「はやくはやく!」 お母さんに続いて下の段まで降りてきたヒナ。しつこく追ってくるヨソのおじさん。
「ここまで来たらもうだいじょうぶ。」 お家すぐ近くの、岩壁の隅っこに入りました。
追いかけてきたイワトビは悔しそうな表情でヒナをにらんでいます。
ですがこれ以上降りるとヒナの両親にボコボコにされるのがわかっているので、ここでおしまい。一件落着、なんですが。(つづく)
「はやくはやく!」 お母さんに続いて下の段まで降りてきたヒナ。しつこく追ってくるヨソのおじさん。
「ここまで来たらもうだいじょうぶ。」 お家すぐ近くの、岩壁の隅っこに入りました。
追いかけてきたイワトビは悔しそうな表情でヒナをにらんでいます。
ですがこれ以上降りるとヒナの両親にボコボコにされるのがわかっているので、ここでおしまい。一件落着、なんですが。(つづく)
鳩首(協議)とか雁首(そろえる)とかいいますが。ペン首そろえて相談しているわけじゃなくて、左2羽と右1羽とがモメ事モードに入りかけたところへ、後ろ姿のコドモが「まぜてー」とマネして入ってきたところです。京都水族館。
お知らせ: 次回は7月31日の予定でございます。
しつこく攻撃するヨソのおじさん。うずくまったヒナ。駆けつけるお母さんは1段上に飛び上がったところです。
なんとか立ち上がって向きを変えたヒナ、飛び降りたお母さんについていこうとします。
1段飛び降りました。まだ追いかけてきます。ヒナちゃん、はやくお家に帰らなきゃ。
攻撃してくる個体の相方が写真左上に見えます。ここで巣を構えましたが、ヒナは生まれませんでした。
「こるぁあ!」 「やーん。」 ヒナをガン見していた隣のおじさんが、こちら側に飛び移ってきて、上からヒナを威嚇してるっぽいです。ずり落ちかけるヒナ。親が気づきました。
ヒナ、姿勢を低くして踏みとどまっています。なおもクチバシを繰り出す隣の住人。駆けつけるお母さん。どうなる?
イワトビひなちゃん、もう1段上を目指してジャンプ体勢に入りました。結構な高さがあります。さあ、どうでしょう。
お家ではお父さんがお母さんが鳴き交わしておりますが、応援ですか? 左上にある巣から、ヒナをじーっと見ているペンギンがいます。
えいっと飛び上がったひなちゃん、うまく出っ張りに足がかかりました。成功です!
頭が見えているのはお父さん。この親はある程度ヒナを自由にさせているようです。しっかりとガードしてなかなか出歩かせない親もいます。
海遊館で今年生まれたイワトビペンギン。まだ全身ほわほわ羽ですが、好奇心旺盛。お家を出てみました。お家ではお父さんが見送っています。
最初の段差をクリア。一段高いところから辺りを見回しています。お家にはお母さんも帰ってきて、夫婦仲良くしています。(重なってわかりにくいですが。)
つづきます。ヒナちゃんのおでかけ、どうなるかお楽しみに。
「おなかすいたー」 お父さんにちょーだいアピールをする海遊館のジェンツーひなちゃん。この巣は前回写真の巣の手前にあります。
ペンギンのほわほわヒナは可愛らしいのですが、小さな頃は寝ている時間がほとんどで、なかなか姿を現してくれません。たいていは、
こうです。背中でも見えているのでマシなほう。ひなちゃん、グレーのほわほわした塊です。
同じ日の海遊館、お母さんアデリーが「よっこらせー」と身体を起こしたところ。ヒナは、小さな頃は自分で体温の維持ができないので、親に温めてもらってます。でも成長は速いですから、ちょっと待てば見えるようになります。
これも、育つというタスク達成には欠かせません。順調に出れば元気の印。
ペンギンも鳥ですから、ウンチとおしっこが同じところから排泄されます。メスだとタマゴも同じところから出てきます。この出口は『総排泄口』と呼ばれます。
そしてまた、ペンギンも鳥ですから、鳥フンは待ったなし。時と場所を選びません。ヒナは親のハラの下に頭を突っ込んでいるのが普通なので、巣の外に飛ばすことになります。
ペンギンのヒナ、唯一のタスクは無事に育つこと。なので、以下の3点は外せません。
食べる。親から口移しで食べさせてもらいます。この巣の当番はただ今お母さん。
眠る。小さな頃は食べちゃ寝る生活ですが、あと一つのやるべき事は。次回閲覧注意、いちおう。
ただ今育ち盛りのジェンツーひなちゃんがラブリー。この大きさで孵化後1週間から10日くらいでしょうか。今期、海遊館では4羽のジェンツーヒナが誕生しています。
親ケープがヒナを隠すので、ガードする親のスキマからヒナを観察。
このヒナもほわほわ幼綿羽が半分くらい抜けた段階まで育っていますが、まだ親が外に出しません。見えた!瞬間に撮影。このつぶらなお目々がもおたまりません。以上、京都水族館でした。
身を挺して我が子を隠すケープ親ペンギン。隠されているヒナは、親よりも大きく?なっているのですが。
たいていのペンギンはヒナに対する興味が『大』です。『特大』の個体もいて、ちょっかいを出します。それで、巣の手前に写っているヨソ者をブロックしているのです。
京都水族館のペンギン巣箱はほとんどがアクリルガラス前で通路側を向いています。おかげで子育てが観察できるのですが、この配置だとヨソ者が入って来にくいという利点があります。
いかにも『あかちゃん』サイズのケープひな。お父さんに温めてもらってます。
卵から孵ってすぐは手のひらに載るくらいの大きさですが、ぐんぐん大きくなります。2ヶ月足らずで親と同じサイズになって、オトナと同じ泳げる羽が生えそろったら巣立ちです。
上の写真のもう一つ前の段階は、もちろんタマゴ。親のハラの羽がパカッと割れたようになって、皮膚が見えています。これが抱卵嚢。断熱素材の羽毛越しでは親の体温がタマゴに伝わりにくいので、皮膚を直接タマゴに触れさせるための『天然の工夫』です。
さらにもうちょっと小さな頃のケープヒナ、お父さんといっしょにお留守番中。お母さんはちょっと息抜きに泳ぎに行ってます。
ヒナちゃん、お顔とフリッパーの幼綿羽が抜けてきた頃のサイズはこれくらい。前回のケープヒナとは別個体で、人の手で育てられています。
アクリルガラス越しに近くで見せてくださいましたが、ヒナちゃんは安心できる飼育員さんの近くに行きたいので、こちらを向いてくれません。