こちらは、私のお気に入りで密かに『マユゲちゃん』と呼んでいる海遊館の女王様キングでございます。両目の上に黄色いアイカラーが入っています。それのみならず、頭や顔の黒い羽が、光の当たり方で金色に輝いて見えるゴージャスなファッション! そして極めて個性的。次回から、そんなマユゲちゃんの、婚活シーズンのある日の様子をお届けします。
番号がキングペンギンの200番なので、海遊館生まれ第1号?と思っています。(ご参考までに、第1世代0番台、海遊館生まれ200番台、転入300番台)
キングの婚活シーズンはいろんな騒ぎが起こります。これは、ペアが決まった2羽が、通行者を激しく威嚇している場面。威嚇された側は、クチバシ攻撃を避けながら素早く通り抜けようとしています。
キングペンギンは巣を作りません。ただ、場所取りをします。S席は2方が壁またはガラスになっている隅っこ、A席は壁かガラスの前、そして出遅れると、このペアみたいにオープンスペースになってしまいます。彼らもどこか条件のいいところに引っ越すかも。
奧で抱卵しているキングは、さっさといい席を確保したようです。
さて、首を伸ばしていた男女3羽はどう決着するのでしょう。こちらの写真は別の時のものですが、こうなるのがお決まり。2対1で追い払われます。右2羽でペアご成立のようですね。背中が見えているのがメス、向こう側2羽はオスです。
オスを奪い合うこともあります。が、いずれにしても結果が出るまではライバル同士の牽制が続いて、奪い合いの対象になっている個体は特に何もしないのが通常のパターンみたいです。
ペアが決まると、今度は2羽で向かい合って首を伸ばして、鳴き交わしたりして、気分を盛り上げます。
6月から7月のころ、キングペンギンがこんなふうに2,3羽集まって首を伸ばしている様子が見られます。婚活シーズンです。身体ごと首をうにょーんと伸ばして、カッコよさをアピールしておるのです。
2羽でやっている場合はペア。3羽だとたいてい、略奪愛をもくろむ3羽目がいるか、どちらか決めかねている1羽がいるか、です。海遊館のキング、この写真では真ん中がメス。
カキ氷を浴びながら、腹ばい姿勢で伸びをするアデリーペンギン。右足を大きく上げて伸ばし、気持ちよさそうです。海遊館南極大陸水槽。
前回のようにカキ氷のお山でおくつろぎ中のペンギンは、こんなお顔だったりします。氷片だらけ。カキ氷の中に顔を突っ込んでいたのです。全身で涼しさを味わっております。
カキ氷のお山で寝そべるアデリーペンギン。足の裏、黒かったんですねー。ヨゴレじゃないですよ。引き続き海遊館のペンギンたちです。
海遊館のイワトビペンギン、ヒナ5羽のいる場所はご覧の通り。右上のファミリーの巣は段の上の方にありますが、降りてきてます。もう少しすれば親の元を離れてヒナどうし集まって過ごす様子(クレイシ)が見られる、といいですね。
海遊館イワトビひな、5羽めのご紹介。左奧の隅っこをマイホームにしている一家です。こちらのお母さんも背中の羽がボサボサしてきました。子育てが終われば換羽です。頑張れ!
海遊館イワトビのヒナ、4羽目はこちら。ぬいぐるみ!みたいですが、フリッパーの端など、すでにモコモコ幼綿羽が抜け始めています。
いっしょにいるお父さんは、腰のあたりの羽に疲れが見えますね。子育てが終わると、成鳥は年に1度の換羽期を迎えます。
こちらが昨日のヒナちゃんの同期。ほわほわですが、やっぱりサイズは親と変わりませんね。
海遊館のイワトビペンギンは、5羽が展示場で親に育てられていました。バックヤードにもう1羽いるそうです。
ちっちゃな冒険をしていた海遊館イワトビのヒナ、3週間後はこんな大きさにまで育ちました。親より大きい?
フワフワ幼綿羽が抜け落ちると親と同じサイズの亜成鳥になるので、外見は一回り大きく見えてます。
さて、同じく海遊館ですが。昨年生まれのオウサマペンギンのヒナは、今どうしているかというと、
立派な亜成鳥にご成長なさっております。ヒナの幼綿羽が抜け落ちると、亜成鳥の一丁上がり。
オトナと比べてクチバシの色が黒っぽく、首から胸の黄色が薄く、白とグレーを仕切る黒線が細いのが、できたて亜成鳥のしるしです。だんだんとオトナっぽくなっていきます。