ここ数回、交通費節約術の説教臭い話しばかり書いていたが、今回は他山の石としていただけるドジ話である。結論を先に書けば、インフォメーションでよく確認しろ、である。
世界遺産にポン・デュ・ガールという遺跡がある。そこへは、アヴィニョン・サントレやニームからバスで行けるが、ド田舎の場所ゆえバスは一日数本と、いかんせん便数(本数も)が少ない。
アヴィニョン・サントレのバスターミナルからA15番でポン・デュ・ガールのバス停"Rond Point Pont du Gard"に1.5ユーロ(実は運賃に関しても自分のドジがあったのがここでは触れない)で着き、遺跡を見学したまではよかった。
問題が発生したのは帰りであった。対面通行の道路ゆえバス停が上りの分が一つ、下りの分が一つと、向かい合って立っているのは珍しくないことだが、問題は二つのバス停が直径40m近くのラウンドアバウト(roundabout:円形交差点)を挟んで立っていることであった。おまけに両バス停ともに止まるバスの上り下りの時刻表が貼ってあったのだ。