリした?」
おたる水族館のジェンツー、ボンちゃんとかつお君。名前がバンドに書いてあるので、わかりやすいですね。
「あはは~。」 「きゃっきゃっ。」 雪の上で仲良し、というより、いちゃつくボンちゃんかつお君でした。
かつお君は名古屋からやって来たグループの1羽です。有名長寿アニメの登場人物ではなく、名古屋名物『味噌カツ』の「かつ」から命名。
ボンちゃんは愛娘ボボンちゃんの独り立ちを機に?長年連れ添ったダディ君と別れ、若いかつお君をパートナーに選びました。
ダディ君は、若い名古屋女子「なごや」の「な」なつちゃんと再婚。ナディちゃんをもうけました。めでたしめでたし。
そういうわけで、この2羽についてはもうおわかりですね。
コウテイペンギンはだいたい体重30キロですから、キングの倍! 体長は110 - 120センチくらいと書かれていますが、身長は90センチほど。
イヤーパッチは形が閉じておらず、黄色はグラデーションになって胸のレモンイエローにつながっています。また、ハラ全体の白色がわずかに黄色っぽく見えます。
クチバシは頭との比率でいうと控え目サイズ。なお、クチバシ全開した時の上下クチバシ先端間のキョリは、キングが最長なんだそうです。
名古屋港水族館の仲良し2羽でした。
全身を見ると、胴体がずんぐり。頭部が小さく見えます。
フリッパーは身体との比率で短め。たいていは脇にピッタリくっつけているので、裏側がなかなか見えません。
何につけてもアクションは控え目。極寒の南極大陸では、熱を逃がさない工夫が肝要でございます。
ご覧の2羽、左側が抱卵しております。で、右の個体は愛情表現しているのです。キングなら、相方のタマゴのあるあたりにぐい~んと首を伸ばしてみたりするのですが。
アドベンチャーワールドでした。
では、最初のアドベンチャー写真で指差し確認してみましょう。キング4羽エンペラー5羽、ですよね?
小さいペンギンはアデリー2、ヒゲ2です。
お知らせ: 都合により次は17日です。
では、この2羽は皇帝様?王様?
イヤーパッチが閉じた形になっているのが最大の違い。しかもオレンジ色に近い黄色が濃い。
背中の羽はシルバーグレーに輝いております。
そして、頭とクチバシの比率で見ると、こちらの方がクチバシが大きい。
というわけで、オウサマ(キング)です。南知多ビーチランドの王様、イカすポーズを決めておられます。
全身の姿です。前列左2羽は換羽終了後のピカピカ羽、右2羽は猛烈に換羽中。
キングペンギンは体重15 - 16キロくらいが中間で、大きめ個体が換羽前だと20キロくらいに太ります。が、全体にスリムな体型。
体長(だいたい泳いでいる時のクチバシ先端からシッポ先端まで)は90センチほど、普通に立っていると身長(人間式測定法)70 - 75センチくらいなので、ダイニングテーブルと同じくらいですね。
フリッパーは身体との比率でとても長いですが、広げていることが多いです。動作は軽快、求愛も自己主張も、ぐい~んと首を伸ばして派手なアクション。
以上、モデルはアドベンチャーワールドのペンギン王国にお住まいの王様方でした。