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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

美の基準はいずこへ……

2005-12-02 22:45:50 | ダイエット
私が子どもの頃は、アイドルといえば、
ぽっちゃり系が主流。
おそらく、今の時代からいえば、あきらかに
「太っている」人たちがもてはやされていた。
クラスでもてる女の子たちも、み~んなぽっちゃり系。
今で言う「スリム」な体型は、「ガリ」と言われていて、
どちらかというと、敬遠されてました。

それが今は「ヤセている=美しい」という時代。

私が生きてきたわずか○十年でも、こんなに
基準が変わってきたのだなと思う。

女性は、白黒はっきりつけた結論にとびつきやすい。
美しさには多様性があるし、その人が美しいかどうかは、
総合的なものだと私は思うのですが、特に若い女性は短絡的に
「痩せている=美しい」と思いこむ方が多いように感じます。

日本では、特にこの「ヤセ信仰」が蔓延しているようで、
諸外国から見ると、「日本の女性は痩せすぎ」
という意見があります。

ミロのヴィーナスにしろ、ルノアールが描いた女性にしろ、
西洋美術に出てくるのは、みんなふくよかな女性たちばかり。
日本でも、奈良・平安時代は顔がふくよかな女性が美人と
されていました。

ヨーロッパでは、結婚した女性が痩せていると、
夫に甲斐性がないと思われるのだそう。
奥さんを十分に養えてないという考え方らしい。

ここ最近の歴史でも、美の基準は変わっているし、
同じ時代でも、地域や国が変わってくると、
また違う価値観があったりします。

そして、未来。
未来はどうなるのでしょうか。

SF作家になったつもりで、未来社会を想像してみると
面白いんですよね。

未来社会、遺伝子操作で身体をコントロールできる
時代となり、全ての男女が「理想的」とされる
プロポーションを維持できるようになった。
会う人、会う人ごと、自分と全く同じ体型。

そんな中で「個性的な人」「美しい人」は
遺伝子異常か何かで今でいう肥満状態に
ある人となり、みんなに羨望の目で見られることになる。
人々はいかにして他人と違う体型にするか必死になる。
未来の人々は今の私たちの時代を振り返っては、
「あんなに個性が発揮された肉体を持つ時代は最高の美の
時代であった」とうらやましがる。

上記は極端な想像なんですが、こんな風に過去の価値観、
日本以外の価値観、来るべき未来の価値観、と
いうようにいろんな角度から考えてみると、
現代日本の「ヤセ信仰」は一過性のものなんだなあと
思えてくるんですよね。

それを考えると、健康を損なうほど、ダイエットに
必死になる必要もないかと(笑)。

とはいえ、この時代、この国に生きているということも
動かしがたい事実で、女性なら美しくいたいというのも
よくわかります。

やはり、色んな価値観を知ったうえで、
「自分としてどう折り合いをつけていくか」がということが
大事なんですね。

肥満は実際、生活習慣病に結びつくことが多いですし、
その意味でのダイエットや体重・体脂肪のコントロールは
必要だと思いますが、あまり極端に走りすぎないためにも
多用なる価値観を知り、過去・現在・未来を眺めてみるのも
必要ではないかと思います。


※「an empty page」ダイエット記事をお読みいただき、ありがとうございます。
 初めての方はこちらの記事も合わせてお読みください※ダイエットの考え方

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■今日の小ネタコーナー その1■
紅白歌合戦、出場歌手が発表されましたね~。
私はゴリエとユーミンが見られたらそれでいい(笑)。
なんだかんだいって紅白は見ていることが多いですが、
紅白を見るときは「本」が必要。自分の興味のない歌手が
続いたときは本を読んで時間をつぶす(笑)。
今年は恩田陸さんの「ネクロポリス」を用意しとこ。

■今日の小ネタコーナー その2■
今日カリスマ美容師佐々木さんのところに髪を切りに
行ってきました。基本的に前回と同じヘアスタイルなんですが、
冬なので、今回はちょっと髪に厚みを持たせているのだそう。
夏は少し薄めにして軽さを出すのですが、冬も同じことをすると
なんだか寒々しく貧弱に見えてしまうとか(佐々木さん談)。
こういった微妙な配慮をしてくれたカットは何となく嬉しい。
3月には、もうちょこっと髪を短くする計画がある模様。
今から楽しみ。



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