「まだかな。」 「もう来るで。」 「あ～、あっちから写真撮ってる～。」
エサバケツの到来を待ち構える長崎ペン水のケープ集団。よそ見してる個体もいます。
「ちょーだいちょーだいちょーだい！」 飼育員さんが喰われちゃうんじゃないかと心配なほどエキサイティングな南知多ビーチランドのフンボルト給餌。
これで全部ではなく、あと大小２ヶ所ほど暴徒の群ができてます。全員もらえるのに毎度毎度こうなっちゃうのは、たぶんこの興奮状態が楽しいのではないかと思います。
こちらでは粛々と歩むキングの集団。集団と言っても７羽なんですが、キングはボリューム感があって実際よりも多く見えます。海遊館名物冬のペンパレ。
この年は若手中心のメンバーで、最年少はハラが汚れているジュニア（私的命名）１歳少々。若いというより御子様でしたね。
ジュニアは左に２３３（後ろから紫茶赤赤）。2011年生まれ、スッキリ顔の男子です。海遊館へいらしたら、さがしてみてくださいね。
次は３月１日です。
「これはどうかな。」 「どやろ。」
マリンピア松島のイワトビ、巣材の小石を調達中。慎重な物腰と真剣なまなざしがカワイイです。
イワトビは身体が小さいので、やっぱりこんな小さな小石がお好み、だと思うんですが。
海遊館イワトビ君。巣材ドロボーの現場写真です。
大きな小石をゲットしました。クチバシは硬質な上に先端が鋭く尖っているので、小石をつまみ上げるのは難しいと思います。
しかも、この状態で岩場をピョンピョンして自分の巣まで運ぶのです。なかなかの熟練者ではありますが、「だまっとってや」と口止めしているような目つきがふてぶてしくて、これまたカワイイ。
きゅう～っと、かわいくノビのフィニッシュ。越前松島の末っ子イワトビ、オレンジちゃんです。
このポーズがお気に入りのペンギンファンは多いと思います。
Ｓ字で決めるのが一般的ですが、このように首を横に曲げて「きゅう～っ」のバリエーションもあります。
「飼育員さんの足、つかまえた～！」 「あ～、うちも～！」
わいわいきゃっきゃと２羽で仲良く遊ぶジェンツーガールズ赤アンド青。
「あ、ええな～、ウチも混ぜて！」とやって来た黄色ちゃんですが。
「ジャマせんといてっ！」
「な、なんやの？ケチ～。 もおええわ。」
にらまれた黄色ちゃん、遊びに加わるのは諦めたようです。
「今度はこっちの足～！」 「ぎゅうぎゅう！」 楽しそうな２羽。
やっぱり気になる黄色ちゃん、立ち去りがたいようですね。
黄色ちゃんは一時「入院」していたことがあります。その間に残り２羽が仲良くなってしまい、ちょっと微妙に割れている越前ジェンツー３人娘なのでした。
「んぎ～んぺ、うつんえじ！」 何事かうったえている登別ジェンツーさん。
「ど～したん？」
「おかあちゃん、わかる？」
「あかん、ジェンツー語はわからんわ。」 聞いてあげているキング母娘。お人柄が偲ばれます。
といわれたら思わず信じてしまいそうな光景です。
「やっほ～！ウチ今日も元気やで～～！」
「やかましいわいっ！」
高らかに自己アピールをする登別の白ちゃん。それが気に入らない黄色君。
近くにいても知らん顔のこともあります。どうして攻撃するのか、まったくわかりません。
「むしゃくしゃしていた」とかいう供述が当てはまるような光景でした。
「このシューズはちょっと底が厚めやな。」 服装検査ですか？飼育員さんの靴をチェックする登別ジェンツー。
「よし、商品取り出し口は問題ないな。」 自販機の点検に立ち寄った旭山ジェンツー。
以前、この自販機に近寄るところの写真を出しました。今回はその続きの様子です。
自販機からは機械の音が出ているので、気になる存在なのかも。
「ごめんあそばせ。」 エイッと足を上げた豊橋のお嬢様ペンギンジェンツー。ほっぺをカキカキ。
黄色い足の裏側は黒っぽいですが、汚れているのではありません。
足を振り上げフリッパーを打ち振って踊っているような恰好（個人的にペンギン音頭と呼んでおりますが）、しっかり上がった足とバランスが見事でございます。
この写真では、ペンギンのヒザがよくわかります。
つま先立ちでしゃがんで、お尻までスッポリとセーターをかぶせてください。その状態で歩くと、ペンギン歩きっぽくなります。
半身浴しながら「踊る」ジェンツーさんも。エディンバラ動物園です。「ペンギン音頭」は英語だと「penguin folk dance」でしょうかね。でもそれだと集団でないといけないような・・・。
「べつに何も。」
越前松島のゴバン君は「何を考えているのかわからない」と飼育員さんのお墨付きキャラクター。
ただ今、上陸スロープの先端に首を引っかけてプカプカと浮遊瞑想中のようです。首を引っかけておくと何か都合のいいことがあるのでしょうか？ 漂って行っちゃわないとか？
あ～あ～、わざわざヨゴレの上に寝転がってノビを・・・。清らかな白ハラにヨゴレプリントがつくことなど意に介さない王様・女王様方。
海遊館ペンパレの待機場でした。
ジェンツーファッションのマネ？ 頭に白い飾りをつけた可憐な海遊館若キング。カワイイですね～。
この氷片をつけたキングのありようによって、効果は異なります。
デップリとしたオヤジ顔のキングがいかめしい顔に鋭い目つきで頭に氷を載せていると、もちろんパーフェクトなお笑いとなります。
越前松島のハッちゃん（左）とヨン君（右）は、歳の差カップル。仲良く一緒にいるのをよく見かけます。（ヨン君はお年寄り個体です。）
ハッちゃんはピチピチ女子なんですが。やっぱりペンギンなので、よくわからないことをやってることもあります。（書いていることもよくわからない。）
プールのスロープで、これは「足湯」ですかね？ こうしてじっと立ってました。足が見えないので、プールから生えているみたいな・・・。
「ぢっく～」とクチバシでヨン君の首筋をツボ押しするサン君。なぜかお散歩に出ると、ヨン君と仲良しペアになります。
２羽とも大柄です。たいていは自分より小柄な個体にせまったりするのですが。
サン君はハッちゃんのお父さんで、やっぱりお年寄りです。奥の方に当惑気味の？ハッちゃんの顔が見えます。
「仲良しだぜ、オレたち。」 「だよな。」
登別のキング青白君と黄色君。年齢でいえばおじいちゃんと孫くらいの差がありますが、仲良し男子ユニットです。
黄色君は青白君が大好きですが、気に入らないキングもいます。
「ジャマせんといてっ！」 「わっ！」
たまたま通りかかっただけの白ちゃん（右）を激しく攻撃する黄色君。他の個体だったら無視してました。青白君、少し退避。
「な、なんやのいきなり。」 でも白ちゃん、負けていません。黄色君のクチバシをさけて上体を反らしますが、逃げません。
白ちゃん、のけぞったまま反撃！ フリッパーでぶちました。「パンパン！」と音が響きます。
目にもとまらぬ速さで動くフリッパー。すごい力です。
で、このあと白ちゃんはスタスタと立ち去りました。
ケンカで流血したフンボルトを見たことがありますが、キングのケンカはいつも一瞬で終わり。意思表示できればＯＫなのでしょうか。
お次は水族館特設の白鳥大橋を渡ります。下をスルーするペンギンさんは、滅多におりません。真面目なフンボルト衆。
帰りのネット迷路。手前の１羽だけ、ズルしました。
夏場なのでハーフコースでした。フルコースだと、さらに歩いて、すべり台などで遊んで帰ることになるようです。
「またいだらアカンやろか。」 「どないしょ～。」
低いハードルを前に悩んでいるふうなのは、夏の室蘭水族館ペンギン散歩のフンボルトです。
換羽が済んだばかりで、ピカピカの羽に白顔のフンボルト衆。身軽そうに見えるんですが、ハードルはお好みでない？
ぺちゃぺちゃピチャピチャと足音を立てて進むフンボルトたち、クッキリと水に映ります。
本州よりはずっと気温が低い北海道の夏。でも、ペンギンを暑さ熱さから守るため、散歩コースにマットを敷いて水で濡らしてあります。
次の種目はネット迷路。先頭に続いて入ろうとしているようですが、はたして正解なのか？
すみません、これは前回出し忘れた旭山の写真です。この自販機、たいていの場合、調査に立ち寄るペンギンが見られます。大ウケします。
「見よ、これが国王の行進じゃ。」
大多数の王様は隊列を乱さずに歩きます。じっくりと雪の感触を楽しんでいるようです。
しっかりと雪を踏みしめる足。雪にも負けない真っ白なハラの羽。あ～うっとり。
「女王様、速やかにお進みくださいませ。」 「そうせかすでない。」
羽を膨らませてぶるぶるっとした直後の瞬間なので、羽に「断層」ができています。決してお肌が荒れているわけではありません。
このマイペース個体はメスです。旭山では右バンドがオス。で、今回の１枚目写真をご覧ください。圧倒的に右バンドつまりオスが多いです。繁殖の面では、ヨメ不足ですね。
威厳に満ちた王様の隊列。しかし。
「雪や雪や～！」 「ふわふわやん～！」
「うひょひょ～！」
「見ぬフリ。」 「知らぬフリ。」
雪まみれになってはしゃぐのは、ジェンツーだけでなくてキングも。年齢性別を問わないようです。
つづく
フカフカの雪に、ダ～イブ！ 今日もお散歩ジェンツーです。
深い雪に埋もれて、これではトボガンになりません。足が柔らかい雪を蹴散らすだけで、進まないのです。
「お、お助けくださいまし！」 「むむ、どうなされた？お女中。」 みたいなかっこうのジェンツー。
やっと深い雪から脱出して、行列に戻って来ました。
「あ～、おもしろいものめっけ～！」
「懲りぬヤツじゃの。」 「まったくじゃ。」
ハイテンションのジェンツー、またまた深い雪の中へ。ちょっとしたものを見つけては口にくわえて遊びます。静かに散歩を楽しむ王様方とは全然ちがう、って、そうかな？
なお、今回のジェンツーは前回とは別個体。今回は女子、前回は男子でした。
つづく
