越前松島水族館のフンボルトプール、陸場は野生棲息地を模した土になっています。正面の巣には、ちょうど巣材を運び込むフンボルトの姿が見えます。さて、その手前にある巣とサボテンの根元周辺にご注目。このあたりを定点観測した結果をどうぞ。まずは何もなかった2017年。2018年は変化がなかったので省略。
2019年。同じ場所を少し広い範囲で。手前にある巣穴です。サボテンとの位置関係が少し変わったようですが、地面には変化なし。
2020年。巣穴の左に穴を掘っておさまっているフンボルトがいます。まだ浅いようですが、穴はどうやらFRP製の巣穴の下まで広がっていく勢い。FRP巣穴は、お椀を伏せるように地面に置いてあるだけです。
2021年。1年でこんなに掘りました。穴は足で掘ります。土を蹴り上げるので、周囲に土が積もります。よく見ると、巣穴の壁の下には補強と間仕切りを兼ねたブロックが入れられたようです。巣穴では他のペアが穴を掘っているので、2つの穴がつながってしまうとケンカになります。
2022年。穴は浅くなりましたが、広がっています。あまり深く掘ったので周囲の土が崩れたのでしょうか? FRP巣穴の下と土穴の奥にブロックが入っているのが見えます。
こんな大きな穴を掘るペンギンはすごいですが、こんなにたくさん土を入れちゃった水族館もすごいと思います。