Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

汲みつくせない放射能

2011-05-18 | アウトドーア・環境
福島の地下埋蔵水量は興味深い。これは予想される干上がり問題とも関係するからである。汲んでも汲んでも減らないことから、地下水系があるかもしれないという仮説も東電の考え方を示しているようで面白い。

基本的には、注水している淡水としていた海水、さらに津波で溜まった水などが、溜まれ切れずに海に流れ出していて、まだ流れ切れていない分と汲み出した分が埋蔵量である。東電はもちろん技術者らしく試した試し注水量などを変化させてその流れをつかもうとしているようだが、実際には絶えず海に流出している伏流については敢えて無視しているのだろう。これが東電方式である。

さてそうした都合の良い試算が今回の事故を起こして、以前からその事故隠しの技は世界的に悪名高いのであるが、今回はこの後どのような影響を与えるかである。

常識的に考えれば、水を一定量加えて書け流ししないことには冷却が出来ない状況で、どこに穴が開いていて、どこに大量の崩壊した核燃料の大部分が留まっているかは別にして、全体の注水量よりも多くの排水量を得ることで水嵩が減っていく。その水量を演算するために注水量を絞ったり増やしたりしていたのであろう。要するに東電は漏洩水量は把握しているに違いない。

いずれにしてもその水を循環させようとしているようだが、打たせ風呂の部分だけでなく、その気化熱冷却自体が環境に水蒸気が放射能として出るのでテントを張るのだろう。そしてそのテント内部の空気を浄化する。また地下からは大量の漏洩水が土壌から海へと流れ込むシステムが計画されている。それゆえに実際の水の浄化処理量は注入する水量よりもかなり少なくなるのだろう。

重要なのは、十分に気化させて冷却することなのだが、その量と溜まりを期待できない打たせ風呂のシステムで安定冷却まで持ち込めるとは思えなく、その間に放射線量が十分に弱まっていくならばいいのだが、まさに永遠の時と干上がりすら予想される。
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