このプールは向こうに見えている海とはコンクリートと鉄柵で仕切ってあり、海水だけでなくサカナも出入り自由。アザラシなら大丈夫でしょうが、ペンギンは体が小さいので、出て行かないように真ん中あたりにネットを張ってあります。プール内に待機する飼育員さんが移動したら、そろそろ遠足は終了です。
出口に近い側の飼育員さんの足元に、そろそろ集まってきました。もっとおやつが欲しそうなフンボルトもいますね。
全員、扉前に集合。では、戻りますよ。
表示がわかっている？ ちゃんと指定通りの側を歩いて行きます。
おたる水族館、夏のペンギン散歩はフンボルトです。拡張されたプール『しゃっけープール』をぐるっと回っていきます。
もうちゃんと行くべきところがわかっているようです。海へと続く坂道をおりて、
はい、海に到着しました。ちょっと辺りをうかがっています。一番前に出ているのは、ショーで大活躍した若鳥です。
ここはおやつポイント。陸上からサカナが降ってきます。
早足で帰り道を楽しむジェンツーたち。キングはゆっくりです。
お散歩の延長を飼育員さんにお願いしているようなキング、うしろの方には、自主的に延長してやろうと？ブラブラゆっくり歩いている若手の姿。
「アカンか～、ほなまっすぐ帰ろか。」諦めて前を向いて歩くキングのオトナたち。ジェンツーは生け垣の葉っぱで遊んでいます。
そろって無事にご帰還できそうです。
小雨の中、堂々と進むペンギンたち。
冬のコースはもっと長いのですが、それ以外の季節はショートコース。小走りにやって来たジェンツーたち。いつも柵やマットの点検をします。
キング集団が到着。ここでペンギン解説があります。あたりを見回したり小競り合いがあったり、自由に過ごすペンギンたち。
元来た道を引き返します。時々、「帰りたくない」とごねるペンギンも見られます。それにしても、ムチムチの『ふともも』（じつはスネ）がたまりません。
「そろそろやな。」 「行っとこか。」 登別マリンパークニクスのペンギンたち、パレードの時間が近づくと自主的にバックヤードのドア前に集合します。左端の矢印個体は、換羽中につき休場。高齢でもあります。
パレードの様子を３回に分けてお届けします。
ドアが開きました。ぞろぞろと入っていくペンギンたち。ジェンツーは駆け込んでいきます。希望者多過ぎで戻されることもあります。
休場個体はここで仲間をお見送り。この下にバックヤードから出てくる通路があります。
来ました！ この日は小雨模様でしたが、ペンギンはへーき。換羽したばかりのキングは、ピカピカな羽が見事に水をはじいています。
おたる水族館、同じ若鳥君の、別の回での高飛び込みです。まず水面の様子を確認。
水面をぐっとにらみ、足に力をためて、
体を伸ばしフリッパーを広げて落下します。
水面が開いているのを確認しているように見えるのですが、泳いでいる仲間は動いてくるので、ぶつかったりは・・・しないのでしょうかね。
おたる水族館のペンギンショー、ラストは高飛び込み。若鳥君、階段を上って台の上でおやつをいただき、準備はできたでしょうか？
「それっ！」 宙に舞うフンボルト若鳥。ショーの締めくくりに相応しい、華麗な飛び込み姿でした。
おたる水族館のペンギンショー、お次の種目はすべり台。フンボルト若鳥君大活躍です。長いすべり台を、バケツをのぞき込んだままトテトテと歩いて降りてきます。決して滑りません。
若鳥君、矢印のところです。仲間が見守る中、余裕ですべり台を踏破！ 見事な足さばきでした。
続いてはハードル種目。若鳥君も参加します。先輩が一番低いハードルに挑みます。おっ、いくか？！ 片足のっかってしまいましたが、
おっと残念、足をついて戻ってしまいました。当然のようにハードルを横からスルーしてバケツに接近しようとする若鳥。
「もういちどやりますか？」 「いいえけっこうです。」 あきらめたっぽい先輩と、じりじりとバケツに近づく若鳥。
ハードルはすっかりあきらめて、次なる目標をサカナに変更した先輩。それを見て固まっているみたいな若鳥。みごとなペンギン芸でございます。
おたる水族館のペンギンショー、お次の種目はシーソーです。エサバケツから目を離すことなく移動するフンボルト。見事です。
真ん中を過ぎれば、バッターンと板が動きます。彼らはバランス感覚に優れているので、これくらい何ともありません。足元は自動制御？でしっかりとバケツを見ています。もちろん、またこちら側にバッターンとやってくれます。
普段はこのシーソー、お昼寝台に使われていることがよくありまして、必ず傾斜の上側に頭を向けて寝ころんでいます。
おたる水族館のペンギンショーは、自由すぎるペンギンが売りもの。天然のお笑いをどうぞ。まずは低い飛び込み台。「おサカナを食べたら、いきましょう！」 若鳥君、やる気満々というか、食べる気合い充分です。
「はい、いきましょう！ それっ！」 「な～、まだあるやんサカナ。」 食べるだけ食べて引き上げるのは、ネタ（＝笑いどころ）です。天然芸達者なフンボルト先輩と若鳥君でした。つづきます。
海遊館のキング、首をよーく伸ばして、
さらにお口をくわっと開けて、下クチバシで首をかいています。舌にも力が入っているようです。ここは足ではかけないのでしょうかね。
八景島シーパラダイスのゼニガタアザラシなんですけど、手前2頭は立ち泳ぎ、奧の1頭は底に『立って』ます。あの後ろ側に曲がっている部分は、『膝』なの？
こちらは旭山動物園のキング、うーんと体を伸ばしてフリッパーを勢いよく振り回しますと、
フリッパーがしなってます。もちろん人間の腕と同じく骨は曲がりません。バレエの所作のように、腕で輪を作っているような感じになっているのでしょう。
キングのフリッパーはすらりと長くてイカス！と思います。モデルはアドベンチャーワールド王。イルカのひれ脚と同じく『フリッパー』と呼ばれますが、元は（今の形に進化する前は）飛ぶ鳥と同じ『翼』でした。
なので、一枚の板状に見えるフリッパーも、じつは関節があるので多少は曲がります。モデルは越前王、ちょうど飛ぶ鳥が翼をたたむようなところ２箇所でちょっと曲げています。これ以上は曲がらないと思います。