ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

訃報

2009-03-05 23:03:46 | 母校・旧友
昨晩、私の同期入社の友人が亡くなりました。

プライベートでも気の置けない飲み友達ではありましたが、昨年まで同じ会社に出向していて、仕事の上でも多大なサポートをしてもらったので、自分の中では彼女は戦友であり、彼女の死は戦病死です。
今は、信じられない、信じたくない、ただ単に動揺しています。

竹を割ったような、はっきりした性格の人でした。
まっすぐな、正義感の強い人でした。
自分の病気を知ってなお、明るく、気丈に振舞う、芯の強い女性でした。
つらい自覚症状があっただろうに、勧めてもなかなか仕事を休むと言わない、責任感の強い人でした。

PCのマイピクチャーの中に、カラオケで猫耳をつけてはしゃぐ彼女の写真がありました。
この猫耳、昨年、「ホワイトデーのお返しがない!」と彼女に文句を言われて、新宿のドン・キホーテに自分が買いにいったもの。
病魔が襲う前の、小柄でちょっと太目の彼女の明るい笑顔。
これが、彼女との最後の飲み会になってしまいました。
でも、あれからまだ1年経ってないんですよね。

今日は暦の上では「啓蟄」、春を感じた土中の動物たちが動き出すとき。
2年前の彼女の誕生日パーティのおみやげにもらったカランコエの鉢が、今ではすっかり大きくなって、黄色い小さな蕾をたくさんつけています。

最後まで、希望を捨てずに病魔と闘ったであろう彼女を想い、自分もまっすぐに、前向きに、あきらめずに全力で生きてやろう、そう思うことにします。
でも、告別式では涙腺が壊れてしまいそうで、やばいです。
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (RASCAL)
2009-03-08 22:54:41
KINOKOさん
大変厳しい闘病生活であったことは想像に難くないのですが、彼女のことだから、医者の話を冷静に聴いて、希望を捨てずに彼女なりの選択をしていたことでしょう。
ホントに強い人でした。
今はただ、お疲れ様でした、頑張ったねと言ってあげたいです。

yacchiさん
「大変ってことは、幸せなこと」、いい言葉ですね。
「走ってばかりいないで、仕事もちゃんとやりなよ!」って言われそう。
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突然でした (yacchi)
2009-03-08 17:28:30
10年近く、私の上司でした。
厳しい中にも優しさのある、強い方でした。体も丈夫で風邪をひいたところなど、見たこともなかったのに、神様ってなんて意地悪なんでしょう。
いつも仕事の辛さを吹っ飛ばしてしまう、コロコロ笑う、彼女の笑顔が大好きで、カッコイイな~と思ってました。
数え切れないほどお世話になり、叱ってもらったこともありました。
「大変ってことは、幸せなこと」
彼女の闘病中のお言葉だそうです。
最近は何かあるにつけ、このフレーズを思い出してました。
ありがとうございました。
合掌
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残された日々 (RASCAL)
2009-03-07 17:36:49
びとっちさん、shimoさん
お言葉ありがとうございます。
shimoさんも、先日お父様を亡くされたところでしたよね。
こんなことがあっても、日常は何も変わらずに毎日が過ぎていきます。
でも、自分だって、一日一日終焉に向かっているわけで、亡くなった人の分まで、元気に、明るく、精一杯生きてやろうと思うことにしています。
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綺麗で安らかでした。 (KINOKO)
2009-03-07 10:04:58
私も戦友の彼女の死が受け入れられず、昨夜ご自宅を弔問しました。今までの苦しみから解放されて、静かに眠っていました。
お姉様が、結婚されて30年間、妹の交友関係を知らずに生活していたけど、看病のために半年間一緒に過ごし、彼女の友人や仕事の沢山の仲間が心から彼女を心配していることがわかって、素晴らしい人達に囲まれて幸せだったとおっしゃってました。
ラスカルさんの想像通り、最後まで自分が死ぬなんて考えていなかったようです。
私は人生の伴侶を失った気持ちです。告別式は盛大に沢山の仲間と見送りましょう。
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Unknown (shimo)
2009-03-06 10:20:20
同僚の死は、さぞかしつらいでしょう。
お悔やみ申し上げます。
最近、同世代の死を知るたびに、まだまだだぞーて自分に言い聞かせています。
避けられない病というのもありますから、せいぜい頑張りましょう。
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ご同情! (びとっち)
2009-03-06 07:23:17
戦争でもないのに、仕事柄、わたしの子供のような若者を毎年のようにあの世に送り出します。そのたびに涙腺は壊れ、いまだに時々ゆるみます。思い出を抱きながら生きてます。合掌
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