「おなかすいたすいたすいた~!」 「ちょっと待ちや~。」
ジェンツーのヒナちゃん、親のクチバシをツンツン。ガラスの外には聞こえませんが、ぴゃ~ぴゃ~と大きな鳴き声を出しているはず。
親は、んぐっと力を入れて、ヒナに食べさせる準備。
ヒナを食べているのではありませんよ。ヒナが食べているのです。吐き戻し餌を口移しにします。
もっと小さな頃は、ヒナの頭が親の口の中にスッポリ収まってしまうので、本当に「ヒナを喰っている」みたいに見えます。
お知らせ: 次回は12月7日の予定です。
「おなかすいたすいたすいた~!」 「ちょっと待ちや~。」
ジェンツーのヒナちゃん、親のクチバシをツンツン。ガラスの外には聞こえませんが、ぴゃ~ぴゃ~と大きな鳴き声を出しているはず。
親は、んぐっと力を入れて、ヒナに食べさせる準備。
ヒナを食べているのではありませんよ。ヒナが食べているのです。吐き戻し餌を口移しにします。
もっと小さな頃は、ヒナの頭が親の口の中にスッポリ収まってしまうので、本当に「ヒナを喰っている」みたいに見えます。
お知らせ: 次回は12月7日の予定です。
名古屋港水族館のおすましヒナちゃん。別に親子ゲンカしたわけじゃないんだろうけど、背中向けちゃてる親ジェンツー。
ジェンツーのヒナはグレーと白に黄色いクチバシ(足も)で、とても愛らしい配色です。
上の写真と比べてみてください。正羽(オトナの羽)に変わり始めたヒナです。ハラと頭の綿羽がまず抜けています。
目の上に、親とおそろいの白いリボン模様が出ています。が、リボン模様は目とつながっていません。それがジェンツー亜成鳥の見分けポイント。
親と全く同じ柄になるのは、次の換羽時です。
お次はジェンツーペンギンの親子、ヒナが2羽いますよ。同じく名古屋港です。
大きくなって親のハラの下にはおさまらないのに、頭を突っ込んでいれば安心できる?
寝ていたヒナ、頭を出して起き上がりました。これからお食事をねだるつもりですね。
手前右はヒゲペンギン、左はアデリーペンギンです。この3種は同じアデリーペンギン属。『しろくまカフェ』でもおなじみです。
「えっこらえっこら~。」 ちょっとした岩壁を降りるヒナちゃん。見守る両親。
前回写真でヒナが「やった~!」のポーズで立っていたのが、この写真で親の立っている場所です。
ヒナちゃん、無事に降りられました。こうやって足腰が鍛えられます。
「うんしょっ。」 「あしもと、気ぃつけや。」
ヒゲペンギンのヒナ、大きくなるとこんな感じ。大きさは親とほぼ同じですね。
でもまだまだコドモなので、親に見守られて巣の近くを探検します。
小さなころは全身シルバーグレーでしたが、育つと濃グレーと白の2色になり、それも抜け始めています。もさもさした羽が幼綿羽(ヒナの羽)で、ツルッとして見える部分が正羽(オトナの羽)です。
顔にはヒゲペンのトレードマーク、1本線が薄く現れています。コドモなのに、ヒゲ・・・。いえ、アゴヒモペンギン(チンストラップ)という呼び名でいけば、帽子のアゴヒモですから。
「やった~!」 得意顔に見えるヒナちゃん。少し離れた場所におでかけしています。もちろん親がついてます。
「え、なんですか~? ただのひるねですけど~。」
知らん顔のヒゲペンギンですが。そんなはずないじゃんと、見張っていますと。
ほら、やっぱり。ハラの下にヒナを隠していました。おなかすいたヒナが催促したので、お食事タイムです。う~ん、ヒナがよく見えません。
(親ペンギンの頭部に見える1本線は、首を振った親の口から何か飛び出したのが写ったものです。)
で、別の巣を睨んでいると、ちょうど真横からヒナが見えました。ヒゲペンのヒナは、シルバーグレー。とってもラブリーです。
名古屋港水族館では、11月から12月は「夏」の繁殖シーズン。例年、ヒゲ、アデリー、ジェンツーの子育てが見られます。
危険な地球外生物!な感じに見えませんか? 鋭いクチバシでグサッとひと突きされそうな・・・。でも、
首を元にもどせば、ご覧の通り。海遊館のキュートな若姫様ペンギン、2013年生まれのキング238ちゃんでした。
カワイイさかりのフンボルト若鳥君が、なぜこんな顔?
こわく見えるのは、目が白っぽいから。ふつう、ペンギンの目は黒目だけが見えています。
この若鳥君は黒目の色が薄く、瞳孔が小さな黒点として確認できます。マンガの基本、「コワイやつは白目がちで瞳が小さい」に当てはまっちゃうのです。
ロンドン動物園のフンボルト若鳥でした。なお、水面が泡立っているのは、洗剤ではなくて、勢いよく吹き出す水と大袋で投入する塩の合わせ技だと思います。
キタイワトビペンギン、京都市動物園のギンちゃん在りし日の姿。めちゃイケてます。
ところで、イワトビペンギンの首は短いように見えますが。
このくらいはカンタンに伸びます。
「雪はよろしおすな~。うち、絶好調どす~。」
旭山動物園のイワトビ女子、雪の中ではしゃいでいました。イワトビペンギン独特のちょっとコワイ顔してますが、でも女のコです。
雪の中のペンギンは絵になりますね。でも、降雪時にはちょっとご注意を。
カメラとペンギンとの間に降っている雪にピントが合ってしまうことがあります。
ドスコイな体型の真ん中イワトビ。豊橋ののんほいパークです。
ボサボサで眉が太い。もう皆様ピンと来ますね、換羽です。もうすぐ盛大に抜け始めます。
左はやせやせペンギンですが、こちらは換羽終了直後のお姿。
本来野生では換羽中は海に入れない、すなわちサカナが食べられないですから、絶食します。飼育個体でも、絶食したり食欲が落ちたりする個体が多いらしいです。
もちろん、換羽前には食いだめしておきますし、換羽後も猛烈に食べますから、すぐに元通り。
右に見えますのが、その換羽後少したった、ピカピカふかふかの絶好調スタイルです。
イワトビペンギンの仲間に新種発見?! 特徴はトサカと一文字マユ!
と思うくらいの、絶妙な換羽具合。海遊館のミナミイワトビ君です。
マユの後ろにあるはずの飾り羽が抜け落ちて、まだ新しいのが生えておりません。そのうちに伸びてくるのでしょう。う~ん、飾り羽の抜け毛(羽)がほしい・・・。
またイワトビ、つづきます。
アドベンチャーの海獣館、壁際にアデリーペンギンが鈴なりになっています。
さて、真ん中あたりの上の方、ちょっと質感の違うペンギンがいますね。
アップで見ると、こんな感じ。そうです。アデリーのヒナです。
このモコモコ綿羽が抜けると、これまでに紹介してきましたあの顔の下半分が白い亜成鳥になるのでございます。
なお、ヒナちゃんのハラ側も、背中側と同じ色。アデリーヒナは濃い茶色一色です。
「わてら、ちっちゃいけどオトナでっせ~。」
「王様のコドモちゃいまっせ~。」
「たのむでほんま~。」
というわけで、アドベンチャーワールド白浜のアデリーペンギン成鳥の図です。下の海遊館亜成鳥と比べてみてください。
「な、ちゃいまっしゃろ?」(違いますでしょ?)
亜成鳥には、白いアイリング(目の周りの白線)がありません。
また、顔の下半分(クチバシの下からほっぺた)が白い。胸から一続きになってます。
さあ、これであなたもアデリー通。ただし、亜成鳥のこのファッションも次の換羽でオトナ柄にモデルチェンジします。