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今日のアンティークミル

アンティークミルの販売を始めて4年目になりますが、自分の趣味として販売をする数年前からこつこつ収集はしていました。国内で買うことはほとんどなく、海外から仕入れることがほとんどになります。いままで買ってきたものの中にも程度が悪い物も随分ありました。最初から壊れていることを承知で買うこともあれば、輸送中に壊れてしまうこともあります。僕が一番がっかりすることは、見た目の外装は良いのに分解して中を見たらひどい状態であることがわかった時です。販売する人で中の状態も知っている人は少ないのですから、自分で分解をして中の状態を確認するまでは安心していられない。

今週は棚に陳列してあるミルの整頓をしていました。その時にとってもがっかりしたミルが出てきました。見出しの写真がそのミルの内歯です。でも、考えてみれば50年から100年ぐらい前のものになるわけですから、これぐらいの状態はあって当然である・・・・年月ではなくて環境などの保管状態が問題なのですね。僕個人としては、とてもきれいな状態であればうれしいと言う簡単な気持ちにはなりません。時間を経て環境が変わりながらも、ここに存在して残っている物が貴重なことである。汚れや痛みは当然あるわけである。その汚れている物を、少しでも蘇ることに手を付けることが出来る機会をありがたく感じます。そのものに関わる時間や手間が多いほど愛着がわきます。





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