なんかずいぶん昔に描いたものを出してきました。エンペラーひなのハロウィーン図。
上野動物園のケープ、なにか真剣に追いかけています。視線の先にいるのはチョウ。花びらや雪片など、ひらひら動くものは追いかけてみたいのですね。
ペンギンはどれでもだれでも同じように見える感じですが、よく見るとお顔も体つきも行動パターンもそれぞれ異なります。そして何より、斑点のある種だと、みんな斑点模様で自己主張しています。丸印は、私のお気に入りフンボルト、越前松島水族館の若手『青青ちゃん』の模様。ちょっと変わったパターンです。
海遊館でみかけたサカナ2匹、ご休憩中です。アクリルガラスのはまっている台座みたいなでっぱりにのっかっています。目の前を大きなもの(人間)が行き来するけど気にしなくていい、ってことを学習したのでしょうかね。
旭山動物園のイワトビが、自分のシッポをはむはむしています。尾羽を整えているのでしょうか? ペアの相方のシッポや冠羽も、クチバシで挟んで引っ張るようにしていることがあります。相手は嫌がっている感じではないのですが、羽が抜けないかと心配になります。
前々回からの続き。ペンギンの首曲げ身体曲げ、皇帝様の姿もご覧ください。名古屋港水族館です。
エンペラーの体重はキングの倍くらい。身体のサイズは違っても、みんなペンギン、同じようなポーズができます。
越前松島水族館のフンボルト、巣穴の前で・・・どういう形になっているのでしょうか。顔はどこ?
じつは、だいたいこういう感じになります。同じく越前のキング、こちらはフリッパーを上げていますが、首をまげて頭のてっぺんを体の側面にこすりつけている形です。上の写真のフンボルト、首からアゴ、そしてクチバシの裏側が見えていたので、顔がわからなかったのでした。
前回写真で身体の大きさを比べてみたキングとフンボルト、どちらもペンギンですから同じ動作をします。
こちらは身体の斜め後ろをクチバシでちゅくちゅくしている海遊館キング。首が細長くのびるので、首と身体との間に大きなスキマがあります。
こちらは、同じく羽づくろいをしている越前フンボルトをハラの側から見たところです。伸ばした首と体側の間にスキマはありませんが、じゅうぶんにクチバシは届いています。
懐かしい名古屋東山動植物園の旧ペンギンプール。橋の上でキングとフンボルトがすれ違うところです。ボリューム感の違いがクッキリ。キングの体重は15キロ前後、フンボルトの体重は4~5キロだそうです。
上野動物園のケープ、巣材を運んでいます。壁に映る影を見ると、けっこう細長いものです。マイホームのボリュームを増強すべく働いているのですが、さて、その巣材はどこから? 飼育員さんが用意した巣材置き場は、もうありません。
ここがマイホーム。巣材を置こうとしています。台の下にもたくさん落ちていますね。それ、他のケープに狙われますよ。そうです。みんな、スキがあればヨソの巣からこっそり持って来ちゃうのでした。
ペンギンの繁殖シーズン前には、飼育員さんが巣材を用意します。竹ぼうきのお古をほぐして短く切った植物性巣材もあれば、目の粗いスポンジを程よい大きさに調整したり、種類によっては小石のこともあります。
むっちりもっちりと首を伸ばして曲げている名古屋港エンペラー。
すうっと首を伸ばしている越前キング。エンペラーよりぐっと細い首です。体つきも、キングはスリム。
サイズは、キングの身長(人間と同じ測り方で)は70-75センチでダイニングテーブルと同じくらい、エンペラーはそれよりも20センチくらい背が高いです。
体重はキングで15キロ前後といわれます。エンペラーはその倍、30キロくらいで、40キロになる個体もいるそうです。
名古屋港水族館のエンペラーです。左端個体のような直立姿勢から、右端のお餅みたいにもっちりと伸びて曲がる首がけっこう長いです。首を伸ばすと、側頭部の薄黄色斑は閉じた形ではなくて胸の薄黄色部分とつながっているのが、よくわかります。