越前松島水族館のキング、スロープで上陸しようとしています。
その横にもう1羽出現、スロープに載っかろうとしています。最初のキングはまだもぞもぞやってますが・・・？
キング２ペアの場所取り攻防戦が終わり、他のペンギンに目を移してみると、若いキングが岩組みで寝ころぼうとしています。慎重に上体を倒し、接地寸前でホールドしたまま考え込んでいます。
おや、身体を半分起こしました。で、また考えているようでしたが、
岩にハラを置いてみて、また考えているような顔つき。まだ寝心地がしっくりこないのでしょうか？
この若いこだわりキングは、場所取り王夫妻のご令嬢です。2018年うまれ。
「おそかったかー」と言っているような、休憩から戻った相方女王。
「タマゴは無事やで」みたいな抱卵王。
場所取り王と女王はすみっこのVIP席で擬岩にくっつくようにして場所を取っています。
そして、「タマゴはまだかいな」と気にしています。ぜひとも当たりタマゴを産んでくださいよ。
左端は、場所取り戦が終わったので負けてもホッとしているような抱卵王。こちらも当たりタマゴでありますように。
ちなみに、私は有精卵を『当たりタマゴ』、無精卵を『残念タマゴ』と呼んでおります。
警護係の女王が休憩に出たら、すぐさま攻撃をかけてきた場所取り王と女王。ちゃんと見ていたのですね。
今回は２羽そろって激しく攻撃しています。前回写真までは、積極的攻撃をするのはほぼオスだけだったのですが。そして、このままどんどん押していき、
押し出してしまいました。そろってVIP席を点検する場所取り王ペア。諦めきれない様子で振り向いている抱卵王。ケンカで卵に害が及ぶことを避けた形、ということにしておきましょう。
エンペラーだけでなくキングも、足の上に卵を置いたまま移動することができます。普段は向きを変えたりする程度ですが。
翌日です。抱卵ペアは相変わらず隅っこ擬岩前のVIP席にいますが、係を交代して、オスが抱卵、メスが警護。場所取りペアがそろって押しかけてきてます。激しく応戦する相方女王に、場所取り王は押されている気配？
場所取りペア、攻撃を中止して少し離れました。
「大丈夫みたいやな。ほなちょっと行ってくるわ。」
「ああ、まかしとき。」
というような雰囲気で、
休憩に出た女王様。文字通り羽を伸ばしに。
一件落着ではありません。越前松島水族館のキング場所取り攻防戦は続きます。
越前松島水族館のキング、抱卵するメスと警護する相方。ここでは抱卵女王のいるすみっこの擬岩前がVIP席なのでございます。
キングの繁殖シーズンは春から初夏に始まります。ペアが成立すると場所を取り、そこで産卵、２ヶ月の抱卵が続きます。
そこへやって来たもう１組のペア。追い払おうとする警護係の相方王。鏡前なので数が多く見えますが、合計４羽です。
場所取り王ペア、今度は回り込んで抱卵女王に直接攻撃をかけます。卵を足の上に載せたまま迎え撃つ抱卵女王。鋭いクチバシを向け時々すごい勢いでくり出しますが、威嚇なので、相手に当たることは滅多にないようです。
キングの場所取り、全４回でお届けします。
まず片足を次の段に下ろします。身体はほぼ横向き。
上の段に残っていた足を下ろして次の段に立ちます。やっぱり身体は横向き。これを繰り返す。モデルは南知多ビーチランドのフンボルトでした。
段の奥行きが広ければ、両足を揃えて正面向きにピョンと跳ねて降りるのが主流です。このように狭い階段でそれやると、お尻が引っかかってしまうでしょうね。
南知多ビーチランド、ペンギンプールに赤い橋が架かっています。ペンギンの飼育施設は白、グレー、ブルー、たまにグリーンのマットといった寒色系が多いと思います。フンボルトたちが橋を渡って階段を降りてきました。
お知らせ： 明日は更新をお休みいたします。
前回からの続き。ヒナちゃんの「おなかすいた」にこたえて、準備するお母さん。
吐き戻して食べさせます。開いたクチバシを上手く組み合わせて、こぼさないようにします。
はい、おしまい。いったん終了。
お母さんは首を上げます。ヒナちゃんはまだまだ食べたりないみたいで、お母さんのクチバシにタッチして催促します。
両親のどちらからも食べさせてもらいますが、今回はお父さんは後ろで警護役をつとめています。
ぴよぴよ。お母さんに「おなかすいた」とおねだりするヒナちゃん。さっきまであんな怪鳥ふうだったのに。前回と同一のヒナです。
お父さんは、奧側左端で写真から半分はみ出している個体です。追い払おうとした部外者の反撃を受けているようです。キングは子育て欲の強いことが多くて、ヒナにかまってみたい、あわよくば我が物にしたいと近寄ってくる者が続出。
何といってもキングひなちゃんの魅力はもふもふに鋭い目つき。
夏から秋に孵化したヒナは、冬の後半になるとコワカワイイ盛りになります。旭山動物園のこのヒナはそろそろ大人の羽に衣替え中。
だれぞおらぬか？ 「お忍びで遊びに出たけど誰もいないのであたりを見回す王様」ふうのキング。
もちろんこちら側にはお付きと取り巻きがおりまして、その数なんと１ケタ（平日）。なんていう冬のイベントが、数年前までアドベンチャーワールドにはございました。鳥インフルが頻発するようになってから、このお散歩はなくなりました。
天王寺動物園のペンギン敷地裏側にはペンギンの住まいが長屋風に並び、フンボルトたちがこんなふうにしてると、路地裏の井戸端会議ふうだったりします。