Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

アイスランドの旅 18 キシュクバイヤフクリストフ (Kirkjubaejarklaustur)

2010-06-09 01:47:15 | アイスランドの旅 2008年




ヴィークから次の村キシュクバイヤクリストフまでの約80Km の道は無人の荒野が続きます。何キロも延々と続くルピナスの花と火山岩の荒地、羊もいないところを見ると、この間は農家の一軒もないのだとわかります。
道端に現れたケルンの丘(写真2)は観光地になっていて、説明によればこの土地にあった農家はカトラ山の噴火で消え,それ以来この地を通る旅人が農家の跡地にケルンを積み上げることで幸運を授かるとの言い伝えがあるそうです。
最近では車の旅、たくさんの旅人に積み上げられないように、道路管理局が石を全部よそに運んでしまったそうで石ころひとつも落ちていませんでした。

この荒野の山側はアイスランドの4番目に大きなミャーダルス氷河(Myrdalsjokull)地域でこの氷河には1480mのカトラ山があります。カトラ山は過去1100年の間に16回噴火しておりその間隔は40年から80年の間に一度大噴火をおこしています。最近は1918年でこの地域は過去から多くの農家と人命を奪ってきました。





N1のメイン道路を数キロ外れた未舗装の道路際に、深さ100メータ、距離2Kmにのぼる谷間があり、がたがたゆられて行ってみました。
昨夜ヴィークのキャンプサイトで集まっていたフランスのキャンパーが駐車場のほとんどを占め、やっと隙間に駐車して2Kmの崖の上を歩き回って帰ってみると、続々やってくるフランスのキャンパーで一本道はすれ違うところもなく、観光バスが一台立ち往生していました。

 



 




人口134人のキシュクバイヤフクリストフの村は12世紀から僧院のあったところで、修道女の岩、修道女の滝、修道女の湖などの名前が残り、教会の床(写真9)と呼ばれる6角形の石群等が見られます。この村から12Kmほど行った道路際の6角形の石柱群(写真10)には、どうしたらこのような形の岩が出来るのかが丁寧に書かれていました。







この村の設備の整ったキャンプサイトで一泊したので、夕方二人で散歩し、草陰に隠れていた、まだ飛べないらしい小鳥の赤ちゃんを見つけました。写真を撮っていると親鳥がけたたましくなきながら私たちの周りを飛び回ります。

きっとお母さん鳥はは子鳥にじっと動かずにいて偉かったねーとほめていたでしょう。




コメント
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