めずらしく 美術館の花壇で青麦をみつけた
やわらかい針のような穂さきに 早春のみどり色 白緑(ビャクロク)の
淡い 明るい 浅みどりと 仄かなべにが生きている
柵越しに麦を食む馬のすがたを思い浮かべた
馬柵(マセ)越しに麦食(ハ)む駒の罵(ノ)らゆれど 猶し恋しく思ひかねつも
青麦でつくるお菓子は 青ざし…
皆人の花や蝶やといそぐ日も わが心をば君ぞ知りける
いはで思ふぞ… 記憶がつながってゆく
めずらしく 美術館の花壇で青麦をみつけた
やわらかい針のような穂さきに 早春のみどり色 白緑(ビャクロク)の
淡い 明るい 浅みどりと 仄かなべにが生きている
柵越しに麦を食む馬のすがたを思い浮かべた
馬柵(マセ)越しに麦食(ハ)む駒の罵(ノ)らゆれど 猶し恋しく思ひかねつも
青麦でつくるお菓子は 青ざし…
皆人の花や蝶やといそぐ日も わが心をば君ぞ知りける
いはで思ふぞ… 記憶がつながってゆく