悠然と泳ぎ去る王様、白いハラはまん丸。
「バランスがキモなのじゃ。」水中観察用アクリル窓の角に首を当てて浮いている、葛西の王様。水に揺られながら流されないよう、うまく一ヶ所にとどまっています。ペンギンはわりと遊びます。
京都水族館のケープ若鳥。オトナと模様が違うのが一目瞭然です。
でもずっとこのままなのじゃなくて、じりじりと変化していくのが見どころ。ほら、胸の一本線が薄く見えてきています。次の夏には、一気にキッチリとオトナ模様に衣替えします。
ケープの若鳥は、目の斜め上後ろに白いダッシュ模様があって、いかにもヤンチャそうなのが魅力。
ペンギンの目の色観察、続きです。フンボルトの目の色は茶色系が多いですが、グレーもあります。
拡大してみます。グレーの目、モデルは京都市動物園のカラシナちゃんでした。
海遊館キングが3羽、プールのガラス際でバシャバシャと遊んでいました。どちらかというと、2羽がいちゃついているところへ飛び入り参加があったような。
お知らせ: 次回は26日の予定でございます。
越前松島水族館のぺんぎん館でガラス前に立っていたら、のしのしとやって来てうにょーーんと首を伸ばしたゴバン王。細長いのではなくて太長いのが、素晴らしい。
お知らせ: 次回は20日の予定でございます。
水曜日の海遊館でキングのヒナちゃん目撃。右奧すみっこのS席に陣取って、自らのヨゴレを気にもせず、献身的育児に邁進しておられる男子王様。(2011年生まれかもです。)
3時間近く見ていましたが、相方らしき個体はわかりませんでした。もしかしたら預かり育児なのかもしれませんが、めでたいことです。親子ともども元気でいて欲しいものです。
キングのタマゴはあと3個あるようでした。
全国多くの動物園で見ることのできるフンボルト。京都市動物園にもいます。旧プールでの写真ですが、目の色は
濃い茶系ですね。フンボルトの目の色は、この色を中心にバリエーションがあります。
葛西の広ーいプールにのんびり浮かぶイワトビ。彼らの目は
赤。寝不足などではありません。コドモのうちは赤くありませんが、成長につれて赤みが出て、オトナになると真っ赤になります。
葛西臨海水族園で『赤ちゃんペンギン』と間違われることが圧倒的に多いフェアリーペンギン、またの名をコガタペンギン。まさに小型です。これで大人サイズ。
他の種類のペンギンと違って、ぐんと前傾姿勢、そして目が『鳥」っぽいのが特徴。
拡大してみました。ちっちゃいのに目つきは案外鋭いですね。コガタペンギンは葛西をはじめ国内で5ヶ所くらいで飼育されています。チャンスがあればよーく観察いたしましょう。
越前松島水族館のフンボルト専用プール『ぺんぎんらんど』、大屋根の下に南米海岸ふうの陸地が広がっています。
巣小屋も岩穴ふう。たくさん並んでいるのですが、昨今は入居希望者が多くてタイヘン。
争奪戦に出遅れたペアは、野生個体さながらにマイホームを自作。人工サボテンの根元に穴を掘って巣材を入れています。全体が屋根で覆われているので、これで大丈夫です。
アデリーペンギンは、ペンギン柄の素。おなじみの白黒柄ですね。これはオトナのアデリーです。よくご覧ください。とくにクチバシの下、ノドにかけて。
こちらは亜成鳥、赤ちゃん姿を卒業したアデリー。同じ白黒模様でも違いがあります。クチバシ下からノドにかけて全部白いです。
亜成鳥は生まれた翌年の夏に換羽して(オトナの換羽と同じ時期)、オトナと同じ白黒配置になります。1年足らずの期間限定ですので、よーく観察してみましょう。
「ほな、しもとこか。」 きっちりと両足の上にタマゴを据え直す王様。大きなタマゴ、見えますか?
こんなふうにタマゴを相方に見せたり触らせたりしていると、そのうちに抱卵交代となることが多いようです。タマゴを見せることで相方の『タマゴ愛』?を刺激するのでしょうか?
もっとも、このタマゴは飼育員さんがすり替えたニセモノ。キングのタマゴは貴重品ですから、ホンモノは孵卵器の中に安置されています。海遊館では、ヒナがタマゴの中から殻を割り始めたころに、親に戻すのだそうです。
「どれどれ、ワシにも見せて。」 相方もタマゴが気になります。お腹のたるたる皮膚をクチバシで持ち上げ、タマゴに触って点検。つづく。