細長~くなって泳いでいるかと思えば、
ハラが風船のように膨らんで、顔はヤリのようにとがっていたり。
フリッパーが直角に曲がっている!とか。
水中では妖怪変化(へんげ)もビックリの姿を見せてくれるペンギン。
出演は越前松島水族館の王様方でした。
細長~くなって泳いでいるかと思えば、
ハラが風船のように膨らんで、顔はヤリのようにとがっていたり。
フリッパーが直角に曲がっている!とか。
水中では妖怪変化(へんげ)もビックリの姿を見せてくれるペンギン。
出演は越前松島水族館の王様方でした。
「どうせシロウトには見分けつけへんからな。」 (←見分けがつかないからな)
看板は「ケープペンギンおやこのいえ」ですが、中身はちゃっかり「マゼランペンギン夫婦」でございます。マリンピア松島。
確かにこの巣小屋にはケープ親子が入居していたらしいのですが、空き家になったのか、ちょっとした留守に不法占拠したのか。
ここで育ったケープの子供がやって来て、マゼラン夫婦とまったり過ごしている姿も見られました。
するとまさに「親子」ふうです。「あれが子供やで」と、間違う人が続出・・・? 成鳥と亜成鳥の区別がつけば、ですけどね。
「キングのスパイクいいまんねん。どうぞよろしゅう。」
本人は向かって左です。イギリスの有名観光地コッツウォルド地方の町の一つボートン・オン・ザ・ウォーターにある、バードランドに住んでいます。
彼のフェイスブックには「著名人」との分類表示?があります。本名は Spike the King Penguin と書きます。
2007年生まれの人工育雛育ち。人に慣れているので、メディアに登場することも多く、イギリスで製作されたTV番組やポスターなどのほとんどがスパイク君をモデルに起用しているとか。
バードランドでは今年20014年、キングは6コの産卵がありました。羽数が13羽ですから、スゴイ率です。2コ産んだ個体がいるためです。
で、9月上旬にその1コが無事に孵化して育っています。スパイク君の後輩ですね。イギリスでは2009年のマクリーン君(エディンバラ)に次ぐ久々のキング誕生でした。
「よっこらせ~、ちょっと一休みや。」
越前松島のゴバン君、大きな擬岩の横はお気に入り場所です。ここで独りくつろぐ姿がよく見られます。
「むっ、アヤシイ気配!」 その一瞬後・・・
「わわっ!」
一瞬たじろぐゴバン君。水中からハッちゃんがロケット上陸してきたのです。
ハッちゃんはこのあたりにこうやって上陸することが多いです。ヒットする危険もあるでしょう。
でも、どちらもやめようとはいたしません。さすが王様です。
ゴバン君は単独別行動を見せることが多いので、観察のしがいがあります。特徴は、大目玉と、クチバシ先端から垂れるペンギン塩水。
ついでに言えば、何度かハッちゃんを口説いているのが目撃されています。
「わてらラブラブでっせ。」 「気分サイコー。」
バードランドのフンボルト夫婦。イギリスに住んでいるからといって、英語を話すわけではありません。だからって、関西方言もないでしょうけど。
野生生息地と気温などの条件が似ている日本では、フンボルトペンギン(属)の飼育技術が確立していることもあって、繁殖もいけてます。
あまりによく飼育されていて、野生では絶滅が心配されているとは想像もできない人が多いでしょう、たぶん。
気温の低いヨーロッパでは、フンボルトはなかなか難しいらしいです。
がんばれ、フンボルト夫婦。
「ほな行きまひょか~。」
越前松島水族館、冬のペンギン散歩。先頭のハッちゃん、しっかりと群をリードします。
ハッちゃんは2008年生まれの可憐な女子キング。お父さんは、写真ですぐ後ろにいるサン君。お母さんは別室療養中のイッちゃん。
お母さんに似て小柄に小顔、丸っこい目が特徴です。
カレはヨン君ですが、お父さんサン君に『横取り』されて困惑していることがよくあります。
バンドは紫。どうぞよろしく。
このページのプロフィール写真に使っているのもハッちゃんですが。
こんなシリアスな表情も、いいでしょ?
サー・ニルス・オーラヴ、バードランドに御滞在中(2012/10)の1枚。
お住まいは、イギリスはスコットランドのエディンバラ動物園。
ペンギンプール改修中、はるか南に位置するイングランドのグロースター州にあるバードランドへお仲間と仮住まいしていました。
2008年にノルウェー国王より『サー』の称号を与えられ、同時にノルウェーのキングズガード(近衛連隊)の名誉連隊長に就任しました。
名誉連隊長とは実際の軍務を伴わない名誉職で、よく王室の一員が務められたりする、連隊のパトロン(後援者)です。だからキングペンギンには打ってつけですね。
(英語ではcolonel-in-chiefですが、colonelだからって、軍の階級のひとつである大佐ではありません。文民です。)
現在、イギリスでキングペンギンを飼育している施設はエディンバラ動物園とバードランドのみ。そしてエディンバラにメスがいないので、繁殖できるのはバードランドだけです。
バードランドでは去る9月3日にキングが1羽孵化して、育っています。見込みのあるタマゴがあと2-3コあるので、期待したいです。
サー・ニルスの経歴については、右のリンクにある「あやしいペンギン人日記」をクリックして「人鳥ナイト」の記事をご覧ください。
こちらは2013年9月、新装なったエディンバラのペンギンプール『Penguins Rock』でくつろぐサー・ニルスのお姿。
3月に戻ったのですが、ひとりだけ換羽をパスしてしまい、ご覧のように「プレスリー」なフリッパーしてます。
以前のバンドはオレンジ色に「NILS」の名前ビーズ入りでしたが、紫になりました。
さて、コミミ姫はどれかおわかりでしょうか。イヤーパッチの小さな左端の個体です。
春の婚活シーズン、メス1羽オス2羽の三者会談に飛び入り参加したコミミ姫。
以前は「コドモはあっちいってなさい」と相手にされなかったのですが、どうやら追い払われはしませんでした。
キングペンギンは成熟するのに5年かかると言われています。コミミちゃん、4歳前ではちょっと早いかな?
コミミ姫はヒナが大好き。よそのヒナにさわろうとしては、追い払われます。早く自分のヒナができるといいですね。
「え?ワタシ? 海遊館のオウサマ女子2010年生まれやねん。よろしく。」
イヤーパッチが小ぶりなので、勝手に命名『コミミ姫』。クリッとした目が魅力です。
同期の幼なじみの若様よりも、おませ。昨年は年上のカレと仲良く抱卵しているらしい姿も見かけました。(残念賞、というよりも、気分だけだったかも?)
でもまだまだ若い。好奇心いっぱいのお年頃です。
段の上で雪を点検しているのかと思ったら、
そんなところで寝転がるの? オトナはこういう無茶なことはいたしません。
「はあ、ど~も。」「どうぞよろしく。」「こちらこそ。」
海遊館ジェンツーの皆の衆、村の寄り合いでまずはご挨拶。
ぷっ。
左端のジェンツー、つい出ちゃいました。
ペンギンも鳥類ですから、フンを体内にためません。いつでもどこでも排出して身体を軽くしておく仕組みが、空を飛ばなくなっても残っています。
ついでに言えば、おしっこもウンチも同じところから出します。そしてタマゴも。これらの出てくるところは総排出腔と呼ばれます。
フンを飛ばすのは一瞬の早業ですが、なぜか写真にはけっこう写っています。
最近では直前にわかるので、タイミングを外すようにしています。
毎度おなじみ、小石の回収でございます。ご不用になりました小石はございませんか? あ、あった。ちょっと調べてみましょ。
海遊館ジェンツー嬢が小石を集めています。ただし、形のよい小石を選びます。
彼らのお好みは、ずばり「平たい」石。クチバシで持ち運びしやすいし、巣に積み上げたとき転がらずにうまく整いそうですね。
南極大陸水槽のこのあたりにある石は、深いプールの底に落ちていたのを潜水掃除の飼育員さんが拾い上げたものです。
「署まで来てもらおう。」 つかまって観念する犯人。違います。
海遊館の2013生まれヒナ小と、ヒナを守る仮親ユニットのオスペアです。何らかの事情で育ての親が必要になると、彼ら「子育てのプロ」の出番。
通常の両親だと一方にまかせきりということも見られるのですが、彼らは常にヒナの側を離れず、がっちり警護しています。
今年も、彼らは抱卵姿勢をとっていました。ただの気分ではなくて、実際に依頼を引き受けたのだとしたら、今期もまた素晴らしい子育てぶりが見られることでしょう。
「よお、元気?」 「あ~、だれ思たら田中君やんか。」 違います。鈴木君でもありません。
「なんやねんそれ~。」〈ぺしっ〉 「あかんか~?」 マンザイとも違います。
名古屋港水族館で見かけた、ちょっとした小競り合いです。
エンペラーにしては珍しいと思いますが、何か気に入らないことがあったのでしょう。フリッパーでひっぱたきました。
エンペラーペンギンは、大きな身体に比べて、フリッパーが短めです。クチバシも。なるべく出っ張りを少なくして熱を逃がさないようになっています。
そして、あまり動きません。カロリー消費をできる限り押さえています。
それから、動きが地味です。映画でおなじみの海と営巣地の行軍、フリッパーは身体にくっつけて歩いています。それもこれも、極寒の地で生きるためです。
もしもし、名古屋港アデリーの皆さん方、なにかあるのですか?
押し合いへし合いで、何か気になるようですが、先頭個体の目線の先には別に何もないのです。
気温は0度かそれ以下ですから、外から入った虫が飛んでいるなんてワケはありません。
時々、ペンギンは空中に「何か」を見ていることがあります。じ~っと、目で追っていたり。人間の目には見えない何かが、彼らには見えるのでしょうか。霊とかだったら、ちょっとコワイ。
「氷あび、やってまんねん。」
かき氷を頭に積もらせて、満足げな海遊館の王様。
換羽が近いので、羽がポッテリと暑いのでしょう。室温は0~3度ですが。
ペンギンの羽は断熱性に富むので、外の寒さを防ぐのはOKだけど、自分の身体が熱いときに放熱するのが苦手だろうと思います。