車中の朝のラディオは明仁天皇の平和への言葉を伝えていた。電話の向こうではボンの極東研究所の教授が説明していた。SWR2の質問の内容は、生前退位の意味と憲法改正への反対の政治的な動きとする記事に関して、また国民の反応についてであった。教授は、中世の歴史を見れば生前退位は政治的に使われることが多く、明治維新以降の体制とはまた別な意味合いがあったことを示し、天皇が反安倍政権をはっきりさせて、記事のようにその意向があったとしても実際に既に弱った政権に対してなにか効果があるかどうかは分からないとしていた。また後継者の継承の意志も示されていることも伝えた。そこでは女帝問題には触れていなかったが、こちらには明らかに影響を残す形の生前退位となったことは間違いないであろう。
そんなことよりも、昨日のベルリンからの会見内容に関して再び色々考える前に、夜更けになってから追加で2020年復活祭の券を購入してしまった。関係するのはキリル・ペトレンコが定義した境界石作品の中に再びハルトマンを挙げたことで、フルトヴェングラーがそれをどれぐらい取り上げているかは知らないが、ヒンデミット、ヴァイルに比較しての拘りに再び注目した。するとバーデンバーデンでの室内楽オペラシリーズのハルトマン作曲「阿呆物語」も音楽監督のプロジェクトの中に加わると理解した。
その阿呆さが、第九をオープニングに選んだ事がそのように見えるかも知れないということで、そのシムプルさが主題となる。そうなると折角のチャンスを見逃すことは出来なくなった。指揮はドットか誰かが請け負うのだろうが、大きなプロジェクトの中に組み込まれている可能性が強い。ベルリオーズが初演した市立劇場の最上席まで25ユーロ均一となると試さなければ損である。一度はブーレーズ生誕90歳記念演奏会で安い席は知っているが、いい席は知らない。
そこで、本来は一休みの心算であった復活祭二日目に出かけるとなると、今度はとても気になっていたベートーヴェン室内楽の初回のパウの演奏するトリオがどうしても聴きたくなった。こちらはヴァインブレンナーザールで14時から始まる。劇場から歩いて五分も掛からないところなので、アンコールで長引かない限り、二曲合せて50分少々で、休憩を入れても90分は掛からないだろう。こちらも全自由席25ユーロと結構高価であるが、我が家の並びでマイヤーが演奏した時には50ユーロほどしたので、燃料代を入れてもお得だろう。しかし、この日は夜はフィルハーモニカーの演奏会がこれまた割安の29ユーロで聴けたことを考えれば、この50ユーロがどれぐらいの価値があるか?取柄は、早く帰宅できるので、翌日に備えられることだろうか。更に街中の駐車料金が思いやられる。
もう一つ、記者会見の質問は放映されなかったのが、その一部が伝えられていて、クラウディオ、サイモンに続いてキリルではなくペトレンコさんと呼ぶとなって、これは大きな安全弁になると思った。管弦楽団と対向した姿勢が無ければ協調作業が発展しない。これだけで、今や終身などは考えれないが、任期が大きく伸びた。緊張ある関係があってこその協調である。
もう一つ気になる点は、クラシックからロマンへの大曲で、有名曲だがそれほどではないという曲をベルリンでのみ演奏するという話しの具体性だ。詳細は述べないと言ったが、どのような曲がそこに入るかと思う。
特に一年目はベルリン以外でのお披露目の方が主であるとされているが、ベルリンで試して対外的に出来上がりを他所で提示するというのは、回数を重ねるほど良くなるペトレンコのコンサートとしては致し方が無いだろう。あり得るのは再演とかで完成形がベルリンで示されるような数年先の話しである。その分、実験はベルリンでしか分からないだろう。しかし指揮者ロートのような実験はペトレンコには似合わないだろう。
参照:
3F – 喜び、自由、平和 2019-04-30 | 文化一般
外国人を叱る統合政策 2018-05-22 | 文化一般
そんなことよりも、昨日のベルリンからの会見内容に関して再び色々考える前に、夜更けになってから追加で2020年復活祭の券を購入してしまった。関係するのはキリル・ペトレンコが定義した境界石作品の中に再びハルトマンを挙げたことで、フルトヴェングラーがそれをどれぐらい取り上げているかは知らないが、ヒンデミット、ヴァイルに比較しての拘りに再び注目した。するとバーデンバーデンでの室内楽オペラシリーズのハルトマン作曲「阿呆物語」も音楽監督のプロジェクトの中に加わると理解した。
その阿呆さが、第九をオープニングに選んだ事がそのように見えるかも知れないということで、そのシムプルさが主題となる。そうなると折角のチャンスを見逃すことは出来なくなった。指揮はドットか誰かが請け負うのだろうが、大きなプロジェクトの中に組み込まれている可能性が強い。ベルリオーズが初演した市立劇場の最上席まで25ユーロ均一となると試さなければ損である。一度はブーレーズ生誕90歳記念演奏会で安い席は知っているが、いい席は知らない。
そこで、本来は一休みの心算であった復活祭二日目に出かけるとなると、今度はとても気になっていたベートーヴェン室内楽の初回のパウの演奏するトリオがどうしても聴きたくなった。こちらはヴァインブレンナーザールで14時から始まる。劇場から歩いて五分も掛からないところなので、アンコールで長引かない限り、二曲合せて50分少々で、休憩を入れても90分は掛からないだろう。こちらも全自由席25ユーロと結構高価であるが、我が家の並びでマイヤーが演奏した時には50ユーロほどしたので、燃料代を入れてもお得だろう。しかし、この日は夜はフィルハーモニカーの演奏会がこれまた割安の29ユーロで聴けたことを考えれば、この50ユーロがどれぐらいの価値があるか?取柄は、早く帰宅できるので、翌日に備えられることだろうか。更に街中の駐車料金が思いやられる。
もう一つ、記者会見の質問は放映されなかったのが、その一部が伝えられていて、クラウディオ、サイモンに続いてキリルではなくペトレンコさんと呼ぶとなって、これは大きな安全弁になると思った。管弦楽団と対向した姿勢が無ければ協調作業が発展しない。これだけで、今や終身などは考えれないが、任期が大きく伸びた。緊張ある関係があってこその協調である。
もう一つ気になる点は、クラシックからロマンへの大曲で、有名曲だがそれほどではないという曲をベルリンでのみ演奏するという話しの具体性だ。詳細は述べないと言ったが、どのような曲がそこに入るかと思う。
特に一年目はベルリン以外でのお披露目の方が主であるとされているが、ベルリンで試して対外的に出来上がりを他所で提示するというのは、回数を重ねるほど良くなるペトレンコのコンサートとしては致し方が無いだろう。あり得るのは再演とかで完成形がベルリンで示されるような数年先の話しである。その分、実験はベルリンでしか分からないだろう。しかし指揮者ロートのような実験はペトレンコには似合わないだろう。
参照:
3F – 喜び、自由、平和 2019-04-30 | 文化一般
外国人を叱る統合政策 2018-05-22 | 文化一般