ペンギン音頭

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ペンギンパレード

2014-12-31 12:16:35 | ペンギン



海遊館冬の名物ペンギンパレード。今期も5羽が屋外展示とパレードをこなします。

写真はこれから出場というところ。先頭はアドベン生まれの302君、次が2010年海遊館生まれの230ちゃん(コミミ姫)。この2羽は、この日見たところではとても親密にしてました。

3番目が006ちゃんで、野生個体のベテラン母さん。4番目はテキサスシーワールド出身の116君。この2羽は高齢です。

そして、飼育員さんにいらんことしているのが、231君(若様)。コミミ姫と同期の幼なじみです。




若様は好奇心旺盛、サービス満点のお笑いイケペンです。これは若様お気に入りの暇つぶし、柵の点検。




頭がパイプにぶつからないように気をつけています。でもよく見ると、頭の皮が押されてぐに~~っと伸びていますよ。さすが若様、芸の細かいお笑いです。

「コミミ姫」はイヤーパッチの形から、「若様」は若い王様で特に美しい容姿から、私が密かにつけた呼び名です。皆さんもお気に入りのペンギンにニックネームをつけてみてはいかがでしょう。

海遊館のキングで勝手に命名しちゃったのは、他に200(マユゲちゃん)、001(一番君)、233(ジュニア)、013?(ケヅメ君)などがいます。

HP更新のお知らせ: ペンギン動画総集編に10本追加しました。
http://penguinplace.sakura.ne.jp/movie/index.htm


イワトビペンギン

2014-12-30 21:34:02 | ペンギン



イワトビペンギン@登別。2ペアが向かい合って派手な口喧嘩中です。

ミナミイワトビペンギンは小柄というよりも「ちっちゃい」という方がピッタリですが、性格は喧嘩っ早くて攻撃的。




そして、岩をピョンピョン飛び跳ねて、高いところまで登るのがお好き。

また、案外デリケートなところもあったり、こんなふうに独り哲学的思索にふける(ように見える)こともあります。


ペンギンのタマゴ・5

2014-12-29 08:42:04 | ペンギン



あれはもしや?!




そうです! 白浜皇帝様のタマゴにあらせられます。




ただし、ニセモノ。貴重なエンペラーの本物タマゴは孵卵器の中に安置して、親には偽卵を抱卵させます。

キングペンギンの場合でも、親に抱卵育雛をまかせるほかに、本物は孵卵器に入れておいて孵化間際に偽卵と交換したり、ヒナが孵化してしっかりするまで人手で育ててから親に戻すなど、施設によっていろんな方法をとっています。


ペンギンのタマゴ・4

2014-12-28 11:01:49 | ペンギン



ずらりと並んだジェンツーの巣。アドベンチャーワールド白浜のペンギン王国です。

ご覧のジェンツーをはじめ、ほとんどのペンギンは腹這いになってタマゴをあたためます。立って足の上にタマゴをのせ、ハラの皮をかぶせるのはキングとエンペラーだけです。

写真のジェンツーはみんなキッチリと抱卵しています。結果が楽しみ。


 



でもこんな光景も。どうしたらいいのかわからないみたいな感じで、ずっと立ったままでした。タマゴが冷気にさらされています。

抱卵放棄は時々起こるそうですが、これがその現場だったかも。しかし、相方はどうした?


ペンギンのタマゴ・3

2014-12-27 08:55:03 | ペンギン



こちらは登別マリンパークニクスのキング。

奧の2羽がペアです。右側のオスが産みたてタマゴを預かって、さあこれから気合い入れて暖めるぞというところ。

そこへ、「わしらもタマゴほし~な~」と考えているに違いないオスペアが近づいてきました。




さて今回お目にかけたいのは、タマゴそのものではありません。キングのタマゴ運びのワザでございます。

扉のところからここまで、タマゴを足の上にのせたまま移動してきました。

映画などで、エンペラーペンギンのオスが同じような抱卵姿勢でブリザードの中を集団でワシワシ押しくらまんじゅうで動き回り暖を採るのは、おなじみです。

キングも、同じように動くことができるのです。




で、白矢印のところから黄色線のルートで、安全な屋内の抱卵スペースへ、タマゴ(ただし偽卵にすりかえ)を保持して移動しました。

もちろん自発的にではなく、飼育員さんの誘導あり。必死の形相でやってました。

詳しい写真はこちらのレポートをどうぞ。
http://penguinplace.sakura.ne.jp/aqua/nixe/page7.htm


ペンギンのタマゴ・2

2014-12-25 09:08:52 | ペンギン



キングペンギンのタマゴです。大きいです。320グラムくらいが平均でしょうか。ニワトリの卵3個分くらいありますね。

豊橋総合動植物公園のんほいパークのキングタマゴ、もうすぐ孵化するころでした。親が様子を見ています。

産みたてタマゴはもっと白っぽいのですが、8週間ほど足の上にのせていると、こんな色に。

お知らせ: 次回は27日です。

 

 


クリスマスふうペンギン

2014-12-24 09:00:10 | ペンギン



キングペンギン聖歌隊@海遊館、みたいないい感じでそろっています。イブにお届けするクリスマスふうペンギン。

しかし彼らの得意技はパレードでして、コーラスの話は聞いたことがありません。何をしているのかというと。

首を伸ばしているのは緊張や警戒のポーズ。彼らから見れば「乱入してきた飼育員」が人工雪をドカドカとばらまき散らしているところなのです。




こちらは海遊館屋外の電飾ペンギン。平和です。


ペンギンのタマゴ・1

2014-12-23 09:25:37 | ペンギン



「ペンギンのタマゴどすえ。」 越前松島水族館のフンボルトさん、タマゴを見せてくれました。

こんなオープンの穴ぼこ巣では雨が降ったら困るのでは?

そうなんですが、たまたまこの場合「残念タマゴ」でして。しばらく抱卵させて満足したら取り上げることになっていると聞きました。




こちらは京都水族館のケープ父。タマゴを抱卵嚢(ほうらんのう)にフィットさせているところです。

ペンギンのハラの下の方に、縫い目みたいな縦線があるのですが、お気づきでしょうか? 繁殖期になると目立ちます。そこ、というか、その中が抱卵嚢。

断熱効果の高い羽ごしでは体温がタマゴに伝わりません。そこで、皮膚をピッタリとタマゴにくっつけるために、羽の生えてない部分があるのです。




向きを変えたりいろいろやってましたが、タマゴがハラの下にうまくおさまりました。お次はケープ母が抱卵係を身体ごとガードします。これで抱卵態勢が完成。


ペンギンの親子・フンボルト3

2014-12-22 09:00:08 | ペンギン



こちらは同じく京都市動物園のフンボルト若鳥ですが、ススキ・ヨモギのお兄さんアザミ君。旧ペンギンプールでの写真です。

アザミ君の白ほっぺもカワイイな~。




この親子は誰? 黒顔の若鳥が親にお腹すいたアピールをしています。

アザミ君です。同じ右側なのに、顔の色が違う~!。

1枚目の写真は羽が乾いているとき、こちらは泳いだあとで羽が濡れているのです。こんなに見え方が違うこともあるのですね。ペンギンは油断できません。




そろそろ巣立ちの頃なんですが。まだまだお母さんカタクリちゃんに食べさせてもらってます。

野生環境ほど厳しくないので、甘やかしたって大丈夫だからでしょうか。限られた生活域では親がいつも近くにいるので「ひとり立ち」になりにくいからでしょうか。

この年も、ガマ君ワサビちゃんのタマゴは1個養子に出され、アザミ君が生まれました。育ての親はやはりノビル君カタクリちゃんです。


ペンギンの親子・フンボルト2

2014-12-21 08:59:24 | ペンギン



「ほな、行くで。」 「おと~ちゃ~ん・・・。」

ガマ君がスロープを降りてプールに入っていきます。ススキ君、ついていきたいけど、ためらっている様子。




「え~いっ。」 思い切って飛び込みました。真剣な表情。

というのは、こちらの勝手な思い入れでして、ススキ君はとっくにプールデビューしております。泳ぐのはヘイキ。

それにしても。フンボルト若鳥の白いほっぺは愛らしいと思います。


ペンギンの親子・フンボルト1

2014-12-16 08:45:55 | ペンギン



「フンボルトどすえ。しっかり見分けておくれやす。」

京都市動物園のフンボルト親子、お父さんガマ君と若鳥ススキ君です。




そしてこちらは若鳥ヨモギ君と育ての両親カタクリちゃんノビル君。

フンボルト若鳥のほっぺは白っぽいですし、目の斜め後ろに白ダッシュ模様はありません。ただし、成長につれて白いほっぺはだんだん黒っぽくなっていくようです。

ヨモギ君とススキ君はともにガマ君ワサビちゃんペアのタマゴだったのですが、親の負担を軽減するためにタマゴの片方は仮親に預けられたのです。2個とも孵化して、無事に育ちました。

お知らせ: 次回は21日です。


ペンギンの親子・ケープ2

2014-12-15 08:58:14 | ペンギン



前回と同じヒナです。お父さんと一緒にお家の前に出てきました。頭のてっぺんだけ、ほわほわと綿羽が残っています。




ヒナの胸のあたりを整えてやっているお父さん。愛情が感じられる仕草です。

この羽繕い動作は、仲良しまたは夫婦または親子に限られます。「他人」にしかけたら、どつかれます。

ヒナのほっぺは黒っぽくて、目の斜め後ろに短く白線が入ってます。これはケープのヒナでよく見られます。


ペンギンの親子・ケープ1

2014-12-14 08:45:04 | ペンギン



「うちの子ですのよ、カワイイ盛りでございますの。お~ほほほっ!」 ケープのお母さん、自慢しているように見えますが。

じつは警戒していて、「あれより近寄ってきよったら、つついたろ」とか考えているんじゃないかと。ガラス越しなので近寄れませんよ。

京都水族館の南側通路からは、子育てブースの中が見られます。入り口に目隠しとして枯れ枝などを置いてあるブースもあるのですが、ここは素通しでした。ヒナが充分大きくなったからでしょうか。

ヒナの幼綿羽は、もう頭の後ろ側に残るだけです。




別のコーナーに設置された洞穴ふうブースでは、ヒナが親を枕にしてお昼寝中。こちらはプライバシー重視の設計ですね。ヒナはこれ以上見えません。

こちらのヒナは顔だけ綿羽が抜けています。ちょっと、昔見た「クラシック作曲家の肖像画」に似ています。


ペンギンの親子・エンペラー2

2014-12-13 08:59:35 | ペンギン



ばんざ~い!のポーズでノビをしたエンペラーひなちゃん。このあと、ブルブルっと身体を震わせました。

もっと小さな頃はブルブルするとよろけたのですが、もう大丈夫。2013年10月17日孵化、11月28日の写真です。




自分で羽繕いもできます。

 




ですが、親としては可愛くてたまらないようですね。大きな身体でそっとやさしく羽繕いしている様子が、とてもいいです。


ペンギンの親子・エンペラー

2014-12-12 09:23:05 | ペンギン



ちっちゃなキングひなに続いては、エンペラーのお出ましです。アドベンチャー白浜の海獣館、特別個室におわします皇帝ファミリー。ここも写真は撮りづらいのですが、状況はご覧いただけますでしょう。

こんな感じにアクリル仕切りで隔離されています。エンペラーも子育て欲が強いので、他の個体に「ヒナ強奪作戦」など仕掛けられるのを防いでいるのでしょう。ときどき、アクリル越しにヒナをじ~っと見ている個体もいます。


プールの上に仮設床を張りだしています。プールには出られません。親はヨゴレ放題。でも、野生だと子育ては海から遠い場所で行いますから、当事者は気にしてないと思います。




ヒナがくっついているのがお父さん。お母さんよりも身体が一回り大きいです。が、もはやヒナはハラの下におさまりません。



親の近くで独り遊びしていることもあります。遊び道具は、人工雪のカケラ。

日本でエンペラーペンギンが見られるのは、ここアドベンチャーワールド白浜と名古屋港水族館だけ。

そして、ヒナが生まれている飼育施設は世界でもアドベンチャーワールドとアメリカのサンディエゴにあるシーワールドだけだと思います。

野生では、南極大陸に行ったとしても、5m以内に接近することが禁じられていると聞きました。(向こうが近づいてくるのはOK。)

そういうわけで、この皇帝ヒナ様は、有り難~い存在なのでございました。案外気づいてない人が多いのが、ちょっと残念だったのか、ヒナ前に人が滞留しなくてラッキーだったのか、よくわかりません。

なお、このヒナ様はアドベンチャー生まれのエンペラー8羽目です。