なんの、これしき!
せっかく見物の者どもが見ておるに、サービスせぬわけにはいくまい。
というより、雪の感触が気持ちいいのがホントかも。
だけど、キングの野生生息地は、積雪量がそれほど多くなかったのでは?
王様、お歩きになった方がよろしのでは?
難渋する王様。
あまりに新雪が深いと、トボガンでは進みにくくなります。
埋まってしまうのと、足でフワフワの雪をかくばかりになってしまうからです。
ジェンツーを露払いにたてて、堂々と進む王様。
ハラのボリュームが圧巻です。足の付け根が、地面よりもかなり上にあります。
ってことは、ハラがへこまずに身体を支えているということでしょう。
それとも、フンッと力を入れてハラを膨らませているのでしょうか。
立っているときはスリムに見えることが多いのですが。
王様がトボガンをご披露あそばすような日は、辺り一面真っ白。
君子たる者、雪質を選ばずにはおれません。
どろどろだとハラがよごれます。
がちがちに凍っているとハラの羽が傷みますし、第一そんなときはデコボコになっているので、うまく進めません。
それにしても、もとから敬称付の生き物って、オウサマペンギンの他はトノサマガエルくらいのものではないでしょうかね。・・・トノサマバッタもあるか。
王様のお散歩。
しばらく、愉快なトボガン姿をどうぞ。
旭山動物園のペンギン散歩、新雪があるとキングとジェンツーがトボガン滑りを見せてくれることがあります。
ただし、キングでこれをするのは2羽ほど。誰かやったら全員ってことはないようです。
白い雪に胸のオレンジイエローが映えます。
ぽってりとした「ペンギン寿司」フォームが、もおたまりません~!
動き始めると猛烈なアクションで進みますから、観客は大喜び。
少し進んでは止まってあたりを見回すドヤ顔が、これまたたまりません~。
ひみつのペンちゃん。
正体は越前のイワトビでした。
きょうだい喧嘩か、お遊びか。クチバシ対戦中。
左は一足早く換羽を終えています。
元のサイズはあまり違わないのですが、右は膨らんだ羽で大盛りになっています。
ヒナとはまたひと味異なるふわふわ感(たぶん)。さわってみたいものです。
雪だ!換羽だ!王様だ!
というわけで、キングの換羽中。
ハラが冷えませんかね?この抜け方。
フリッパーが当たるからか、クチバシで落としやすいからか、この部分だけ旧羽が抜けちゃってます。
新羽はまだ伸びてなくて、ちょっとビロードのような感じに見えます。
生まれてまもない時期のヒナみたいな手触りなのかもしれませんね。
どちらも触ったことがないので、妄想ですけど。
お散歩で大活躍中の白頭ジェンツー、水色バンド。
かわいい窓の下でポーズをとりつつウケを確認しています。
よく見ると、後頭部の白色部分に段差があります。
そういえば昔飼っていた柴犬、換毛の時に古い毛が浮いてきて、新しくなった部分と段ができていました。
もしかしたら、このジェンツーも低い方が新羽? でも白いし・・・? これから発色する?
てなことを思い巡らしていると、実際にペンギンを間近に置いて常に観察していたい--ようするに飼いたいのですな--と、思えてくるのでした。
どや。
え~な~、それ。
お散歩の帰り道、生け垣から葉っぱをちぎって得意そうに持ち歩くジェンツー。
白頭ジェンツーが見ている様子が、なんだかうらやましげ。
彼らは好奇心が旺盛なので、やっぱり気になるでしょうね。
でも、こんなに上向いて歩いていては、足下が心配です。
白頭ジェンツー、写真3枚とも同一個体(右水色バンド)でした。
白頭ジェンツー、もりもり食べます。
きっと換羽が近いのでしょう。
そのうちに旧羽が浮き上がって、先にフリッパーの羽が抜けると、愉快なちゃんちゃんこ姿になるのですね。
左に見える仲間も、かなり白くなっています。
何で白くなるのかは知りませんが。
ジェンツーの黒羽は外に出ている部分だけ黒くて、内側は白いです。
羽が古くなると、外側の黒い部分がなくなって中が見えていたり、あるいは黒い色があせちゃったのかもと想像しています。
彼らの白頭、ハゲているのではなく、ちゃんと羽は生えているからです。
海遊館のある日。
仲良く腕くんだふたり。
カレはちょっと照れてうつむいてます。
じっさいに、左が女子、右が男子です。
こんなふうにフリッパーを組むようにしたり、フリッパーで相手に触れていたり。
偶然のこともあるでしょうが、意図的にやっていると思われるケースがよくあります。
だいたい、仲の悪い相手だったら、近寄れば追い払うし、触れたらクチバシの応酬になることも。
仲良しペアや親子でよく見られるので、やっぱり親愛の情を表現しているのだと思います。とても人間っぽい仕草。
二見シーパラの故ポンタ君は、奥方の故ヒメちゃんの背中に片方のフリッパーを当てて満足げに立っていました。
そのまま、ヒメちゃんの周りをぐるっと一回りしたり・・・するのは、人間の場合あまりないと思いますけど。