ペンギン音頭

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キングペンギンの模様

2015-10-31 09:08:22 | ペンギン



同じく昨冬のペンパレメンバーだった116君はアメリカ出身です。日本語はちゃんとわかっているようです。日本生活も長いですからね。

お年寄りだからか、落ち着きすぎていて、あまり活発に動きません。寝転んでいたり。

ところで、色鮮やかなキングペンギンの首回りの模様、詳しく見るとどうなっているでしょう。




立って昼寝を決め込んでいる116君。(ときどき目を開けます。) そういえば、いちゃいちゃペンギンの後ろにも爆睡している姿が写っていました。

さて目の後ろの勾玉形イヤーパッチ。こんなふうに首を曲げると、ヒトダマみたいに伸びるのですね。

そして、シルバーブレ-のエリアとの境目に注目すると、細い黒フチドリがあることがわかります。もちろん胸の濃いオレンジ色部分とも細い黒線で区切られていることがわかります。

模様には個体差があって、フチドリ黒線の目立ち具合もいろいろです。比べてみてくださいね。


ご親戚のエンペラーペンギンだと、勾玉模様は胸の側で閉じていません。そしてオレンジ色も全体に薄いです。


ペンギンのアベック・2

2015-10-30 08:29:39 | ペンギン

 

「うふふ。」 「おいおい~。」 いちゃつくキングのアベック。




「なによっ?!」 近づいた仲間に、するどい視線とクチバシを向ける女子キング。




「えっと~、そやから~。」 「わからんやっちゃな。」 男子キングも迷惑げ?




「もおええわ。」と仲間が去ると、すぐまたいちゃいちゃを続行する仲良しアベックでした。

この女子キングは私の注目個体、私的命名『コミミ姫』です。話しかけて?きた仲間は、コミミちゃんの幼なじみ『若様』。女子のほうがオトナになるのが早いのか、コミミちゃんはいつまでも子供っぽい若様は相手にせず、年上のカレを選んだようです。

海遊館のペンギンパレード待機場でした。


ペンギンのアベック・1

2015-10-29 08:10:36 | ペンギン



仲良く鳴き交わす、キングのふたり連れ。左が鳴き終えたら右が首を伸ばして、これから歌います。




高らかに歌う右キング(メス)。じっと聞いている左のキング(オス)。




で、いちゃいちゃし始めました。つづく。


キングペンギンの首

2015-10-28 08:38:51 | ペンギン



キングペンギンの首は、こんなふうに曲げることができます。足の爪でクチバシの付け根を掻いておりますね。

私はペンギンのこんな踊っているようなポーズを『ペンギン音頭』と呼んでおります。




もちろん、ペンギンの首はこんなふうにまっすぐ上に伸ばすこともできます。

お顔が案外デコボコしているのがわかりますね。




このずんぐり首と同じとは、ちょっと信じられない感じです。

彼らの首は身体の中でS字形になっていて、伸び縮み自由。縮めた時にほとんどシワが出ないのが、うらやましいですね。

モデルはいずれも旭山動物園のキングでした。


キングペンギンは目つきが悪い?

2015-10-27 09:29:02 | ペンギン



さて、ガラス前で観客サービスを続けられるサー・ニルス。

換羽を1回パスなさったためにお顔の黒色が薄くて、閉じた目がよくわかります。顔がまっ黒だと、閉じた目はどこにあるのかわかりません。

クチバシのピンク色部分(嘴片)の表面が一部はげているのは、事故や病気によるものではありません。換羽時に古い層が落ちて更新されるのが、中途半端になっています。




目をお開けになりました。目つき悪いです。っていうか、こわいです。

キングペンギンの目は、人間と似たアーモンド型に開いています。外からいつも見えているのは黒目部分。黒目は濃い茶色をしています。

たまにこういう目つきをしますが、決して悪気はありません(たぶん)ので。

ところで、サー・ニルスのナイト爵はノルウェー国王から授けられました。また、ノルウェーのキングズガード(王の警護と儀式担当)のcolonel-in-chief (名誉連隊長)を務めておられます。軍籍にない王族や貴族の方がつく名誉職です。

エディンバラ動物園はイギリスなのに、なんでノルウェー?という疑問につきましては、昔の当コラム文字版の記事目次から『人鳥ナイト』をどうぞ。
http://penguinplace.sakura.ne.jp/column/col4.cgi


高貴なるペンギン サー・ニルス3

2015-10-26 09:10:37 | ペンギン



サー・ニルスは人間観察も好まれます。単独ガラス際やフェンス際で過ごされることが多いようです。




ですから、サー・ニルスが低いガラス際にいらっしゃる時は、もったいなくも真上から拝見することもできちゃいます。

エディンバラ動物園のキングペンギンは、ただ今5羽のボーイズ集団となっております。マクリーン君が5年ほど前に生まれたあと、転入してきたレインボー君もオスで、絶賛ヨメ募集中。

イギリスはキングの名産地フォークランド諸島を持っているのでキングペンギン連れて来放題!なんてことやらないのが、紳士の国なんでしょうかね。

近年、野生生物保護の観点から、野生生息地から生き物を持ってこないで繁殖でまかなうようになっています。


高貴なるペンギン サー・ニルス 2

2015-10-25 10:06:39 | ペンギン



「こちらの方がウケがよかろう。」 ガラスの前に移動して高らかにアピールするサー・ニルス。




お作法どおりお辞儀で締めくくると、観客は大いに喜びます。




「観客を喜ばせるのが余の務めじゃからの。」 満足げなサー・ニルス。ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の務め)を実践しておられます。

サー・ニルスは右に紫色のバンド。バンドには「NILS」と名前が入っています。(バンドの色は変更の可能性あり。以前はオレンジ色でした。)


高貴なるペンギン、サー・ニルス 1

2015-10-21 08:40:24 | ペンギン



「うむ、そろそろ奉仕の時間じゃの。」

エディンバラ動物園のキングペンギン『Sir Nils Olav』は、世界でただ1羽の、ナイト爵を持つ高貴なペンギン様です。




「どれ、イワトビよ、案内いたせ。」 「は。本日はこちらでいかがでございましょう。」

じゃないんだけど、イワトビと一緒にちょっと端っこのほうに向かっています。




「くわ~っ! 余はサー・ニルス・オーラフなるぞ~!」 高らかに自己主張するサー・ニルス。

「ではこれにて私めは失礼つかまつりまする。」 みたいに去って行くイワトビ。

このポーズ、キングの首がどれだけ伸びるかの標本みたいですね。

ニルス卿のフリッパーがフリンジ状になっているのは、この年の換羽をパスしてしまったからです。次回換羽すれば、ピカピカのお姿に戻るでしょう。

続きは25日です。


キングペンギンの首

2015-10-20 08:55:09 | ペンギン



海遊館のイケメン王、私的命名『若様』は、いろんなモノを調べるのがお好き。屋外展示の背景シートを熱心に点検なっていましたが、




「じゃませんといてや!」 通りかかった仲間にクチバシを向けて、威嚇します。ひるむ仲間キング。しかし!




「わっ!」 仲間キング、うまくよけました。若様の首、一瞬で伸びています。




「あっちいってんか。」 「わかったわい。」

両者の首、元に戻りました。げに伸縮回転自由なるキングの首のおそろしさでございました。


ペンギンの体長

2015-10-19 08:56:30 | ペンギン



はい、ペンギンも鳥ですから、体長はこうやって測り・・・。もしもしシズクちゃん、首と体を一直線にしてくださいな。




「こんな感じ?」

首は普段の姿勢と直角になってますね。だいたいこれでクチバシの先っぽからシッポの先っぽまでが、ペンギンの体長。

マンガ『白くまカフェ』にもコウテイペンギンさんが立って実演しているシーンがありましたが、首はのばさないみたいです。

キングはこれで90センチなどとされますから、人間と同じ身長測定のやり方だと、70から75センチになります。




モデルになってくれたシズクちゃん、どうもありがとう。

シズクちゃんは福岡市動物園生まれキング。2014年に両親とよそのおじさん(モモタ君)の総勢4羽で福岡から旭川にお引っ越ししてきました。泳ぐのとお散歩が大好きな、活発女子です。


ペンギンの身長?

2015-10-18 08:38:27 | ペンギン



ペンギンの身長って? (モデルは天王寺動物園のみなさん)




同じ個体でもずいぶん伸び縮みが激しいです。




これでどうだ。みんな同じポーズ。

でも、ペンギンは鳥の仲間なので、人間と同じ身長測定のやり方で測るのではありません。しかも、『体長』です。

鳥には鳥のやり方がある!というわけで、次回につづきます。


じっと見ているペンギン

2015-10-17 08:43:06 | ペンギン



旭山のキングひなちゃんと、たぶん父親。

後ろからじ~っと見ているのは、福岡からやって来たソルト君。子煩悩キングです。




我が子の世話を焼くお父さん。一人前に羽づくろいするひなちゃん。

ず~っと見ているソルト君、なんかちょっとアブナイ感じが。ヒナ強奪したろかなんて、考えてないでしょうね。

前回の答えは『ジェンツーペンギン」でした。真ん中あたりの奥に顔が見えます。


ペンギンは『人鳥』

2015-10-15 08:46:33 | ペンギン



「ゼッタイ中に人はいってるで。」 と言われることの多いキングペンギン。ペンギンは昔『人鳥』と当て字されたくらいですから、人っぽいのがウリです。

旭山動物園のこの水中キング、足のたたずまいが、まるで人。




でも、フリッパーと呼ばれる形の翼を打ち振って泳ぐバードランド王のお姿はまさに、というか当然、鳥。やっぱり『人鳥』ですね。