Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新しく届いた六角楔の練習

2013-05-09 | 雑感
注文した楔類が届いた。今年は登る技術以上に中間支点の設置などが大きな課題となっている。特にそれが有効な割れ目の登攀が続いているので、余計に出来不出来がはっきりしてくる。またドロミテのクラシックなルートを登る予定になっているのでどうしてもその練習が欠かせない。

更に腕が入るような太い割れ目には軽くて、尚且つ安心してしっかり効いてくれる六角形の楔を購入した。最近のそのヘクセントリックと呼ばれた昔の楔よりも軽く形状も進化しているので頼もしい。早速、岩場で使ってみた。

昨年は、オリジナルのルートを登ったズードリスと言うところを今回は本流のリスだけを使って登ってみた。その方が難しいのはオヴァーハングまで割れ目に忠実に登るからであり、適当に中間支点を挟んでいかなければいけないからだ。早速大きめのフレンズとヘクセを捻じ込んでみた。特にヘクセは安心してしっかり効いてくれるので、メカニックな部分が無いだけ信用できる。

その他、昨年までは三回登っても小枝を掴んでしまう場所を四回目にして初めて枝を持たずに登れた。それもこれも時間はかけても中間支点をできるだけ設置して安心感が高まるとともに、そうこうしているうちにその空間に慣れてくる効果が大きいのだろう。要するに落ち着けば落ち着くほど安全性も高まるのであり、落ち着くには客観的な危険性をどんどんと下げていく安全対策を取っていくということに他ならない。練習に練習を重ねて早く的確に設置作業が出来るように繰り返すしかないのだろう。

小さな楔も以前から使っていた変形のオフセット楔と交互に使ってみて、どちらがどのような時に使いやすいかも徐々に分かるようになるだろう。特に楔は的確な大きさを素早く選べるようになればとても攻撃的な武器にもなる。



参照:
犠牲にした捨て縄を補填 2012-06-13 | 生活
乾燥して爽快な水曜の晩 2012-07-21 | 暦
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