缶詰だけど、それが何か?

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DoaU280日目_Part1_タマネギとカッペリーニのスープ

2009-12-05 15:12:15 | レシピ
12/5(土)

ありがとう
やたらと口にする言葉である。

嫁さんがお茶をいれてくれたらありがとう。
オレが皿を洗えば、嫁さんがありがとう。
萬珍軒でビールを注いでもらっても、ありがとうございます。

スーパーのレジで牛乳2本だけを持つオレを見て、
前にいたおばちゃんが先にどうぞ、そう言ってくれる。
急いでいる訳ではないから、大丈夫ですよ、そう応える。
しかし、時間がかかるからどうぞ、そう言って、
レジに置いてあったカゴを持ち上げるおばちゃん。
ありがとうございます、そう言って先に会計を済ませる。
お釣りとレシートを受け取りながら振り向く。
そして、おばちゃんに言う、ありがとうございました、と。

海外に行くと、Thank you、やたらとそう口にするのに、
日本に帰ってくると、どうして言わないんだろ?日本人は。
わからんな、ホントに。

嫁さんが昼前に出掛ける。
なので、昼ごはんは1人分、寒いからスープだな。
木曜日に鶏もも肉を焼いた。
その付け合わせにカブと白菜をブイヨンで煮た。
その残りのスープが使えるから、それが本当の理由だけれど。

小さいタマネギの皮をむいて、そのまま鍋にどぼん。



乾燥ニンニクも入れて強火で煮はじめる。
白菜2枚を芯と葉に分けて、芯は縦に細切り、葉は横にざく切り。



どちらも鍋に放り込んで、ぐつぐつと煮ていく。
ベーコン1枚をテキトーに切り、これまた鍋に放り込む。
金曜日にほんの少し残った鶏もも肉も加える。

時々水を加えながら30分。
冷凍してあったブロッコリーを加えたら、
一度、火を落としてタマネギに味を含ませる。

30分後、また火にかけて再沸騰させる。
カッペリーニを一掴み、それを半分に折って鍋へ。



2分で火を止める。
最後にバジルをふったら完成。



スープなのか、パスタなのかわからん食い物が出来上がる。
強烈な味はつけていない、優しい味。
だからカッペリーニはまだデュラムセモリナ粉のいい香りがする。
白菜はとろけて、その甘みが素敵だ。

土曜日は常に嫁さんがいる。だから一人の自由な時間はない。
嫁さんを連れ出してくれた、嫁さんの友達に感謝。

DoaU279日目_Part4_金の蔵 Jr.(居酒屋/自由が丘)

2009-12-05 14:23:37 | 大塚会
サービス
すっかり日本語化しているけれど、英語でservice。
そもそもはラテン語のservitus、つまり奴隷がその語源。
ギリシャではじまった奴隷制度はローマにも受け継がれ、
労働という形で市民に奉仕する人、それを奴隷と呼んでいた。
だからソクラテスはふらふらできたし、「善く生きるとは?」
そう思索に耽っていられた訳である。

日本語に訳せば、奉仕する、出すなどの意味になる。
出血大サービスとは、サービスを出すと訳せば、出血をさらに出す、
そんな意味にすらなってしまう謎の言葉だけれども、
とにかく大奉仕ですよ、そう意味だろうと思われる。

19時半、SRからメールが来る、会社を出た、と。
1時間ぐらいかかるだろう、そう高をくくっていたら、
大井町から急行に乗った、それが20時に飛んでくる。
慌てて家を出る。
とりあえず自由が丘へと急ぐ、大井町線の急行にかなう訳がないけれど。

20時10分過ぎ、南口で落ち合って、大井町線の踏切を渡る。
上野から神田に引っ越したから早いんですよ、そう言う。
そして神田と言えばあの店である。
まんてん、行き放題ですよ
11月の大塚会で行った、戦闘能力の高い制服なのに、
これっぽっちもそそらないおねーちゃんたちがいた串揚げ屋である。

向かった先は6月に入れなかった鳥仙花
またも満席で南口店へ誘導されそうになったけれど、
向かいの鳥銀へと入る。
混んでるんじゃない?そう思ったけれど、お客さんは2組だけ。
しかも、かなりご年配の方々。

お店のおばちゃんはしきりと「釜飯」「釜飯」そう口にする。
もちろん炊くのに時間がかかるから、それはわかっている。
しかし、オレたち砂肝を喰いにきたのであって、
米を喰いにきた訳じゃない、てか飲んだら喰えません、ハイ。
サービスに対してごめんなさいは変だけどね。

串物は3品。
砂肝、ねぎま、軟骨はどれもうまい。
ワカメの酢の物には海苔が入ってたのかな?いけます。
そんなのをつつきながら、SRの今の会社のことを聞く。
そして、前職のマヌケな上司のことを肴に、
生中、ハイサワー、生中、ハイサワー。
交互に飲むのね、おばちゃんに突っ込まれる妙な飲み方。
ただ、22時には閉店。カシを変えよう。

自由が丘のロータリーをぐるっと回って北口へ。
5月に大塚会をやった電撃ホルモン、業態が変わった。



全品270円居酒屋 金の蔵 Jr. 自由が丘駅前店

デフレの波か?自由が丘にこんな店ができるなんて。
ただ、やたらとおもしろい。
すべてテーブルに設置されているタッチパネルでオーダーする仕組み。



通常のオーダーはもちろん、箸を落っことしたときも、
取り皿が欲しいときも、灰皿交換もこのパネル。



それで確認用の画面も当然ある。
その横には割り勘の料金とトータルの料金が表示される。

カキフライだって270円、頼んでみるか?



売り切れている場合は、こう出てくる。
タッチパネルのセンサーも敏感だし、処理速度も速い。
無線LANで飛ばしてるんだろうけれど、反応も早い。

すいませ~ん
そう何度も叫ぶ必要はまったくないから、ストレスフリー。
普通の居酒屋ならオーダーをとり、そしてサーブする、
そのために店員が何度も往復、雑然とした感じになる。
しかし、この店は店員はサーブするだけでいいから、
あまり店員を目にすることはない。
ざわざわとした客の話し声がなければ、バーみたいな感じ。

膝をついて、オーダーを聞く。
それは、あくまでスタイルであって、サービスではない。

店側の狙いは人件費の削減による低価格化、それはわかっている。
でも、ストレスなくオーダーできれば、それが一番いいんじゃない?
こういうサービスがあってもいいと思う。

ただ、鳥銀のおばちゃんたちのおせっかいなぐらいの奉仕、
そしてコミュニケーションは嫌いではない、いや好きだ。