通常、レッスンで使っている教則本は、前半がデュエットで後半はソロの
技術的な練習曲になっている。
前半を終了した生徒さんには、好きな曲(主にバロック)をレッスンして
いくのがいつものパターン。
先日、前半をクリアした生徒さんは、後半もやりたいということなので
そうすることに。
後半の中には、ブリュッヘンが出版してくれたおかげでメジャーになった
シックハルトの曲も混じっている。
この楽譜の前書きでは、シックハルトのことを『one of the many minor
composers of the late Baroque(バロック後期に輩出した群小作曲家の
一人)』として、さらに『today,in our varied musical world there is room
for such a composer(今日の多様な音界の世界では、彼の様な作曲家も
1つの席を与えられる)』と若干身も蓋もない記述が。
でも、普段触れることのない、これだけ調号の多い調を演奏出来るのは
妙に自虐的(?)な快感もあって、捨てたモノではない。
頑張ってください。