これは、黄色君御帰宅後の御様子。
お散歩の後はプールがお約束なんですが、こんなふうに連れて行かれてます。
ですが、嫌がっている雰囲気ではありません。
どうも、黄色君は「かまってほしい」派みたいですね。シュミの問題です。
彼は登別生まれ。大先輩の青白君と仮親コンビを結成、昨年は預かったヒナを育て、いい仕事をしました。
あ、盗み食い!?
いいえ、これが登別ケープの正しいお食事マナー。
仲良し夫婦者ケープが、かわいいピンクのバケツからお行儀よくランチをいただいています。
抱卵中などの事情で外食が出来ない世帯には、巣穴の前にデリバリー。それを奥に持ち込んで、ゆっくりといただくのが彼らふう。
彼らは神経質なので、キングのように人の手からサカナを受け取ることが苦手だそうです。
ところ変わればマナーも変わる、ですね。
ジェンツー陣地に踏み込んだキングたち。
手前のジェンツーは、きょろきょろするキングに警戒中。
奥の方では、巣に近づきすぎたキングが住民ジェンツーに攻撃されてたじろいでいるようです。
よく見ると、激しく攻撃しているジェンツーが、鏡に映っています。
こちらは海遊館。
南極大陸水槽の左端にあるジェンツー陣地です。
ここにキングがなだれ込んでウロツキ回ることがあります。
ジェンツーが巣に入っていない時期ならいいのですが。
ご覧のように、ジェンツーたちはそれぞれの巣におさまって、そろそろ繁活の準備をしようかという雰囲気。
好奇心旺盛な若いキングたちが興味を示さないわけはありません。
王様のご視察は、ジェンツーにはありがた迷惑だったりします。
越前松島に昨年(2013)5月にやって来た新人王。
登別生まれの下田暮らしで御年およそ10歳。
小柄男子で、性格も控え目。転入10ヶ月なのに、まだみんなと馴染みません。
お散歩も、ひとりでお留守番。お気に入りの鏡前中心を動きません。
プールにもあまり入らないけど、ムリに追い込むのもイケナイので、王様のお心のままにしてあるそうです。
でもこの美しさは、密かに水浴びしている証拠ですよね。
今はフリッパーバンドをつけておりませんが、顔で見分けるのは簡単。
下クチバシの先端がご覧のように突き出しています。
そして、通の方には、小顔かつショウユ顔が目印。
後ろ向きの場合は、同じく鏡前を動かない青バンドのサン君にときどき邪険にされているのでわかります。
ところで、新人王の前任地である下田海中水族館には、キングがパタゴニカスとハーリーと亜種2種類いたのだそうです。
新人王は、越前のみんなと同じパタゴニカス。
これを書いている現在、下田はペンギンプール改修工事中で、キングが疎開しているそうです。
でも新人王は疎開ではなくて「もらった」とのことです。
が、まさか本当にもらっちゃったのではなくて、やっぱり然るべき手続きとか代金その他の授受とかがあったのでしょうねえ。
越前松島のおなじみキングのうち、ゴバン君。
ガラス際で外を向き、こんなポーズでじっとしていることが時々あります。
正面向きでフリッパーを広げているのは威嚇ポーズっぽいのですが、下を向いています。それに、誰もいないところに向かってやってます。こちらが移動して、正面から撮影したのです。
威嚇ではないはずですが。
クチバシをあげてじっと前を睨んでいることも。
いずれの場合も、クチバシ先端からペンギン塩水が垂れているのが特徴。
お掃除中につきアクリルが水滴だらけですが、ポトリと落ちそうなペンギン塩水、ご覧いただけると思います。
そ~か~、引越か~。せっかくここまで掘ってんけどな・・・。
自分が掘り広げた穴におさまって、しみじみと名残を惜しむフンボルト。
引越が近いと知っていると、そんなふうに見えます。
もうすでにサボテンプールで土の飼育場には慣れているので、新居ではすぐさま穴掘りを始めることでしょう。
うにょ~~ん!
気持ちよさそうなノビ。やっぱり土の上が落ち着く?
これは越前松島の、私的に呼んでサボテンプールでの光景です。
じつは、ちょうど予定では今日、新たなフンボルトプールがオープンしたはず。
先月、工事も最後の追い込みに入った現場を見ました。屋根付きの一大スタジアムといった外見です。
陸場のほとんどが土。巣づくりの様子も見られる配置だとか。
さらに、遊泳出張のサービスがあるかも?の、空中通路でつながるハート型の空中リングプールも。
これまでは飼育場が狭いために繁殖制限もあったそうですが、これで増え放題!となるといいですね。
さて、これは何でしょう。
イギリスの古都コルチェスターの歴史博物館で見つけて、「なんというお姿・・・」と、目が釘付けになってしまった一品。
キングペンギンの羽皮を使ったマフです。キングのハラ側、クチバシよりも下の部分を使っています。(マフをつけたマネキンの腕だけ背景板に取り付けてあります。)
19世紀のファッションに欠かせない、ちくわ状の防寒具マフ。エキゾチックな鳥などを使った「お土産マフ」が大流行したのだそうです。
キツネやウサギやテンなどの動物を使うのだからペンギンも同じと思われていたわけですが、今の私たちから見るとトンデモなファッション。流行だけでなく、価値観も変わりますからね。
ここはどやろ。
うにゅ~っと首を伸ばして、外の様子をうかがっています。
うかがってどうするのか、って、たぶん何のつもりもないと思いますけど。ただ、やってみるのが面白いのだと、想像するしかないですけど。
そらもお、このとおりですわ~。
ババッと飛び出してくる土。かなりの勢いで掘っています。
穴はかなり深くなりました。こんな穴が、あちこちにできています。
彼らは竪穴派なのでしょうか。
それとも、横穴を掘る技術がないのでしょうか。
いいえ、竪穴式住居は別荘なんですよ。
横穴は掘らずとも、ちゃんとマンションタイプの横穴式住居が用意されてますから。
でもほんとうは、趣味の竪穴。きっと穴を掘るのが楽しいのでしょう。
こちらは名古屋東山のフンボルト衆。
ホースの束にからまって遊ぶ若鳥。
あやしい調節バルブをチェックする若鳥。
そして、下を泳ぐ仲間を見物する成鳥。
それぞれお気楽に過ごしていて、見ているとなごみます。
若鳥たちの羽は限界まですり減っていて、正羽が伸びる前に抜けている部分も。
今回から「お気楽フンボルト生活」でいきます。
こちらのフンボルトさんは、あまりお気楽そうではありませんが。
ず~っと前にお目にかけた、マリンピア松島のあの御方です。写真は別のですが、作業は同じ。
プラスチックマットのハラ当たりがいいので、1枚剥がしてマイホームに敷いちゃろ~、というまさにその現場。
自分で踏んづけているので無理ですし、その前に、連結してあるから・・・。