Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

狭いところに閉じこもる楽しみ

2010-10-17 | 
可也冷えてきた。明日の早朝は氷点下をかすめるようだ。寝室を書斎として使うようになったので、そこの暖房が大切になってくる。十分に温まって、また寝るときには暑過ぎないようにしなければいけない。だから先日から暖房機の調整に暇が無かった。

少なくとも現時点では寒すぎることは無いが、屋根裏部屋の天窓に吹く風はとても冷たく、二重ガラスを通して冷気が対流する。窓際の書き机に座っていなければ気がつかない。

その代わりに広いリヴィングは電気を消して、最低の暖房しか要らなくなる。先シーズンまでは、スピーカーの下にある暖房を切って、もう一つを全開にしたままでいたので、効率が悪かった。今シーズンは夜間は絞ることも出来、寝室の小さな暖房を全開にすればよいので、お湯代は節約出来る筈だ。

昨年よりも狭い領域で長い夜を過ごすことになるが、これが結構気持ち良さそうで熊の冬篭りのように落ち着けるだろうかと楽しみなのである。中欧のこれから十二月までは決して愉快な季節ではないのだが、今年は何か少し違う。

先日買い物に行くときに前を行くトラックが土木工機を積んでいた。どこかで見たロゴがついているなとジックリと見ると葬儀屋の車であった。考えてみれば葬儀屋は重機が必要なのだが、今まで霊柩車のことしか気がつかなかった。棺桶を埋めるときは植木屋が木を植えるときのように急いで奇麗に掘っておかなければいけない。墓場であるから、昔のそれは既に墓堀してあるのだろうか、それとも一挙に重機を使って掘り起こしてしまうのかは分からないが、これはこれで一寸面白い話だと感じた。
コメント
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