ペンギン音頭

お気楽ペンギン生活・ほぼ毎日更新ペンギン写真コラム どうぞよろしく!

エンペラーペンギン2・ヒナ

2015-05-31 09:03:02 | ペンギン



今回のエンペラーは、アドベンチャーワールド白浜。集団でくつろいでいますが、キングも混じっています。見分けられたら、ペンギン中毒初級認定?




で、本日はヒナちゃんの登場です。2013年生まれのヒナ。両親と一緒に特別育児室で過ごしていました。




羽繕いポーズも一人前。もう親のおなかの下には収まりません。でも、おなかの近くにいます。




何か気になる? ヒナちゃん、熱心に床を調べています。

親(たぶんお父さん)のハラはドロドロに汚れています。育児室からはプールに入れないので、汚れっぱなし。野生状態と同じですね。

エンペラーペンギンは、国内で白浜と名古屋港でしか見られません。ヒナとなると、白浜のみでしかも毎年繁殖は困難。ありがた~い存在なので、チャンスがあればよ~~く観察するとお得!だと思います。


エンペラーペンギン

2015-05-30 08:35:31 | ペンギン



たまにはキングやフンボルト属でないペンギンを。で、名古屋港水族館のエンペラーです。

仲よさげにしております。毎シーズン期待されるのですが、まだお世継ぎには恵まれません。

皆様、後ろの方にさりげなく御子様アデリーがいるのにお気づきでしょうか。




シンクロ羽繕いちゅうの2羽は、左は換羽が近いので羽がボサボサに膨らんでいます。

上の方にヒゲペンの御子様がいますよ。




エンペラーは極寒対策でぼんぼん丸い体型をしています。省エネのために、あまり動き回らないし、ハデな動作をしません。なので身体が硬そうに見えるのですが、なんのなんの。ちゃんと伸びて曲がります。

換羽を終えたばかりの皇帝様は、ピカピカつやつやで長い尾っぽも立派です。


名古屋港水族館の南極大陸水槽は、ガラスをきれいに掃除しています。ですが、水面に近いあたりは水しぶきがつくので、こんなふうに白い点々になって写ります。そこで、観覧席上部に陣取って遠くから狙うと、やや見下ろす角度で水滴をクリアできます。


暑い!ペンギン

2015-05-29 09:26:35 | ペンギン



暑い時にはあついもので暑さを制するというテもございます。そういうわけで。

夏だ!換羽だ! 下関海響館フンボルトの皆の衆、暑さ体験中。真上から照ってくる真夏の日差しは強烈で暑いです。ほら、影がみんな短いでしょ?

モコモコ個体は絶好調換羽中、スッキリ黒白個体は冠羽直後のおしゃれモード。




日差しが強すぎて、白黒コントラストの強いペンギンはうまく写せません。

右端が換羽無事終了の涼しげなお顔。真ん中が、あともう少し頑張りましょう個体、左はこれからタイヘン個体です。

換羽中は水に入りません。羽が防水仕様になってないので、水難事故につながる危険があるからです。

だからって、かんかん照りのところに立っている必要はないんじゃない?キミたち。




ほら、こんなふうに日陰に入ってはいかが? 涼しい場所を知っているこの個体は、クチバシの形から見ると、どうもベテランさんのようです。


暑い日に効きそうなペンギン2

2015-05-28 08:50:52 | ペンギン



「今日も暑くなりそうですこと。」 ジャミラめいたポーズをとって、雪の旭山でほほえむジェンツーさん。

えっと、「ジャミラ」で合ってますでしょうか、ウルトラシリーズに出てきた悲劇の怪獣(怪人?)。




雄叫びを上げなくても、ペンギンが普通に息すればほんわり白く見える、そんな氷点下の世界を一心に念じれば・・・、彼我の違いによけい暑くなっちゃったらごめんなさい。


暑い日に効きそうなペンギン

2015-05-27 08:54:23 | ペンギン



旭山動物園、雪のペンギン放飼場。気温はマイナス3度くらい。キングは絶好調。気持ちがいいので、居眠りが発生しております。




ハラでじかに雪の感触を味わっておられる王様。「あいつ何してんねん、あないなとこで」と遠巻きに見ているようなお仲間も。

さあ皆さん、雪中キング写真を眺めて、「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の境地に~!なりたいですね。


ペンギンの器用なカッコ

2015-05-26 08:33:42 | ペンギン



キングの水中羽繕い。右に伸びて見えるのが、ハラです。器用なねじり方で首を持ち上げております。

赤黄のバンドは、エディンバラ動物園のマクリーン君。この時はプール改修工事のためバードランドに仮住まいしていました。

数年の間「イギリスで最も若いキング」だったのですが、昨年バードランドで生まれたシャーロットちゃんにそのタイトルを譲りました。




「はへ~~~っ」と気持ちよさそうにノビをしています。むっちりと伸びた「フトモモ」がキュート。あまり長いようには見えないフンボルトの首も胴体も、けっこう伸びて曲がります。

越前松島の旧ぺんぎんランドは、天然の雑草が茂って、フンボルトも天然モノみたいに見えました。新プールも土の陸場なので、そのうちに草が生えるでしょう。


「えっと~」なペンギン写真

2015-05-25 08:44:07 | ペンギン



京都水族館のケープ若鳥。ゲージツ的ということにしたいです。




ノシャップ寒流水族館のフンボルト。私、お顔の毛穴がすごく気になってまして、これはちょっと・・・。フンボルトさんが悪いわけじゃないんですけど。

クチバシ周りのピンク部分は、皮膚が露出しています。熱を放出するための一工夫なんだそうです。換羽直後はうっすらと繊細な白い羽が生えていて、涼しげ。




狙ったわけじゃないのにけっこう写っている、こんな瞬間。この頃は「来る」のがわかるので、さけますけど。

鳥は飛ぶために様々な軽量化策をとっています。そのひとつが、「ためない」こと。いつでもどこでも、自動的に排出。飛ばないけど、ペンギンも鳥類なのでよろしく。


ペンギンの動き4・泳ぐ

2015-05-24 09:10:15 | ペンギン



水中を優雅に進むジェンツー。ペンギン界最速のスイマーと言われます。走るのも、とても速いと思いますけど。

登別マリンパークニクスのジェンツーです。




海響館、深~いプールの水面に浮かぶペンギン。やっぱりキングは存在感があります。1羽ジェンツーがいますよ。

でも、優雅に泳いだりゆったりと浮かんだりするだけではありません。




見よ、旭山王のダイナミックな水中羽繕い! 身体が大きいので迫力があります。水しぶきもアワも、特大大盛りサービス。




そして、水中でふざけることも。

「どやっ。」 「アホなことすな~~。」 越前王のサン君、ヨン君の背中にアゴを載せてぎゅうぎゅう押しています。




海遊館ではガラスぎわで3羽がワイワイと遊んでました。奧が私的命名『コミミ姫』、次が同じく『若様』。この2羽は若者ですが、手前は年長さんです。


ペンギンの動き3・威嚇

2015-05-23 08:51:22 | ペンギン



南知多ビーチランドのフンボルトひなちゃん、別室にて人に育てられていました。親が抱卵放棄や育児放棄したり、ヒナが2羽いて負担が大きい場合など、人工育雛となります。

さて、ガラス越しに愛でていると、こちらに首を伸ばして、




ぐ~る~っと首を回しました。顔の部分、流れて写っていますね。




ぐ~るぐるぐる、左右に休みなく首が回りますから、写真がぶれます。(イヌのブルブルッというのよりも、はるかにゆっくりです。)

これはとてもカワイイ動作ですが、じつは威嚇しておるのです、一人前に。「それ以上近寄らんどいてや」と。




しかし。威嚇しても効き目がないとわかると、「ちょっとコワイかも~」って、退却。すみっこで固まりました。

念のために申し添えますと、私は脅すような動作はしておりません。じっと立っていただけです。それでもヒナちゃんにとってはアヤシイ者だったのでしょう、ごめんなさい。




オトナになれば、もちろん引き下がることはありません。こちらは京都水族館のケープ成鳥。エサを持って様子を見に来た飼育員さんをガンガン威嚇しております。


ペンギンの動き2・昼寝

2015-05-22 15:42:42 | ペンギン



腹這いになって、足とフリッパーをきっちりと収納した上で、上を向いて昼寝中。バードランドのフンボルトです。

こんなふうに、やや小さめの台に乗ってお休み中のところはよく見かけます。




キングの定番立ち寝姿。首を器用に倒して、クチバシを脇に挟みます。たいていの鳥はこのポーズができますが、垂直に立ってやってるのはペンギンだけ。

人が手を伸ばせばすぐさわれる距離で堂々と昼寝する海遊館の私的命名『マユゲちゃん』、若き日の屋外展示風景でした。


 

越前キングのヨン君、立って休憩しているのか、昼寝しているのか。鳥は細切れ睡眠をしますので、起きているふうでも眠ってたりします。

寝転がりハッちゃんも、眠っているやらいないやら。キングペンギンは顔が黒くて目も黒いため、目を閉じると「お目々がない」ように見えます。




「よっこらせ~。」 寝転ぶときも起き上がるときも、フリッパーで身体を支え、かつクチバシも使います。

お散歩で寝転がり実演を見せる登別の(たぶん)青白君でした。


ペンギンの動き1・羽繕い

2015-05-21 09:20:05 | ペンギン



「調子どうでっか~。」 「いや、ど~も。」 ではありません。

右の海遊館ジェンツーさんはおなかの羽を整えているところです。




降りしきる雪の中、旭山動物園ではキングもイワトビも、そろって肩のあたりをちゅくちゅくお手入れ中。




背中の下の方やシッポのあたりだって、首がにゅ~んと伸びるので、大丈夫。登別のキング集団は朝の身支度中。




首をこんなふうに曲げると、見ているこちらのノドが詰まりそうな感じがしますが、もちろんペンギンはヘイキです。

フンボルトの首は短そうに見えますが、わりと伸びます。京都市動物園の仲良し母子でした。


イワトビペンギン繁活の季節

2015-05-14 08:41:15 | ペンギン



海遊館のイワトビペンギン、繁活の真っ最中です。マイホームに巣材を敷き込み、整えます。




「寝心地はど~や?」 「もうちょっと厚めに敷いた方がええかな。」

昨シーズンまでは、巣囲いの中に小石が入っていました。今期はヨシズをほぐして切ったような巣材が用意されています。




展示に出ているイワトビはただ今11羽。ペア4組はもちろんなのですが、隅っこに陣取るこの2羽組はどうもオスどうしらしい。

巣の準備もやっつけ仕事のようです。下地のプラスチックマットにパラパラと巣材を置いただけ。




もしもしそこのキミたち、可憐なイワトビガールがおひとり様でいるのに気がつきませんか?


キングペンギン換羽期突入~

2015-05-13 08:41:28 | ペンギン



先週の海遊館、キング集団の様子です。ボサボサにコロコロパンパンの個体が目立ちます。換羽の季節がやってきました。




キング換羽のビフォアー・アフター。手前2羽は換羽後で、きれいなだけでなくスリム。奧の2羽は換羽中でボサボサ太いですね。

アフター換羽キングは、左がベテラン母6番さん、右が私的命名『コミミ姫』。どちらも今期婚活繁活にむけて意欲十分!(たぶん)




換羽まっさかりの個体は、こうなってます。すでに抜けた部分とまだの部分に段差ができてます。新しい羽が古い羽を押し上げて伸びてくるのです。

年に2回あるイヌの換毛も同じようになることが多いですが、ペンギンの場合は年1回で、夏冬の区別はありません。




ガラスの反射が写ってますが、右端がこれから換羽。ポンポンにふくらんでいます。野生では換羽中は海に入れないので絶食となりますから、その前に食いだめして太ります。その習性は残っていて、その成果がこちら。

真ん中奧は換羽終了個体。左はまだもうちょっと先でしょう。がんばってね。


マリンピア松島のペンギン8・マカロニ

2015-05-12 09:14:50 | ペンギン



マリンピア松島のペンギン、ラストはマカロニペンギンです。

イワトビと同じように黄色い冠羽が目立ちますが、イワトビにある「マユ」はありません。そしてなにより、身体が大きい。
2011年8月。




黄色い冠羽の生え方、おしゃれです。

「マカロニ」は昔イギリスで「おしゃれ男子」をそう呼ぶのが流行ったことに由来するそうです。イタリアはおしゃれの最先端だったから。今もイタリアンファッションは高級品が多いですね。

冬はジェンツーやキングも外に出ますが、高齢個体や外に馴染まない個体は屋内暮らしを続けていました。
2011年3月




マカロニの飼育数は全国でも少ないし、高齢個体が多いです。
2011年3月




マイホームに入って仲良くしているマカロニのペア。

このころはキングもまだ通年屋内生活でした。
2009年4月




そろって立ち上がったところ。

日本で飼育されているマカロニペンギンは個体数が減り、高齢化が進んで
います。繁殖のための取り組みがうまくいってほしいものです。