・1974年、入団時
185センチ、84キロの恵まれた体。意外に柔らかい足腰、上手からの無理のないフォームから投げ下ろす速球は
ズシリと重い。本格派が松岡弘だけのヤクルトにとっては待望久しい大型のホープ。
年俸「1977年・240万」「1978年・240万」「1979年・290万」
ファーム成績
1976年・6勝5敗・防御率3,16
1977年・0勝0敗・防御率3,00
1978年・6勝3敗・防御率3,05
1979年・0勝1敗・防御率7,20
1976年
「イースタン・リーグ」
天王山といわれた北陸シリーズで巨人をⅢたて3タテし逆転優勝へ大きく浮上したヤクルト。中でも3年目を迎えた佐藤の好投が光っていた。入団当時、重い速球と抜群の体力を誇り「新人王間違いなし、将来のエース候補」とまで評価されながら、
無制球と単調な投球が災いして伸び悩み、ファームでも過去2年で3勝とC級投手に甘んじていた。それが今回の北陸シリーズ第3戦「9月26日・富山」に勝って5勝目。持ち前の速球にキレが出て、すっかり安定感が身についてきた。