ペンギン音頭

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ペンギンの『親しき仲にも・・・』

2016-05-31 09:04:00 | ペンギン



フンボルトペンギンのお食事タイム。水中で2羽がサカナの奪い合いをしています。




「これはワシがもろたイカナゴやで。」 「そんなこと言わんと~。」

本来ゲットした手前の個体、シッポをしっかりつかんでいます。もう1羽はサカナの頭をつかんで放しません。




「ワシのサカナや!」 なんとか奪い合いから逃れました。ぎゅ~~っと引っ張りあいをしたので、イカナゴの頭はちぎれて奪われてしまいましたが。




「こっちでゆっくり食べよ。」 隅っこで食べるつもりでしょう。ぶら下げたイカナゴ、ぶっちり切れた断面が見えてます。

空中透明プール担当には仲良し個体が選ばれるのです。ですが、食べることとなれば、親しき仲にも争奪戦あり、なんですね。

サカナは次々にもらえるのですから、遊んでいるのかもしれませんけど。


キメるイワトビペンギン

2016-05-30 08:39:49 | ペンギン



「いくで!」




「とぉっ!」 宙に浮いています!




すたっ! 足元が斜めでも、ぶれずに着地。




「どやっ!」 はい、イワトビジャンプ見事に決まりました。

越前松島のイワトビ末っ子オレンジちゃんでした。


ペンギンの伸び縮み3

2016-05-29 09:30:43 | ペンギン



王様の伸び縮みが偉大であることはご覧いただきましたが。フンボルトの皆の衆はどうでしょう。

こちら天王寺動物園の亜成鳥。首をひっこめておくつろぎ中です。ちょっと伸ばしていただきましょう。




フンボルト首の伸長3段活用でございます。別の亜成鳥ですが、よく伸びております。




こちらでも伸びている、亜成鳥の年長組さん。

成鳥よりも亜成鳥のほうが、首を伸ばしている姿がよく見られるように思います。何か気になる、緊張するといったシーンで首を伸ばすことが多いので、いろんなことに慣れちゃったオトナは伸ばす機会が少ないのかも?


ペンギンの伸び縮み2

2016-05-28 09:22:28 | ペンギン



念のため、キングの標準モードはこんな感じです。モデルは越前松島のお年寄りボーイズ。




伸びた~~。モデルは海遊館の青少年ボーイ。




そして。ぐいいっと首を縮めると、ほっぺがぶにっとなります。実演は海遊館の私的命名『マユゲちゃん』でした。


ペンギンの伸び縮み1

2016-05-27 09:01:39 | ペンギン



ペンギンは、と~っても伸び縮みの激しい生き物でございます。特にキングペンギン。

おなじみ海遊館の私的お気に入りキング『マユゲちゃん』(右)とそのカレ『一番君』、まずは通常姿勢が上の写真。




伸びました。

「今年もいっしょにいこか~」 「そやな~」と、身体ごと首を伸ばして婚活期の2羽。同じく左が『マユゲちゃん』。

普段はあまり目立ちませんが、こうすると体格の違いがはっきりと出ます。マユゲちゃんは小柄。

なお、左端に写っているメスは、『一番君』を横取りしちゃろと狙っているオジャマ個体です。


ペンギンプール今昔(越前キングペンギンプール2)

2016-05-16 08:43:46 | ペンギン



これが2011年7月に新築オープンした『ぺんぎん館』。オープン初日につき報道陣の姿が見られました。

飼育床面積5倍、プール水量は数十倍になりました。

5日前に引っ越したところだったので、キングとイワトビはプールに入りませんでした。警戒していたようです。




深いプール。1階を見下ろしたところ。1階では4面から水中観察ができます。

引越後、キングは長~い間プールに入らなかったそうですが、今はご覧の通り。




新『ぺんぎん館』には、名古屋港水族館からジェンツー3人娘もやって来ました。

1階には半分アーチのトンネルがあって、ここはジェンツー対そうじモップ水中戦の見どころとなっております。

冬にはキングがお散歩に出ます。フンボルト散歩は通年。ぜひお出かけください。


ペンギンプール今昔(越前キングペンギンプール1)

2016-05-15 11:08:31 | ペンギン



越前松島水族館、かつてのペンギン館。飼育室の幅は、このサイズの窓3枚分でした。

陸場のほぼ全面にプラスチックマットが敷いてあったのは、旧フンボルトプールと同じ。壁絵はキングやイワトビの生息地を描いたもの。




お散歩に出ていく4羽。室内左にいるのは、板で仕切った育児室でハッちゃんを育てている母イッちゃんです。もう1羽のお留守番はヨン君かな。

ガラス際すぐでペンギンが見られ、しかも飼育室の床がこちら側より高いので、楽に観察できます。




プール。水はきれいだけど、サイズが物足りませんでした。モデルはイワトビ長女白ちゃん。

現在の様子は次回。


ペンギンプール今昔(ロンドン2)

2016-05-14 09:34:38 | ペンギン



ロンドン動物園のペンギンは、同じく南園の北の方に引越。

引越からそれほど経っていないと思いますが、2005年3月に見た時はこんなプールでした。

もとからあった周囲の古木が残され、柳の枝が優雅にしだれております。
 



ケープがいます。若鳥の姿も。

不定形のプール、陸場は細かい砂利。プールの縁が盛り上がってつるつるした感じです。コンクリート床に慣れていたためか、縁の足触りが人気なようでした。




そして2011年5月、ペンギンビーチがオープン。

奥に見えるのが、2005年に見たプールの部分でしょう。柳に見覚えあり? プールは手前(南側)に拡張、もとの何倍かの水域が広がっています。

陸場は砂利部分と土の部分があり、塀際に巣穴が並んでいます。



南端の部分。デッキから、あるいはアクリル越しで、ペンギンが観察できます。

なお、ペンギンビーチにはフンボルトが住んでいます。入れ替えがあったのでしょう。セレブイワトビのリッキー君も健在。


ペンギンプール今昔(ロンドン1)

2016-05-13 09:15:05 | ペンギン



オシャレなカフェだ! 地下ギャラリーの入り口よ! あっ、ペンギンプールだ!

そうです。ロンドン動物園中の名所、1934年築のリュベトキン(Lubetkin)作ペンギンプールでございます。




2005年3月の様子です。『引っ越しました』の看板が出ていて、中はこうなってました。ちょっとした自然オブジェ展示ですね。

中学か高校の美術教科書で建築デザインの所だったかに、このペンギンプールが出ていて、二重らせんのスロープをフンボルトペンギンが歩いている写真でした。ついに見た!けど、ちょっと遅かったかも。

このペンギンプール、一級の文化財指定物件なので、標識1枚たりとも取り外すこともできないそうです。

引っ越し先は? また次回。


キングペンギン婚活期

2016-05-12 09:06:20 | ペンギン



「どや、ワシの美声!」 「ワシの方がイケてるで!」

真ん中の個体をめぐって、両側が自己アピール。婚活期のキングによく見られる光景です。

「う~ん、どないしょ~かな。」 考えているふうな真ん中個体。


 



「こっちにしよ~。」 「よっしゃ~!」 「え~、そんなせっしょーな~。」

という感じに見えます。しかし。彼らは3羽ともお年寄りボーイズで、しかも左端のヨン君は唯一の女子ハッちゃんのカレ。

彼らは毎年こうやって婚活もどきの行動をします。もう1羽、ハッちゃんの父親サン君も加わって、大いに盛り上がるのです。

奪い合いの対象は、この写真真ん中のロク君。とてもきれいで中性的なやや小柄個体です。

その後、どうなったでしょうね。早春の越前松島でした。


ペンギンプール今昔(バードランド)

2016-05-11 09:06:45 | ペンギン



イギリスの観光名所、団体ツアー定番のお立ち寄りポイント「コッツウォルズのボートン・オン・ザ・ウォーター」にある鳥類爬虫類専門動物園バードランドでございます。

かつては細長いプールにそって、塗り壁が続いていました。壁の表面はザラザラ筋目入り。



壁の左端には、石を伝い落ちる滝がありまして、ペンギンが浅瀬をじゃぶじゃぶ渡ったりします。




こちらは現在の様子。ナチュラルな板塀にモデルチェンジ。

木材は、見た目だけでなくキングのフリッパーにもやさしい建材です。フリッパーを広げて細い陸場を歩くと、壁にこすれちゃうんです。以前の壁はおろし金みたいでしたからね。



そして、滝ですが。滝の部分はそのまま、手前と上を柵でブロックしてあります。この滝をよじ登って脱走を企てた猛者ペンギンがいるのでしょうか。やるとしたらフンボルトでしょうけど。


不良ペンギン!?

2016-05-10 08:34:05 | ペンギン



旭山動物園。雪の中に佇むキングペンギン。何やってんの? あ~!




不良だ~!タバコ吸ってる~!みたいな、真っ白い息。

ウマいのは、煙ではなくて冷えた新鮮な空気でした。


ペンギンプール今昔(越前松島)

2016-05-09 09:22:22 | ペンギン



越前松島水族館、10年ほど前に初めて見た時のフンボルトプール。

陸場は白い防水塗装に全面プラスチックマット敷きで、足の裏が常に濡れた状態になるのを防いでいました。

当時はよく見られた、氷イメージかつ人工的なスタイルですね。




数年後、陸場を改装。一面に丸い砂利石をコンクリートに埋め込んであります。イボイボ足裏健康床と私は呼んでおりました。

平らな床だと、足の裏のいつも同じところ(膨らんでいるポイント何ヶ所か)に体重がかかり、好ましくありません。

これなら、立つ位置が変わればグリグリの当たる場所が変わります。また、水浸しも防ぐことができます。掃除は手間がかかりますが、ペンギンのためなら!と飼育員さんはおっしゃってました。



そして、ペンギンプールの敷地が増えました。

イボイボ足裏健康床と行き来自由になっているプールつきの細長い区画に、自然の土が入ってます。サボテンはフェイクながら、野生生息地のムードを盛り上げております。

最初はサボテンプール派は少なかったのですが、やがて穴掘り放題の魅力に取り憑かれた個体が増えました。




そして、ご覧ください、移転した現在のフンボルトプール。陸場はほぼ全面が野生生息地再現スタイル。

陸場にかかった屋根が、北陸の海辺を『サボテンの生える乾燥した海岸』に近づけるべく健闘しております。

もちろん穴は掘り放題。巣穴覆いは満室状態の大盛況。あとは繁殖あるのみ。がんばれ、越前のフンボルト!