さて、越前松島水族館の抱卵キング、じーっと動かずに置物化しているように見えますが、動けます。
なんかおしりかゆい。クチバシで掻こうとしています。首は自在に動きます。それでもタマゴは動きません。このあと、全身あちこちちゅくちゅく羽づくろいしてましたが。
ハラの下の方をちゅくちゅく、ついでにタマゴも点検。ハラの皮を引き上げて、様子を見ます。タマゴを足にのせたまま、立っている向きを変えたり位置を変えたりすることもできます。
越前王キュウ君、抱卵中の御様子。なんだかやたらに身体が太くなっています。
そろえた足の上にタマゴを置き、かがみ込むようにしてハラの皮をたるませて、かつ羽毛の生えていない『抱卵嚢』と呼ばれるところをフィットさせて温めます。
こちらは通常モードのキング、細いです。キュウ君の奥方様です。
ペンギンは抱卵も子育ても交代で行いますが、非番のときにもピッタリとついていたり、離れてしっかりと羽を伸ばしていたり、ペアや個体によって過ごし方はいろいろのようです。
淡いピンクの可愛らしい足に繊細な羽毛がラブリーなこのペンギンは？
「やんのかコラ」ポーズ（ただ前傾なだけ）を決めているイワトビ君です。ミナミイワトビ。日本で見られるイワトビにはキタとミナミがあり、キタの方が大柄で冠羽がわさわさ豪華なのに対して、ミナミは小柄で冠羽はシンプル傾向。
さて、お次はこの足。何ペンギンでしょう？ ちょっと恐竜っぽいかんじ。鳥は恐竜の生き残りとさえ言われることがあるのもうなずけます。
はい、足の主はキングです。ちなみに、写真の一番奥で抱卵しているキングの奥方様です。タマゴがアタリ！だといいですね。＠越前松島水族館
さて、この黄色い足はだれでしょう？
接地する足指は３本、指の間に水かき、そして足の内側にもう１本、小さな指があります。鳥はふつう足指４本ですって。
ジェンツーです。ペンギン全種のうち足が黄色いのはジェンツーだけ。ただし、黄色に濃い薄いの幅があり、オレンジ色に近い場合もあります。爪は黒いですが、中には薄い色の爪があることも。引き続き越前松島水族館。
餌バケツをはさんで「つまみ食いはあきまへんで」と言っているようなイワトビ、 「それはあんたや」とあきれているようなジェンツー。それぞれに順番を待つキング。越前松島水族館にて。
続きです。海遊館のキング、本気か遊びかはわかりませんが、いちゃつきに熱が入っています。ところで、その近くには別の仲間が立っていましたが・・・
「ええかげんにせんかいっ！」と鋭いクチバシ攻撃。「ほっといてんか！」という感じの素振りをみせるも２羽は解散・・・ではなくて、少し離れてまたやってました。
海遊館のキングが、首をからませていちゃついていました。本気かどうかは不明です。繁殖シーズンではありませんでしたし、ヒマつぶしにやっているという見方もあるようです。
前回登場した海遊館アデリー、ヘン顔の次は身体を細長く引き延ばしました。
うにゅーんと全身を長くして、フリッパーは身体を締めるような形になっています。ノビをしているときのペンギンは、顔も目一杯伸ばす感じで、ヘン顔になってしまうのでした。でも、とても気持ちよさそうです。
こちらは海遊館のアデリー亜成鳥。ノビをして目をむいているので白目が出ています。そのうえ顔が上下白黒に色別れしていて、このポーズだとウナギに似ているような？
ヒナのほわほわな綿羽が抜け落ちると、まずは亜成鳥。ペンギン一生に1年間ほどの限定仕様です。アデリーの場合、成鳥との見分けポイントは顔の白黒。成鳥はアゴの下まで黒です。（前回写真をご参照ください。）
海遊館のアデリー、首を伸ばして高らかに歌っています。アゴの下の白黒境界線がハート形（の上半分）になるんですが、正面から撮れなくて残念。伸ばす前の首は一緒に写りました。アデリーの首もけっこう伸びます。
アドベンチャーワールドでずらり並んだペンギンの大きな皆さん。キング（王様）とエンペラー（皇帝）、見分けてみましょう。
答えはこちら。Kがキング、Eがエンペラーです。キングは換羽期に入るところで羽が全体に膨らんでいたので、太めに見えます。普段はもっとスリムです。エンペラーはいつもどっしり体型。
冬になると、名古屋港水族館ではペンギンの子育ての様子が見られます。こちらはヒゲペンギン。（照明が南極モードなので、日本の冬は南極の夏、繁殖シーズンです。）
ヒゲペンのヒナは全身シルバーグレーです。少し前に登場したキングのヒナは全身濃い茶色。種類によってヒナの外見が異なります。
ペンギンの柔軟性、前回まではキングだったので、身体が大きいから目立つんだと思われるかもしれません。でも、小さいお友達も、同じようにできます。こちらは海遊館のアデリー。くるりと身体ごときれいに曲がっています。
