ドアの向こう

日々のメモ書き 

恋文

2012-05-27 | 夢見鳥

  二つ折りの恋文が、花の番地を捜している  (博物誌 ルナール 岸田國士訳)

 
  蝶は夏になると 騒がしい街中でもよく見られる

 小さな植え込みや 花壇のそばを通るとき
   ちょっと注意すればすぐに見つかる


 

  裏はキアゲハに似ていても  表の黒い線模様でナミアゲハとわかる 
   5月19日 別所沼公園につづく遊歩道で 

     ヒメウラナリジャノメ  (5月18日 シラサギ公園)
   目玉が6つもあるぞ!

   夏の蝶こぼるゝ如く風の中      石鼎
    夏の蝶高みより影おとしくる    万太郎
      夏蝶の目まぐるしけれ花を切る    貞


 面白いことを探す癖がついた   絶対 ただでは歩かない
  目あたらしい植物や昆虫や 若者のオシャレとか・・ 
 何でも良い  カメラを持って  眼をキョロキョロさせて歩いてる
 
   そんな蛙が居たら それは私です

     

  

 

 

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コミスジ

2012-05-16 | 夢見鳥

  雨があがると どこからともなく

 コミスジが 

 行ったり来たり…   つがいでやってくる

 

 

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白蝶

2012-04-29 | 夢見鳥

  夏日の静嘉堂文庫美術館(世田谷)   新緑がまぶしい庭園を散策すると
   白蝶がヒラヒラとついてきた

  あっ モンシロチョウ…

 

ヤマトスジグロシロチョウ

   でも留まったのを  よく見ると
   黒い筋模様が目立っている  ヤマトスジグロシロチョウだ

 

 なじみのモンシロチョウは 純白の衣装が決め手!

モンシロチョウ

                (去年の写真で

 

   

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カバマダラ

2012-02-29 | 夢見鳥

機内誌の 「今月の華」 カバマダラの記事が面白かった。  
擬態のモデルにされた”ワケあり”の美蝶」 腰本文子 

  幼虫時代、有毒物質を含むトウワタ(ガガイモ科の植物)などを食べて育つカバマダラは 毒を体内に宿したまま毒蝶になる。 … 学習している鳥たちは、 餌とは見なさない。 カバマダラの派手な体色やスローな飛び方は 実は「毒入り危険」 と天敵に知らせるためのデモンストレーションなのだ… 

  さて 
 曇天ながら26日の宮古島は20℃くらい。 島のひとは寒いと言うけれど 関東にくらべたら御の字、 ずいぶんと暖かい。 強い海風を受けて、島の北部の砂山ビーチに降りて行く。 白い粉のような砂を踏みしめて通る細い道の両側は葎の壁がそびえる。  そんな中に、見覚えのある星模様の美しい蝶をみつけた。

これこそが 空のうえを飛びながら読み知ったカバマダラに違いない。
もの言わず ひっそりと待っていてくれた…  
幸運に震えた。

  いま調べると おなじ仲間で、有毒。 すじが目立つ「スジグロカバマダラ」であった。

 



 
  記事によれば  ここからが面白い。
 ツマグロヒョウモンのメスは、 実際には無毒だが 有毒のカバマダラに

 擬態して、 身を守っているそうだ。 黒と白の斑紋を真似、 翔び方まで似せてふわり…  なんとしたたかなツマグロヒョウモンのメス。 鳥にねらわれることもなく、 人が近寄るとだます必要がないので、 さっとスピーディーな飛び方になる とあった。 

 以下に カバマダラの写真を JTA機内誌より引く

  

 さらに

 また 一種
  

 色はちょっと薄いが 「ベニモンアゲハ」 らしい、 頭部や腹が赤いから。

 緑に紛れてはじめはよく見えなかった。 おなじ緑でも目が慣れるにつれて面白いものがみつかる。 珍しい亜熱帯の植物、 アダン、 クワズイモ、クロトン、 南洋杉。 サトウキビ畑。 扇芭蕉。 花は 芙蓉によく似たハマボウ。 テイキンザクラ、 ブーゲンビリア、ハイビスカス・・・天人菊、  ちいさなカタツムリなども見えた。 
 どちらを向いてもネムノキが生え、 豆のような莢がさがっている。 白い花のセンダングサは何処にでも群れ咲いている、 カバマダラの好物だ。 
  

 

 

 

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ウラギンシジミ

2011-11-20 | 夢見鳥

 白い蝶を追ったつもりが
 金木犀に留まるをみれば 早変わりして
  まったく違う 衣装になった

   フム フム…   ウラギンシジミだろうか

   裏に返せば 銀色で  こちらに詳しい 

  暑いくらいの日をうけてからだを温めていた  
  翅は傷んでいる

  撮影  11月20日 (さいたま新都心)    

 

 

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ホウジャク

2011-11-02 | 夢見鳥

  目の前を オレンジ色が横切ったので追いかけた
  白帯も目立っている 
   蝶かとおもうが ホバリングの名手 スズメガ君

   羽ばたきは高速で  うまく写らない

 メキシカンブッシュセージに寄る ホシホウジャク(蜂雀)  スズメガの仲間
 からだに比べて 翅が小さい 

 かろうじて口吻 長いストローが見える

 オオスカシバ よりも小柄で 愛らしい

 ホバリングのうまい子なら他にもいる 
   さらにちぃさな チュウレンバチ

 

 

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遊べよ…

2011-07-27 | 夢見鳥

  萩の若葉が  蝶のよう


   来た 来た    ほんとの 蝶々や…


   遊べよ…   留まれ
 

   留まった    みえる?

 
 きょうも  降りそうで 降らない
  真夏日です   

 

 

 

 

 

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蛇の目

2011-06-12 | 夢見鳥

  出会ったのは6月8日  別所沼公園

 ひなたで休む 蛇の目蝶
 前翅(マエバネ)に2個  後ろ翅に1個 蛇の眼のような紋がある

 小村雪岱画

 

 

 

 

 

 

   余り見なくなった蛇の目傘  雨がざあざあ降るなかの 
   和傘の雨音…   雨の日の楽しみになった 

    紺や赤で太く描いた円は まるで蛇の目のようだ。 
   京都と 岐阜の老舗の蛇の目傘をどうぞ

   蛇の目の意匠は花にも及んで
   蛇の目草とかハルシャ菊  まっ赤な眼が妖艶!

 

 

 

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アカボシゴマダラ

2011-05-14 | 夢見鳥

  場所  さいたま市別所沼公園 ヒアシンスハウス前の花壇の横  
  逃げるでもなく、 黄色いストローを挿し入れて
   路面にわずかに残った水を飲んでいるらしい  

  鮮やかな赤い紋が4つ。 これは珍しい!  温暖化の所為?
  調べると  アカボシゴマダラという 奄美にしかいなかった蝶だ

  舞台は 補修したばかりのアスファルトの上
  せめて花のうえなら すてきな写真になるだろうに

 

 

 

 

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自由研究

2010-08-07 | 夢見鳥

     カラスアゲハ

  この蝶は カメラを向けると
   こちらをチラと見たのです

  自慢の美しい翔を どうぞ写して…

   堂々として

   ひとがいるなんて ぜんぜん気にならないようで  

 

   

 いかがです  
 この姿勢では 顔(頭部)は横向きになるはずですが 上の写真と比べてみても こちらを向いているのは明らかです

            -☆-

  庭の レモンやキンカンの木にアゲハの幼虫がたくさんいる

     

 でも ここまで成長するのはまれで 天敵が多い

 きのうも たいへんなショックを受けた。 目の前で カマキリが幼虫をムシャムシャ…  振り払っても振り払っても その映像ばかりが現れる。

 夕方 腰のくびれた蜂もやってきて葉裏や枝のすき間を飛びまわり、 丹念にチェック。 見ていると1㎝から3㎝くらいまで育った白黒のフンのような幼虫を抱きかかえ素早くさらっていく。 それを何遍もくり返した。 野鳥から逃れたはずなのに、 蜂は執拗でなすすべもない。 
 成虫になれるのはほんの一握り  厳しいな 
 

      

       仮面ライダー 登場! といいたいが
   
     虫たちの旺盛さに 身をひきしめる蛙です


   立秋の紺落ち付くや伊予絣     漱石
   草花を画(エガ)く日課や秋に入る   子規
   美しきもののさみしさよ秋来り    鷹女



  立秋は名ばかりで 酷しい残暑がつづく
   猛烈、 凄惨な日常で 
    句から 平穏さと涼味をいただきます

 

         

 

 

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お宿

2010-06-28 | 夢見鳥
   

  6:09 雨戸をあける
   さて 昨夜の蝶は羽を畳んで 
     おなじ姿勢を保ったまま

   夕べ 雨にうたれながら ずっとここで過ごした


   6:21 羽根を広げ 乾かしている

     

   30分くらいで 何処かへ消えた

          -☆-

  ふたたび夕暮れが迫ったとき 
  山茶花やモントブレチアの葉に こんどは赤蜻蛉の姿があった  

 

       

       トンボは 三頭
      彼らもまた  今日の宿は ここと決めてじっとしている    

    

           18:13   オヤスミナサイ…  

 

 

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ホテルは

2010-06-27 | 夢見鳥


   夏の蝶高みより影おとしくる    久保田万太郎
 
 
  夕暮れちかく  
  目の端をよぎるものがあって 庭をみると  ナミアゲハだ

  植えこみの上をなんども旋回し 舞い降りてはあれこれ物色

    手頃な宿は なかなかみつからない

    

    
    夏の蝶こぼるゝ如く風の中      原 石鼎


   ようやく フレンチラベンダーが気に入って
      今夜は ここで休むつもり…
 
   カメラを向けても 近づいても じっと動かず
     ホテルはここに  もう 決めたんだよ…

    たそがれどきにみかける蝶は やっぱり
     「ねぐら」を 探していたのね  
    シジュウカラや雀も みんな帰っていった     

 

 


      

 

 

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草叢で

2009-11-02 | 夢見鳥

   秋の終わり  蝶がとぶ。 ツマグロヒョウモン、 黄蝶・・・など
  日向のくさむらで眼を凝らすとたくさんのシジミチョウが。
   暑いほどの陽射しをうけて飛びまわっていた。 (10月31日)
  そのほとんどが 裏はグレーに黒の斑点。 枯葉色も多いけれど、 表は鮮やか、 ブルーがかったグレーなど。 開閉のたびに瑠璃が見える、 ラピスラズリのひかりが誘う。 


  物の葉やあそぶ蜆蝶シジミはすずしくてみなあはれなり風に逸ソれゆく  白秋

 
   
 ムラサキシジミ   ベニシジミ  
   
  ↑ 愛らしい…   ツバメシジミだろうか


  こちらはツバメシジミに似てい

ても 雰囲気が違う。 前翅がとがっている  シルビアシジミ ?  きれいな蝶結び

  翅が破れて 季節がおわる

 
 11月になって 急に寒くなった   草叢で 彼らはどうしているでしょう 

 

    

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もう… いいよ

2009-09-06 | 夢見鳥

  萩の傍らには 必ずといってよいほど黄蝶がいる。

   よく見ると 顔も頭も黄色かった。

 

  別所から帰るとき出会ったクロアゲハ
  行く手の植えこみの奥へと降りるのが見えたので、 自転車を転がしながらそっと近づく。 いるいる 羽根の一部が見えてるぞ。
  緑に紛れて気づかれずにすんだ。 片手にハンドル 片手にカメラ。 無理な姿勢で、 しばらく撮した。
 
  蝶はまったく気づかぬ風で、 「もういいよ…」 呆れ顔で言ってみても、 こちらへ何度も寄ってくるじゃない。 蝶は蜜に夢中で、 服にまで留まりそうな勢いだ。
 上は生成りのカーディガン、 スカートは黒地にこまかな模様がはいってる。 これが幸い目くらましになった。 
 翡翠を撮したときも 服は黒っぽかったな

  愛くるしい瞳が印象的。 一文字セセリの大きな眼は 濡れたように光った。

 

 

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風と共に

2009-08-21 | 夢見鳥

  蝶はふつうヒラヒラと、 螺旋を描くように飛んでいる。 大きな蝶ほど羽根をぱたぱたさせて落ち着かない。 
  ところが タテハ蝶の仲間  「コミスジ」は、 風まかせの優雅な飛翔である。 羽の開閉がすくない。 飛ぶというよりも、 羽は開いたまま波乗り(風乗り)名人のようで、 スーッと滑るようにやってきては、 ひそやかに降り立つのだ。
  

   

    今日も

  目の端を黒いものがよぎった気がして庭を見ると、 来た。  白と黒のあの蝶が。 三度旋回すると、 ここぞと見定め薔薇の木にとまった。 
  硝子越しだが文句はいうまい、 至近距離だ。

     チャンス チャンス!    カメラ   カメラ… 

       
      
             

    終始無言のコミスジは、 真夏のけだるい風とともに去っていった。 
  全体に丸みを帯びて、 羽の厚さも薄く感じる、 モンシロチョウくらいの大きさ。
  風に流されているように見えたら 間違いなくコミスジだ。 

  

  

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