デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



アヴィニョンTGV駅

今はパリのガール・ド・リヨン(リヨン駅)からアヴィニョンTGV駅まで、TGVで2時間40分ほど。


降りる人あれば乗る人あり



となりに座っていた若い女性が先に降りていた



バス乗り場へ

駅のインフォメーションで町の中心アヴィニョン・サントレに行くバスの停留所を訊ね向かう。


バスが来ているのが分かる


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倍額  


アヴィニョン・サントレからポン・デュ・ガールに行けるバスの時刻表

日本出発の数ヶ月前、パリからポン・デュ・ガールへ日帰りで行けるかどうかといった、若干の不安が払拭されないでいた。
ネットがつながらなくなったとある日、某旅行代理店に現地のオプショナルツアーとはどういったものか、私の若干の不安が払拭されるものかどうか、検討しに行った。
私を担当した店員は明らかに面倒くさそうだった(笑)。現地のオプショナルツアーの案内用紙だけ手渡して、さっさとその場を切り上げたがっていた。
そのツアーのスケジュールというのは、120ユーロで

アヴィニヨンTGV駅集合 → サンポールドモゾレ病院(ゴッホの収容された病院前)(写真ストップのみ) → レボードプロヴァンス(自由散策30分) → ドーデの風車小屋(写真ストップのみ) → ゴッホの跳ね橋(写真ストップのみ) → アルル(昼食時間を含め、2時間自由見学) → ポンデュガール(自由見学40分) → アヴィニヨン市内ホテル、アヴィニヨンTGV駅にて解散

というもので、私の行きたいニームが入ってなかった。再考しなければと思った次の瞬間、ツアーに関する注意事項に目が行った。
ツアー申し込みに「アヴィニョンのご宿泊ホテルまたはTGVの便名が必要」というのは分かる気がするが、「予約制で2名様から催行されます。お1人様でご参加希望で他のお客様がいらっしゃらない場合、2名様の料金をいただきます」という小さい字の条文には口があんぐりとなった。もしそうなったら240ユーロ、それも博物館などの施設入場料金や昼食の費用はツアー代金に含まれないのだ(笑)。担当店員はそれらのことを一言もいわなかった。
今から思い返すと、旅行代理店も商売だから値段うんぬんは仕方のないことなのだと思う。現地を初めて訪れる人には、通暁しているガイドやエージェントが必要となる場合が多い、だからこそ商売が成り立つのだ。結局はツアーに申し込む人間が納得し、自らの自由意志でお金を払いサインするわけだから、決して詐欺ではない。
ただ、ときどき思うのは、時に「だますこと≒教えないこと」の式が成立してしまう場合があるということである。ツアー参加において注意事項を詳しく読んでなかったお客様が悪い、という流れが生ずる場合のあの感じ…。当然、旅行社側も窓口にふらりと訪れた客に詳しく訊ねられた挙句「それなら自分で行ったほうがましだ」と思われたら困るのは分かるが、肝心なことは客側も尋ね、店員もあとでトラブルにならんように肝心なことは教えとくべきだろうと、ネットがつながらなかったとある日に思った。(「君はそのツアーに申し込まなかったんだから、余計なおせっかいはやめてくれたまえ」と思う人もおられるかもしれないが、これも旅の準備をいかに入念に行なうかのわずかながらの参考になるかもしれないので、このままにしておく)


冒頭の画像の拡大(部分)



ポン・デュ・ガールからニームに行けるバスの時刻表



一つ前の画像の拡大(部分)

上記のこともあって、ツアーは却下し、後日なんとか一人で自分の行きたいところに行って帰ってこれる方法を探した。結果を言えば、

パリ → アヴィニョン → ポン・デュ・ガール → ニーム → アヴィニョンTGV駅 → パリ

といった日帰り旅行は可能であった。TGVの料金を除くアヴィニョンからの費用はバスや列車、主な施設の入場料、カフェでの食事すべて込みで80ユーロ以内で済ませられた。上記のツアーとはコースが異なるので一概に比較はできないが、最低でも240ユーロかかると仮定した最悪の場合の1/3以下だ。
ところで、この記事にある画像だが、単にネット上で現地のバスの時刻表を入手でき、プリントアウトして持っていくことができることを示すものである。またこういったものは、観光地でのインフォメーションやバス案内所で訊ねたらくれる。前回と同じような締め文句になるが、事前の準備をして現地で最新の情報を自らつかむと旅が俄然楽しくなる。とくに現地で手に入れたものはお金に代えられない、いい記念になるのだから。

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後味の悪さが残った日本シリーズの危険球誤審騒動 より正確なジャッジ方法の導入検討も必要ではないか

トヨタのとき同様、やっぱりこういった記事はアーカイブしておこう。

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高速列車TGVのeチケット

2000年以降に登場したといっていいのだろうか。私個人は、eチケットというものを(航空券でだが)初めて目にしたのは、2005年だったと記憶している。旅行先で出会った知り合いが帰りの空港で手にしていた。
近年では飛行機だけでなく列車の乗車券や指定席券も、インターネットに接続できる環境でクレジットカードさえ使えればeチケット(もしくはチケットレスサービスともいう)を即購入できることが多い。対象のサイト上で決済が完了したら、鉄道会社からeチケットやeチケットへのリンクの知らせがメールで送られてきて、それをダウンロードもしくはアクセスし、eチケットをプリントアウト、それを持って乗車すればよい。表現が大げさになるようだが、まさに「ケータイをかざすだけ」のような感覚の手続きで済むのだ。そのことをご存知の旅行者も少なくない。


冒頭の画像の右上



冒頭の画像の右下

冒頭の画像に映っているのがネット上で購入したパリからアヴィニョンまでのTGVのeチケットである。もちろん、プリントアウトしたeチケットは列車を下車するまで所持し、失くしてはいけない。


これはフランスからオランダまでの高速列車タリス(THALYS)のeチケット



2ページ目






この説明図でどのようにすればいいか分かる



検札のQRコード検知機の調子が悪かったら日付のスタンプで代用された(笑)

繰り返すようだが、ネット上で購入→メールで送られてきたeチケットをプリントアウト→eチケットを現地の列車内で検札に見せる、というだけなのだ。ちなみにeチケットの場合は日付刻印機で刻印する必要はない。
このように今や非常に便利な時代なので、個人旅行者としてはこれを利用しない手はないと思う。ありがたいことに、こちらこちらといったサイトをつくってくださってる方々もいるのだ。購入に当たって、細かい分からない単語を自分で調べる気概さえあれば何とかなるものなのだ。
それに画像をご覧になって分かると思うが、パリ→アヴィニョンのTGVが25ユーロ(往復で50ユーロ)、パリ→アムステルダム中央駅のタリスが35ユーロ(往復で70ユーロ)と、やりよう(約三ヶ月前に予約)によっては激安になるのだ。
ただ、一つ問題がある。二三ヶ月前に予約・購入するわけだから、そのチケットにある行き先が二三ヵ月後にも本当に行きたい場所であり続けているかどうか、の問題だ(笑)。二三ヶ月の間に現地についていろいろ調べているうちに、当初熱烈に行きたいと思っていた場所が、飛行機に乗るまでに「二の次」になってしまうことが、人間だから往々にして起こることがある。そうなってしまったら、eチケットを現地で捨てる割り切りも、時に必要かもしれない。短い旅行期間なら、貴重な時間となりうるのだから。
ちなみに値段のことだけをいえば、eチケットほど安くはならないが、現地の切符売場で数日前予約して購入したほうが、日本の旅行会社を通して事前購入するよりも安くなることが圧倒的に多い(多いという言葉で濁すのは、日本の旅行会社での予約の時期や、通貨のレートの上下などの変動の要素がわずかでも残るからだ)。タリスも現地での数日前購入でパリ→デン・ハーグHSまで片道90ユーロでお釣りが来たことがある。
もちろん、行きたい場所は現地で最終決定しそれが列車を乗りまくっての旅行あれば各種のレイル・パスの類の購入・使用も有効ではある。ただ、そうでないならば、すぐに割高なレイル・パス購入に走るのではなく、如上の方法での移動費と時間の節約を検討したり、現地の切符売場で購入をお勧めしたい。いろいろなやり取りをしたら、さまざまなことが学べるし、それが後にいい思い出になるものだ。

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TGV先頭車両

日本での新幹線にあたる高速列車は、フランスではTGV(テジェヴェ)と呼ばれている。初めてのTGVでアイヴィニョンに向かう。往復で50ユーロで乗った。


2階建て車両の二等席

私の座った席は2階の二等席であった。二分前に車内に駆け込んだゆえか、私の席には荷物が置かれていた。窓際席の若い女性が自分の荷物を置いていて、チケットを携えた私が現われるとおもしろくなさそうな表情で席を空けてくれた(笑)。


6号車の61番席から116番席の表示

発車してしばらくすると明るくなってきた。一つ余っていたクロワッサンを乗ってる間に食したあと、デッキでカメラを構えた。


速い速い(笑)

窓に水滴が付いたので雨も少し降ったみたいだが、晴れてきた。


車窓からの眺めはすばらしい



東側を向く






これも旅の疲れを溜めない一つの方法だなぁと思った


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早朝のガール・ド・リヨン(リヨン駅)。広くて大きい駅だ。

パリのリヨン駅は、この駅の列車がリヨン方面に発車するからその名がついている。非常に合理的な発想だ。サンクト・ペテルブルグにモスクワ駅があるが、そこからモスクワ方面の列車が出ているという発想と同じである。
サマータイムを導入している国だけあって、朝六時台はまだ暗い。


日付刻印機

駅の窓口でチケットを買ったなら、乗車前にこれでチケットに日付の刻印を入れておかなければならない。



乗りたい列車の出発30分前にはガール・ド・リヨンに着いていたので、表示板で発車列車のホームを確認後、このベンチで慢心から余裕かましてコーヒーとクロワッサンを食していた。だが、あとで慌てる事態となった。





乗る列車の発車は6時49分

10分前だからそろそろ自分の乗る列車が止まってる15番ホームを探しがてら、写真を撮っていた。ところが表示板に列車名と時刻は出てるのに、ホームがAからGまでのアルファベット表記のものばかりで、15番が見当たらないのであった! 焦っている間に2分は過ぎた。


このホームの左側をずっと歩いていけば…



上からの略図。こういった構造になっていたのだ。

さすがに「こりゃいかん!」と思い、切符を提示して駅員に訊ねた。「15番ホーム、左のホームをずっと歩いたらある」と英語で教えてくれた。
上の略図で分かっていただけると思う。出入口のところから駅の奥にずっと歩いて行けば、別の列のホームがある構造だったのだ(冒頭にも書いたが、駅は広くて大きい)。発車5分前を切っていたので、あわてて小走りで中国人観光客の団体を追い抜き15番ホームに向かった。
乗車は2分前、汗ばんだ。もしリヨン駅に着くまでの地下鉄で逆方向のに乗ってしまったり、表示板を確認せずにのほほんと朝食を摂っていたら、乗り遅れていたところだったのだ。大きな駅では油断大敵であることを改めて思い知ったのであった。

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時間の節約のコツ、それは早起き。

旅行先が地下鉄や郊外線、バス、路面電車と交通手段に困らない都市の交通費の予算について、現地に着くまでにいろいろ検討したが、一日の間にパリやその郊外へ往復移動し何度も駅を出てまたすぐ乗り物に乗りまくるといった旅程で無い限り、パリでは一日券を買うのは控えた方がよい、というのが私の感想だ。単純にある駅に降りたらその辺りの幾つかの行きたい場所を、歩いて行けるように事前に地図を頭に入れて計画を練るのが一番いいように思う。その点、10枚つづりの回数券のカルネは便利だと思った。使用期限が無いからだ。
ヨーロッパの都市では「バスや地下鉄を使わずとも、歩いて行ける隣の区域じゃないか」といった、地図をよく見たら発見できることが案外多いものである。もちろん、歩いたとしても中途半端に長い距離で疲れそうで時間がもったいないことが予想されるなら、けちらず交通機関を利用したほうがよい。


チケット一枚、カルネ、一日券も買える

並んだとしてもすぐなので、自販機で買うことに慣れたら便利だ。


朝六時台の地下鉄は空いている



ナシオン駅



地下鉄のガール・ド・リヨン(リヨン駅)

大きい荷物でリヨン駅に向かう人が多かった。


出口および乗り換えの案内板






地下鉄出口。自動で扉が開いてくれる



駅のカフェは早くから開いている。



コーヒーとクロワッサン2つが私の駅での朝食だ。


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日本ハム多田野、疑惑の危険球退場

TVで見ていたが、審判もジャイアンツの選手も情けなくないのかな。センチなようだが、昔の選手なら「俺は当たってない」と言ってるかもしれない。

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Le Roi du Pot au Feu

私の旅行スタイルは食は二の次、レストランなどにはこだわらず、とにかく安く手軽に早く済ませてしまうタイプである。現地のスーパーで買った飲み物とサンドイッチとちょっとした野菜類、もしくはファストフードの持ち帰りで、晴れていたら町の広場や公園、雨でも駅のベンチ、移動中の列車で席にテーブルがついていれば車内で食べてしまう。カフェにも入るが、トイレを借りたいときやコーヒーを頼んで休憩する程度に留める。
しかし、これだとやはり食べる物がパターン化し、パンやピザ、ホットドッグ、バーガーにサラダといった偏食になってしまう。
そうなると高級料理はいらないけれども、レストランで手料理を食べたくなる。ある日、夕食摂りたいと思ったとき、歩いて行ける距離に有名旅行ガイドブックにも載っており、インターネット上でもレビューが少なくない観光客向けのレストランがあった。ル・ロワ・デュ・ポトフという店だが、灯りに吸い込まれるように入店した。


座った席にて



コンソメスープとパンとワイン



ポトフ(画像では分からないがかなり量がある)

観光客慣れしたレストランに一人でこの時初めて入った。出す料理はフランスの家庭料理ポトフとワインとデザートぐらい、といった店だったが、店内のテーブルは所狭しと並べられ、いい感じに客の会話する声がざわついた、入るのに抵抗の無いレストランだった。
客が多いので一人ひとりに丁寧に接客する店ではないが、担当のオバちゃんはテキパキと慣れた対応をし、いろんな国の観光客が訪れても感じのよさが変わらない。日本語に飢えはじめていたときに、「コンソメスープ」「あかわいん」とこちらの気持ちをくすぐる、少しイントネーションに特徴のあるピンポイントな日本語で対応されたら、正直参りました!という気持ちになったものだ。それにたたみかける形で煮込まれたコンソメスープと豊富な量のポトフを出され、ゆっくり店の雰囲気を楽しみながら食べると生き返る気分になる。いろんな意味で巧いなぁと思わされた。
日本人は多く来店しますか?と訪ねてみた。「A little」と返事されたが、有名ガイドブックを手にしてパリに来た人の中では、少なくないのではと思う。
おそらく、食べ歩き目的の旅である人ならば、ここに紹介した料理の味とワインの質には賛否両論が起こるだろう。しかし私は非常に美味く感じ、ゆっくりとだがワインもたくさん味わった。レストランで出会った女性三人連れとも自然に言葉を交わせるようになる味だった。夜遅くなってもライトアップされたルーヴルとエッフェル塔と見に行く元気が出た。



写真いいですか?と訊ねても抵抗なくカメラの方に顔を向けてくれるのはさすがだと思った。観光客にとって行きやすい店の魅力というものが、この時はじめて分かった気がする。観光客を相手に繁盛を続ける店のモデルを見たように思った。

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