山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

28歳村上春樹のトルストイ観

2010-11-23 00:03:46 | 読書
今年はトルストイ没後100年だそうですね。いつも読んでいるブログ記事で知りました。
トルストイが亡くなったのは100年前の11月20日だそうです。それで新聞記事などに取り上げられたようです。

「トルストイ」と聞いて、はたと思い起こしたのが、村上春樹の「風の歌を聴け」のなかに書いてあったことです。

「風の歌を聴け」で、この物語の語り手である僕(村上春樹)は「デレク・ハートフィールド」という作家を文章の師として仰いでいます。ハートフィールドは、架空の人物のようですが、「僕」はハートフィールドについて「文章を武器として戦うことができる数少ない非凡な作家の1人」だと言っています。
そのハートフィールドが気に入っている作品はロマンロランの「ジャン・クリストフ」です。その理由は、単にそれが一人の人間の誕生から死までを実に丹念に順序どおり描いてある点と、しかもそれが恐ろしく長い小説である点にあるそうです。
それに対して、トルストイの『戦争と平和』については、ハートフィールドは常々批判的であり、その量については問題ないが、そこには宇宙の観念が欠如しており、そのために作品は実にちぐはぐな印象を与える、と述べています。
ハートフィールドが「宇宙の観念」というときには、それは大抵「不毛さ」を意味したそうです。ハートフィールドが一番好きなのは「フランダースの犬」です。

ハートフィールドの考えと僕の考えは同じと考えてよいといえそうですので、村上春樹もそのように思っていたと受け取っていいでしょう。

で、私はロマンロランの「ジャン・クリストフ」もトルストイの「戦争と平和」も読んだことはなく、感想さえも言えない立場ですが、どっちも長~い小説なんだろうなと思い、さらに、読むのは大変そうだな~と思うばかりでした。

そこで、とりあえず、これらの作家の概要だけでも調査。
トルストイ
1828年9月9日~1910年11月20日。
帝政ロシアの小説家。思想家。

ロマンロラン
1866年1月29日~1944年12月30日
フランス 理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムの作家

こんなことで、何もわかるわけではありませんが、まず国が違い、ロマンロランの方が30~40年新しい人であることだけわかりました。

結局、結論は何かって?
村上春樹はトルストイはあまり好きじゃなかったいらしい、ということかな。

くだらない結論ですみません。
トルストイの小説、1個くらい読んでみようかな。
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