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映画・演劇のレビュー

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海』

2013-11-04 20:45:11 | 映画
 別にこんな映画見たくもない。でも、たまたま2時間、時間がぽっかりと空いてしまった。そこを埋めることが出来る映画がこれと『スペック』しかなかったのだ。梅田でひとりで2時間も時間をつぶすのは難しい。本屋に行く手もあるし、喫茶店で読書するのも悪くはないけど、なんか時間がもったいない。見れるものなら映画がいい。しかも、映画を見ていたら、一瞬で2時間が経つ。でもでも、今、見れる映画はこれらしかない。究極の選択を迫られる。しかも、あと5分で映画が始まる。

 『スペック』は今まで見たことないし、最終章の前篇なんて、そんな半端な映画は見たくもない。これだってシリーズの第2作だが、前作は見ていない。でも、こちらは前作を見ていなくても単発でも充分に楽しめそうだ。それにしても見たい映画は山盛りあるのに、どうしてこうなる。どれも時間が合わないのだから仕方ないとはいえ。どうする広瀬! 絶体絶命。ということで、かなり悩んだけど、(どうせ、つまらないだろうけど、)無駄に時間をするよりは、2時間で1本映画を見た方が時間の有効利用になる、と信じてチケットを買い、劇場に入る。

 ハリーポッターのようなタイプのアドベンチャー映画かと思ったが、こちらは終盤になると深刻になり重い映画になったハリーよりもノーテンキ。一応アトラクション映画なのだが、あまりスピード感はない。少し退屈。1時間46分と短めの上映時間。見せ場はあるけど、地味め。少し騙された気分。

 この映画の1作目はハリーポッターの1,2作目を手掛けたクリス・コロンバスが監督している。どちらかというと、そっちの方が見たい。クリス・コロンバスはデビューした最初の頃、とても好きだった監督だ。もちろんハリーポッター以前である。最近はあまり新作の噂を聞かない。今回のこの映画の前作(3年前)公開が久々の新作だったはずだ。この映画がもう少し面白かったなら、レンタルして見てもよかったのだが、この程度の映画では見る気にはならない。

 それにしても、話がつまらなさすぎる。しかも、クライマックスが地味すぎ。あれで終わりですか、と言いそうになった。3D大作のはずなのに、別に3Dにする必要性は感じない。こういうファンタジーは最近すぐに3Dにするようだが、3Dなんてもう飽きられているのだ。もっと驚きにある映像を作らなくては3Dにするべきではない。そんなことより、もっとお話を練って欲しい。

 見事に何も書くことがない。寝るほどには退屈ではなかったけど、何も得るものがなかった。虚しい。

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