アイスランドの北部中心地のアークレイリは人口16,650人のアイスランド第四の都市です。フィヨルドの奥に面したこの町には東から来ると、フィヨルドの沿岸を走り(写真1)フィヨルドを横切る橋を渡ってすぐ町の中心地へたどり着きます。
キャンプサイトがセンターに位置して居たので落ち着くとすぐ歩いて町の探索に行きました。大変モダーンな教会(写真2)があり、お土産店だけが数軒開いていてこの日が日曜日の夕方だと気がつきました(写真3)。
冷たいにわか雨が何度もやってくるので、入ったお土産店で亭主にアイスランドの純毛のカーディガンを買いました。寒い国の羊毛は毛足が長く毛も雨をはじく為タフで直接皮膚に触れるとシカシカして気持ちの良いものではありません。アイスランド特有の手編みのセーターも、何処へ行っても売っていますが、手触りが固くやっぱり買うには躊躇してしまいます。カーディガンは直接肌に触れることがないので、寒さに震える亭主にはぴったりでした。
この夜は一晩中雨が降り続き、翌朝も雲が低く小雨が降って居ましたが、先へ進むことにしました。郊外に出たときから前方の雲にかすんだ山が見えてきました。同型の山並みで晴天ならどんなに面白いでしょう。
道の両側の高い山は雪を抱き素晴らしい景色です。道の両側の山が迫ってきて雪がだんだん山下へ降りてき、とうとう道まで雪が積もっていました。このあたりはオクシュナダルー(Oxnadalur)と呼ばれる狭い谷間で35Kmの山間の道なのです。雪は昨夜降ったらしく途中で除雪車が出動していました。
道端には雪の中を羊の群れが餌を求めてゆっくり動いていました。