ペンギン音頭

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海遊館雛王

2013-05-25 16:41:46 | ペンギン


こちらは海遊館。去る5月22日の様子です。

昨年9月生まれのヒナ、1羽はこうなってました。

ゴージャスな襟巻。一人前にあたりを威嚇してますが、しっかりと母親にくっついております。モンスターめいた成鳥の換羽個体は、父親なのかどうかは不明です。

というのは、海遊館では換羽中の個体はフリッパーバンドを外すからです。

もともと父親が誰なのか、確信もてないのでバンドがあっても同じかも?ですが。

で、バンドなかったらみわけはど~するの?普段と違う顔になってるのに。

ご心配なく。以前海遊館のブログで見たところでは、足の爪にマニキュアをしておくのだそうです。

ですが、白い爪があることが辛うじてわかるだけでした。キングのマニキュア、楽しみにしてたんですけど。

 



襟巻若様(性別は謎)、おでこというか、眉間にも綿羽が残ってます。

これはちょっと珍しい残り方でしょうかね。

端正な顔立ち、将来が楽しみです。きっと、クールな顔でおとぼけを見せてくれるでしょう。

水泳訓練のために一時バックヤード収容となるかもしれませんが、再デビューの暁にはぜひご注目を。

233のジュニアと同期の2羽(232、234)はアクアスに転出したので、昨年生まれのヒナは235と236になると思います。

 


 


好奇心旺盛な襟巻若王様。

母親に見守ってもらいつつ、段差に登ってみます。かき氷が積もっているので、なかなか難しいようです。

右奥に半分オトナになっているもう1羽のヒナが見えます。こちらは奥の壁際から離れなかったので、観察には不向きでした。

 


 



左から2羽が、羽替わり中のヒナです。

進み方が遅い方は、サイドから背中下半分が抜けています。

ところで、成鳥の換羽個体もいます。それで、観客にちょっとした混乱があったようです。

どれもヒナからオトナへの羽替わりだと思ってしまう人が・・・。

それもそうかも。羽がボロボロと浮き上がって下からきれいな羽が見えていれば、同じように感じられるのも無理ありません。

「オトナになりかけのヒナがぎょうさんおったで~」と、楽しめたのではないでしょうか。

ほんと、そんなに繁殖してくれれば万々歳なのですが。

 


 


前回のヒナ、右後ろから見るとこうなってます。

きれいに下から抜け進んでいますね。

左にいるのは、襟巻若様の母上です。段に上ってみた我が子が降りてくるのをここで待っているところ。

う~ん、ペンギンに「待っている」という気持ちや考えがあるのかどうかは不明ですが。

でも、人間の親とちょうど同じような行動をしているのが、おもしろいですね。ペンギン観察の醍醐味です。

同じ日のことです。プールで泳いでいだジュニア(仮名)が上陸して、右の方に単独で立っていた母親マユゲちゃん(仮名)をめざとく見つけ、一直線に急ぎ足。

ジュニアが近づくと、マユゲちゃんは「やめてや」と言わんばかりにクチバシを繰り出して追い払う動作をしました。

「え?」と戸惑ったようなジュニア。もう一度しかられると、回れ右をして戻っていきました。

亜成鳥になって1年近く経ちますが、まだ何かのはずみで「母恋し」になってしまうのでしょうか。

ジュニアはただ偶然近寄っただけ・・・には見えないところが、やっぱり人っぽいキングペンギンです。

 


 


かき氷ポイントを独り占めするヒナちゃん。

フワフワの幼綿羽にかき氷がくっついてます。

下ぶくれな体型が、まだお子様っぽくて愛らしいですね。

右側で白いハラを見せているのは、襟巻若様。フリッパー内側の模様が個性的なので、このままでいてくれたら見分けやすいのですが。

 


小樽温順

2013-05-23 20:16:40 | ペンギン

ジェンツーは完全な屋内生活となりました。

雪歩きのある頃はまだ外に出てきましたが、もう気温が高くなってしまいましたからね。

とはいえ、当日は薄手のダウンジャケットがちょうどいいくらい、極涼しかったです。

海獣公園の休憩所にはストーブが入ってましたし。

それでも、ジェンツーには暑いのですね~。

真冬の雪まみれが絶好調なのを見るよりも、彼我の違いが大きく感じられました。

 



ぷかぷかジェンツー。

この角度だと、目の周りが白いアデリーもどきですね。

ジェンツーのクチバシは、黄色い部分が上から見ても下から見ても同じくらいに見えます。

ところで、このジェンツーの頭部をじ~っと眺めていると、ジェンツーのノド側ではなくて、別の種類のフツ~の鳥みたいに思えてくる~、ような気がしませんか?


おたる人鳥活劇

2013-05-17 20:11:14 | ペンギン

おたる水族館名物、ペンギンショー!

主役はペンギンなれど、ショーを成立させているのは飼育員さん。「ペンギンに振り回されて困る」図のコミカルさが目玉なのです。

ペンギンたるもの、人間の都合に合わせて動いたりなんぞはいたしません。

おやつだけ手に、いや口に入れて何もせずに立ち去るやり口は、まさに狡猾そのもの。

しかしキミたち、プールに飛び込むのはそんなにイヤですか?

写真は、低い飛び込み台から飛び込む前にガッツリ食べる2羽。

でもそれは建前。たいていはここに上がっても、飛び込むのではなく(地上に)飛び降りるのでございました。

 



「おおっ!」

「ほんまに飛び込みよったで~。」

ペンギンの皆の衆がビックリしたみたいに注目しています。

低いほうの台から、ついに飛び込みましたよ! 飼育員さんの指示(手)に合わせて。

という図なのですが・・・。

飛び込みの向きがちょっと不自然ではありませんか?

じつは、サカナにつられて「落ちた」のでございました。

飼育員さんの手が指示しているみたいなのは、後出しです。

 


 


盛り上がるペンギンショー、種目はすでに次に進んでおります。

遅ればせながら台に上がった1羽も、ピョンと飛び降りて駆けつけようとしています。

次の種目ではどんな小ずるい技が見られるのでしょうか。

楽して儲けようと知恵を絞るペンギン対なんとか動かそうと餌でつる飼育員さん。

両者のコラボで愉快なショーは進行するのでございました。

 


 


「小ずるいやて、シツレイなこと言わんといてや。」

「ワシら正々堂々やってまっせ。」

そうです。彼らは正々堂々と・・・盗み食いしているところなのです。

高飛び込みの選手を確保すべく飼育員さんがバケツから遠ざかると、無防備なバケツを急襲、包囲の上、食べほーだい。

ですが、これもショーの筋書きなんでしょう。大ウケの爆笑がとれる、クレバーな演出ですね。

 


 


ショーの締めくくりは、高飛び込み!

飛び込み台の上で思いのままに食べたら、ソレッ、行きましょう~。

というわけで、最後にイカすところを見せてくれるフンちゃんです。


南極水槽人気者

2013-05-12 20:07:14 | ペンギン

こちらもちっちゃくてカワイイので人気。

キングは「きれい」なので感心されますが、「目がコワイ」と言われることが多いですね。

性格はアデリーの方がキツイと思うのですが。

 



海遊館のジェンツーは、これまであまり出番がなかったと思います。

ジェンツー憎しではありません。写真があまりないのです。

彼らは左端の陣地に固まって過ごしていますが、このあたりは暗くて、ガラスがクリアでなくて、撮影が難しうございます。

右端に出張してくるジェンツーもいます。でもたいていはガラスに近づきすぎ、ガラスがよれよれで、これまた難しいのでございます。

ガラスが塩水痕で白くなるのは、ペンギンの活発なる活動の結果ですから、ま、しょ~がないわけで。

ゴムボートに乗ってアクリルを掃除するボランティアなんて、募集しないかな~。

 


岩跳施設

2013-05-10 20:05:11 | ペンギン

前回の迷惑キングはそのうちに動画でご覧いただくことにして。

別棟の新展示コーナーにいるイワトビです。

すっかり慣れたようですが、お掃除中なのでちょっと警戒気味かも。

このイワトビプールの向かいには大きなタッチング水槽があります。温和しいエイやサメに触れられる体験施設です。

人がわやわや、「生き物に触れる前と後には手を洗ってください」などの注意が間断なくスピーカーから流れています。

神経質といわれるイワトビですが、やかましく感じないでしょうか?

それが、ヘ~キそうにしてました。南極大陸水槽で他の種と衝突するよりも、暮らしやすいのかも。

 



岩棚の上には2羽のオスが陣取っていました。

右の個体は、ちょろちょろと流れている水を飲もうとしているのです。

キリリとした睨み顔ですが、ちっちゃくてカワイイと、人気大です。


海遊館

2013-05-05 20:00:59 | ペンギン

キングペンギンは時々首をぐう~っと縮めることがあります。

でも、これほどめり込んでいるのは珍しいかも。

頬から黄色斑紋にかけて、両側ぐるりと皮がたるんで段になっています。

なにやってるねん、って、くつろいでいるのです。目を閉じてお昼寝中でした。

カメもビックリの引っ込め首、わりとお年寄り個体がやるようです。

 



頭の黒い大きな空き巣狙いが、アデリーの巣に上がり込んでいる!

それとも、領地をくまなく検分する勤勉な王様?

わざわざ高くて足場の悪いところにお上りになっているのは、どなたでしょう。

2010年生まれの若様です。

若様は「大きなイヤーパッチ」と「ウロツキ回る」のが目印です。

 

 



奥の壁際に、あやしいキングが。

ハラの皮をたるませて足にかぶせ、まるでタマゴを抱いているようではありませんか。

そして抱卵姿勢のメスを守るオスも、真剣そのもの。

ペアは左の方を警戒しています。バタバタとフリッパーを振り回し走り回る迷惑キングが迫って来つつあるのでした。


海遊館二雛王

2013-05-03 19:50:09 | ペンギン

さて今回からは海遊館。

4月下旬の様子です。

昨年9月2日生まれのヒナ大(右)と9月12日生まれのヒナ小(左)、充分に大きくなりました。あとは幼綿羽が抜け落ちるだけ。

ごらんのように、まだ本格的な換羽は始まっていません。フリッパーの後ろ側と顔の一部だけ、「抜け毛」状態になっています。

こんなに大きくても、まだ赤ちゃん。親に「おなかすいた~」と甘えます。

それなのに、かなりの人が「年寄り」と決めつけます。最近少なくなったと思ったのですが、まだまだですね。

もちろん、「赤ちゃんやで。」「うそ~、メチャでかいやん。」というやり取りもさかんに聞こえてきます。

「しかし、あのヒナ大がメスでヒナ小はオスだとは知るまい。ふっ。」とか思いながらひたすらガラスの前に立ち続けるのでございました。

 



ヒナちゃん、一人前に威嚇します。

近づく他人成鳥に鋭いクチバシを振り回し、強いぞ、ヒナちゃん!

えっと、たぶんヒナ小。


恐妻

2013-05-02 20:27:45 | ペンギン

こちらはフンボルトの一般プール。

プール際の石組みで、ゴエモン夫妻がもう1羽とにらみ合い中です。

たぶんゴエモン君(右バンド)がオスだと思うのですが、「かあちゃんがんばれ」と、妻任せに見えますね。

勝ち気なメスは、ほっぺたが角ばり、頭は角刈りスタイルになって、本気で威嚇モード。強そうです。