ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

震災ボランティア初日

2011-08-28 06:11:03 | 震災・ボランティア
行ってみなければ分からない現実がそこにありました。
何から書いていいのか分からないくらい、いろんなことを感じたのですが、まずは日記風に「やったこと」を書いてみたいと思います。

27日(土)は石巻市での作業、14人が3チームに分かれて、私が担当したのは自動車板金工場の洗浄、泥出し作業でした。


1階が作業場で2階が住居、1階は天井近くまで水に浸かったため、いたるところに泥が残ってましたが、すっきり洗い流すことが出来ました。


ボランティアは昼食持参が原則で、朝コンビニで買ったパンやお弁当を持参していたのですが、思いがけずこちらの家の方がカレーライスと混ぜご飯を振舞ってくださいました。
おいしかった、本当に感謝です。
お昼を食べながら、いろんな話を聞かせていただきました。
頑丈な鉄骨作りで、天井も高かったため、2日後にヘリで救出されるまで、2階で待つことが出来たそうです。
「車で逃げたら流されてたよね。」「(近所は平屋が多くて)そこらじゅうの屋根から人の声が聞えていた」「ヘリと舟が救助に回っていて、怖いから舟が良いかなって思ってたら、ヘリが先に来た。」なんて話をしてくださいました。
恐怖の震災体験でしょうから、トラウマもあるでしょうし、こちらから聞くわけにはいきません。
でも、ここの方は、平常心で語ってくださったので、気持ち的にも前に向いているなって思いました。
住居の下が泥だらけ、ゴミだらけでは、どうしても思い出してしまうでしょう。
建物がきれいになったところで、器械も道具も、顧客の車も、何にも残っていないわけで、すぐに仕事が再開できるわけではないのでしょうが、せめていやな記憶を洗い流すお手伝いができたのなら、そんなことを思いました。

でも、お隣さんは、、、

周囲の家も残ってはいるのですが、住めるような状況には程遠い家ばかり。


壊すのか、直すのか、全く手付かずという感じの家も少なくない。
だから、建物は残っていても人は歩いていない。ゴーストタウン。


工場も。
これでは雇用も戻ってこない。

この町が息を吹き返すのはまだまだ先の話、、、なんでしょうね。

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