ドアの向こう

日々のメモ書き 

このごろ

2012-03-26 | こころ模様

   二階から  緑の波にただよう花がうかがえた
   いまは車庫の屋根を覆うほど生長したツバキを
    下からはほとんど望めない

   アイロンをかけながら 窓外に眼をやると
    ガラス越しに  ゆらぐ花たち
     試練のあとの 乙女のようにかがやく
     
    
    合格をきめたあの子の微笑みだろう
        


 

 

  近くをゆくと 土筆が顔を出している 
  木蓮のつぼみが いっせいに天を目指し
   木瓜や レンギョウが咲いている 

  植木屋さんの畠では トサミズキも枝垂れ梅も満開だ
   

  土佐水木は  おしべの先が ほんのり赤い
   寒風に吹かれる花房の   淡い黄みどりも新鮮

 

 

  通りに面して  金色のリュウキンカ (キンポウゲ科)

   
花之江の郷

   目に浮かぶキンポウゲの群れ   

    きのう宅急便で 孫娘に物語りを贈った
    
   風にざわめく キンポウゲの群れ
     大きな花の冠にして…   (赤毛のアン 掛川恭子 訳)

     共感できる年頃になった
   

  


   
   一筋や走り咲きたる小米花    花蓑

 細い枝先に ぽっちりと咲く雪柳 
   小米花(コゴメバナ)  小米桜(コゴメザクラ) 

   ひっそりとたたずむ白い花が 胸に沁みる
   なにか…  話しに来たのだ
    (親類の訃報が届いて)

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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