海遊館のジェンツーペンギン、マイホームにて夫婦仲良くおくつろぎ中。二段重ね、下がカレです。
ジェンツーペンギンの足は、黄色。ペンギン18種中、唯一黄色。クチバシも、口の中も、黄色。こちらはアドベンチャーワールドのジェンツーたち。見事な黄色です。
こちらはエディンバラ動物園のジェンツー。えっと、足は黄色というより、ピンク? 黄色味がかったピンクというか、曖昧な色をしています。クチバシは黄色いですが。なぜでしょう。
ついでに、気が荒いと言われるイワトビペンギンの足は、かわいらしいピンク色です。同じくエディンバラのイワトビ。
エディンバラ動物園でサー・ニルスと並ぶセレブペンギン、ジェンツーのスノーフレーク(Snowflake)さん。中央の、体色の薄い個体です。1996年生まれの男子。フリッパーバンドはついていません。
色が薄いことによる不都合はないようです。めでたくペアにもなっています。ただ今、場所取り中。
別の巣にもいました、薄い色のジェンツー。こちらは女子。左に黒バンド。
もう1羽、向こう岸を歩いています。女子です。ちょっと遠いですが、バンドは黒と緑に見えます。
かつて読んだ同園のブログ記事によりますと、複数いる淡色個体に血縁関係はなく、また彼らの子供は標準的な羽根の色をしているのだそうです。
エディンバラ動物園にはキタイワトビもいます。ところで、イワトビはツンツンの黄色い冠羽がトレードマークですが。
こちらのイワトビをよくご覧ください。落ち武者似のザンバラ髪みたいな冠羽には、しっかりと黒い羽根が混じっております。じつはイワトビの冠羽は黄黒2色なのです。普段はよくわからないのですが、白い部分が背景になっていて、黒がよく目立ちます。
4月上旬、エディンバラ動物園のキング古参メンバー2羽は、換羽前でした。羽根はピカピカに見えますが、尾羽がすり切れてしまっているのが見分けポイント。
こちらは絶賛換羽中。古い羽が新しい羽に押し出されるようにして入れ替わるので、ボコボコに膨らみます。奧の個体、フリッパーだけ換羽終わってます。
この様子、「ヒナがオトナになるところ」と間違われることが多いようです。ご注意ください。ヒナなら全身茶色の幼綿羽が抜けますので、抜け行く茶色い幼綿羽の下に白いハラやグレーの背中が見えております。
そしてこちら、右側のキングは換羽終了。背中にポチポチと旧羽を残すのみ。
左の個体は3分の2終了くらいでしょうか。シッポが2段に見えると思います。下側の黒くて長い尾羽が換羽直後なのできれいですが、わりと早くにすり減ってしまいます。
このたたずまい、もしかしたらサー・ニルスじゃないかと思うんですが。換羽中はフリッパーバンドを外しているのか、バンドが見えません。
ペンギン散歩の花形であるキングはご覧のように換羽中につき休場。
ただしうれしいことに3羽増員してました。前回は男子5羽だったのが、8羽になっていました。たぶん懸案だったお妃候補を迎えたのだと思います。
換羽中はフリッパーバンドを外しているようですが、この孤高の後ろ姿がどうもサー・ニルスっぽい。
手前は巣台に石を入れて整え、場所取りをしているジェンツーたち。もしかしたらタマゴ温め始めているかも。
こちらは何年か前。せっかくなので散歩にお出ましになる王様方のお姿を。
サー・ニルスは右端。この頃はノルウェー国王よりナイト爵を授けられ、ノルウェー近衛隊の名誉連隊長を務めておりました。現在はさらに昇進して准将でございます。
「ささ、ニルス卿、参りましょう。」飼育員さんに促されるサー・ニルス。あー、キングのそのあたりはめちゃ手触りいいんですよ。私も触りたい。
エディンバラ動物園はUKのスコットランドにありますが、同園はノルウェーとは1913年の開園以来の『ペンギン縁』があります。また、ノルウェー近衛隊がエディンバラの有名フェスティバルであるミリタリー・タトゥーに数年ごとに参加しております。
サー・ニルスは1972年にノルウェー近衛隊のマスコットとなり、勤務伍長の階級からスタートして昇進を重ね、2005年に名誉連隊長に。そして2008年にはノルウェー国王からナイトの爵位を授けられたのです。2016年に准将に昇進して現在に至ります。
サー・ニルス、現在は3代目。名前は、Sir Nils Olav。最初に隊のマスコットにしようと働きかけた隊員さんのお名前 Nilsと、当時のノルウェー国王のお名前Olavから。
イギリスはスコットランド名物エディンバラ動物園の元祖ペンギン散歩。見物はプール横の広場の周囲に人垣を作って。ご覧のように、そろそろ人が並んでいます。ペンギンは人垣とフェンスとの間を進みます。コースの一部は両側人垣となります。(この写真だけ何年か前のものです。)
で、前回の写真で外に出てきていたジェンツー5羽。バック歩行する飼育員さんについて歩きます。1羽どこかで道草を食っているようですね。
広場の向こう側に回ったペンギンたち。人垣も移動します。赤い線の区間は人垣無用。
旭山動物園をはじめ日本のペンギン散歩では「前列の方はしゃがんで」見るようになっていますが、ここではしゃがんでいると「立ってください」と注意されます。カメラや持ち物の位置が低くなるのでペンギンがつつくおそれあり、ということで。立っていても、傘はしまうとか。
見物人の数が日本よりも断然少ないので、立っていても背丈の差でカバーできる程度の人垣でした。もっとも、それは12月から5月までの話で、夏休みなどハイシーズンの様子は、行ったことがないのでわかりません。
4月のエディンバラ動物園から元祖ペンギン散歩をお届けいたします。
飼育員さんが集まり始めるのをめざとく見つけたジェンツー。お散歩は、柵の向こうに見える芝生広場の周りを1周です。
よっしゃー、出番や! 駆け足で集合するジェンツー。ただし、ジェンツーは繁殖シーズンに入ったためほとんどは巣で場所取り、キングは換羽絶頂期で休場。というわけで、何羽出るかな? 全くのボランティア散歩なので、羽数は読めません。
芝生の周囲に黄色い線が引いてあるの、見えますでしょうか。この線より芝生側に立ちます。柵側には赤い線が引いてあり、赤い線のところはあけておかなければなりません。
立つのです。しゃがんではいけません。隙間があるとペンギンがもれるので、びっちり立つように、またペンギンの移動に合わせて人垣も異動するよう注意があります。
さて、5羽のジェンツーがお出ましになりました。出発です。この段階で、芝生の半周には人垣がびっしりできています。
飼育員さんが前に立って逆向きにペンギンを見ながら進みます。後ろにも飼育員さんがつきます。なので、自分の前を通る瞬間だけ、ペンギンが全部見えます。つづく。
首を伸ばしたアデリーペンギン亜成鳥。白い部分、なんかエリンギ(きのこ)を思い出してしまいます。
顔の下半分が白くて、白いアイリングがないか目立たないのが亜成鳥。1年間の限定バージョンです。海遊館からお届けしました。
お知らせ: しばらくお休みいたします。次回は22日の予定でございます。
名古屋港水族館ケープ、1羽だけ別の種類が混じっている!のではありません。
手前の個体は若鳥(亜成鳥)。ヒナのほわほわした綿羽が泳げる羽(正羽)に生え替わったら、まずはこの柄。このスタイルで次の換羽時期まで1年あまりを過ごします。まだまだ御子様、好奇心旺盛で面白い動きも見せてくれます。応援いたしましょう。
「それ何?それ何?」 プールの水質測定を行う飼育員さん。測定器具が気になるケープ、かぷかぷかじります。
「だーめ。」 「えー、なんでー?」 さっと引き上げられた器具から目を離さないケープ。
「つついてやる。」 クチバシの届かないところで測定し直し。腹いせに飼育員さんの足をつつくケープでした。名古屋港水族館しおかぜ広場のペンギン飼育室からお届けしました。
飼育員さんのゴムカッパにかみつくケープペンギン。本気出すとゴム長靴に穴を開けちゃうほどクチバシが鋭いそうです。名古屋港水族館の潮風広場にて。
「ほな行きまひょかー。」 「行きまひょ。」 名古屋港水族館のケープペンギン、『よちよちウォーク』が終わってお家に帰るところです。
「よっこらせ。」 「きつおすなぁ。」 身長比でかなり高い階段を一段ずつ上がります。こけかけた個体も、じっと高さを見定めている個体も、がんばれ。
後半、ウッドデッキが見えたら勢いがつきました。案外長く伸ばせる足をご覧ください。
彼らは昨年やって来ました。総勢20羽。上野からのブリーディングローンと聞きましたが、見覚えのある京都水族館の個体がフリッパーバンドそのままで複数見つかりましたので、2箇所から来たのかもと思います。