
前半はもたもたして、かなりまどろっこしい。文章もヘタだと思った。この作家の小説を読むのは初めてだが、今回は失敗か、と心配した。この調子で400ページはきついなぁ、と感じたけど、後半になり、反発していた主人公の2人は手を取り合って書店再建のために戦い始めたところから、おきまりの展開ながら、俄然おもしろくなってくる。なんとか、最後まで飽きることなく読めた。ほっとした。
それにしても、この小説に描かれる男たちのあまりのくだらなさには唖然とさせられた。作者の悪意すらそこに感じたのは、穿った見方か。世の中にはもっとまともな男もいるはずなのだが、ここに出てくる男たちはどいつもこいつも判で押したように、くだらない。善玉と悪玉の二分法でドラマを進めていくというエンタメの定石を踏まえているのだが、それにしてもここまであからさまなのは珍しい。この作者はよほど男を憎んでいるのか、とか、そこまで感じさせられる。そこにはあからさまな悪意すら見える。主人公たちの付き合う男たち、会社の面々、周囲の男、すべてだめなやつばかりで、さらには彼女たちを落としいれようとする。最初は一見いい人のように見えた社長、亜紀が結婚したダンナ、以前彼女が付き合っていた会社の同僚、といった普通なら善玉であるべき人物すら、単純にはそうはならないのだ。
それだけに、八方塞の状況の中、最後は敵でしかなかった女同士が、実はちゃんと味方になり、共同して戦うという図式が明確になるのだろう。ラストの展開は、ちょっと安易な気もするが、爽快である。
最後の最後に彼女を助ける九州の書店の男性はちゃんとした男性だし、彼女の慕う近所の書店の主人もいい人だから、実はみんながみんな、と言うわけではないのだが。でも、そんなふうに思わせるほどに、嫌な男たちのオンパレードだ。
それにしても、この小説に描かれる男たちのあまりのくだらなさには唖然とさせられた。作者の悪意すらそこに感じたのは、穿った見方か。世の中にはもっとまともな男もいるはずなのだが、ここに出てくる男たちはどいつもこいつも判で押したように、くだらない。善玉と悪玉の二分法でドラマを進めていくというエンタメの定石を踏まえているのだが、それにしてもここまであからさまなのは珍しい。この作者はよほど男を憎んでいるのか、とか、そこまで感じさせられる。そこにはあからさまな悪意すら見える。主人公たちの付き合う男たち、会社の面々、周囲の男、すべてだめなやつばかりで、さらには彼女たちを落としいれようとする。最初は一見いい人のように見えた社長、亜紀が結婚したダンナ、以前彼女が付き合っていた会社の同僚、といった普通なら善玉であるべき人物すら、単純にはそうはならないのだ。
それだけに、八方塞の状況の中、最後は敵でしかなかった女同士が、実はちゃんと味方になり、共同して戦うという図式が明確になるのだろう。ラストの展開は、ちょっと安易な気もするが、爽快である。
最後の最後に彼女を助ける九州の書店の男性はちゃんとした男性だし、彼女の慕う近所の書店の主人もいい人だから、実はみんながみんな、と言うわけではないのだが。でも、そんなふうに思わせるほどに、嫌な男たちのオンパレードだ。